「あの子、今頃どうしているだろう―。」/幼い頃、都会から転校生がやってきた。ラブホテルの隣の家に引っ越してきた彼女・由姫はとても大人びていて、話しかけることさえできなかった。だけど、私たちは―。/ある女性の一生。そして、ひとりの“親友”を巡る物語、第1巻。
おいしく食べて、おいしく生きる。大人気シリーズ『日日べんとう』のその後が読める! 荒井銀次。黄理子の元上司で、元恋人。彼が今暮らすのは、自然に囲まれた古民家。ひとり暮らしなはずの家は、実はずいぶんにぎやかだけど、近頃、ふとした時に思うことがあるようで―…。 ※こちらの作品は『月刊officeYOU 2024年8月号』に収録の「デザートは銀のスプーンで~日日(にちにち)べんとう~」をデジタル単話版に編集したものです。
「デッサンで大切なのは、よく“みる”ことです。」/どこか不思議な雰囲気のリヤコが教える絵画教室、アトリエ・カナリヤには個性的な生徒がたくさん! 今日のカナリヤでは石膏像のデッサンが課題。リヤコがよく“みる”ことの大切さを説明しているところに、体験入会希望の高慢横柄なおじさんが!? 初心者だけど石膏像を描きたがる彼に、リヤコは…。
女心の渇きを満たすのは、誰の愛ですか? 妻になったら、夫になったら、それからの日々は幸せだらけ―…、なんてこと、あるはずない。そんなことはわかっている。でも、心にスキマが出来たとき、私たちが求めてしまうものは―…。/趣味も好みも正反対、でも優しい夫。ただ、私が仕事先の男と少し親しくなったとき、彼の様子が―…。オンナの分岐点を描く読み切りシリーズ第1話。
おいしく食べて、おいしく生きる。大人気シリーズ『日日べんとう』のその後が読める! 谷原紅子。娘・黄理子を16歳で産み、その後女優として生きてきた。幼いころ禅寺に預けた娘・黄理子とは、まったく違う人生。その生き方は相容れない。そんな彼女が現在暮らすのは、一年前に訪れたある家で…。 ※こちらの作品は『月刊officeYOU 2024年5月号』に収録の「ベニコサンのリゾット~日日(にちにち)べんとう~」をデジタル単話版に編集したものです。
おいしく食べて、おいしく生きる。大人気シリーズ『日日べんとう』のその後が読める!/谷 黄理子。彼女の日課は、毎朝自分の体調にあわせて米を炊き、お弁当をつめること。毎日いろんな日があるけど、一日一日を大切に。それは生活サイクルが変わっても、ともに暮らす人が出来ても一緒。そんな黄理子の最近の水曜日は、ある人のお弁当をつくることから始まって…。 ※こちらの作品は『月刊officeYOU 2024年1月号』に収録の「お子様とランチ~日日べんとう~」をデジタル単話版に編集したものです。
引っ込み思案な佳乃に、念願の彼氏が! カレとの恋バナを打ち明けられる相手は、愛犬のプリン。この恋を大切にしたい佳乃だけど、関係に暗雲が…。涙を流す佳乃と、彼女をただただ見つめるだけのプリンにある奇跡が起こって―? ※こちらの作品は『月刊officeYOU 2023年12月号』に収録の「ワン恋!」と同内容です。
2025夏まで
私が恋した人は、死んでしまう―。/あの時、私は恋をしていた。出会ってすぐ、ふたりきりで会ったのは2回だけ。まだ誰にも言っていない、まだまだ始まったばかりの恋だった。でも、彼は何者かに殺されてしまった。「私が彼に恋をしたから」だなんて思わない、けど―。/“恋をすること”が、誰かを不幸にするなんて、思わなかった―。長浜幸子が描くサスペンス第1巻。
恋も仕事もボロボロの私が、人生再出発!?/結婚寸前だった彼氏に騙され、世界とさよならすることにした今宵。……だけど変わった男の人に見つかって、運悪く助かっちゃった!! そして今宵は、彼のお仕事を手伝うことになって…!? 心のスキマを優しさと笑いでうめる、板羽ワールド全開のファンタスティックストーリー!
「その人にとって必要な花が見える」 そんな不思議な力を持つ私、春花・39歳独身。この力のせいで、私には苦い思い出が。こんな私に、できることなんてあるのかな? 花の数だけ物語がある―。人生を彩るハートフルストーリー!
今日から私、青春します!!/22年前に娘を産んでから、生きる目的は娘を育てることでした。娘とふたり、精一杯生きてきました。その娘も社会人に。そして、気づいてしまったのです。「もう、母親の役目はおわった」ことに。あれ待って、私、今日からどう生きていこう。だから私、女子高生になりました。七尾ゆずが贈る、オンナ40歳からの大冒険第1巻!!
アラフォーで独身。毎日を楽しく生きていたら、“セカンドバージン”だということに気が付きました…! とりあえず一歩踏み出さないと始まらない。そんな時、20年前につきあっていた元カレと偶然再会して!? ※こちらの作品は『月刊officeYOU 2023年9月号』に収録の「恋してみたくなりました」と同内容です。
表紙やタイトルからはかなりイロモノ的な印象を受けるかもしれませんが、笑って感じ入ることのできる素敵な作品です。 40歳で女子高生になる、というタイトルは主人公の森梅(もりうめ)が定時制高校に通い始めることを意味しています。10代で娘を産むも、夫に逃げられ高校もしっかり卒業できなかった梅。母子家庭で身を粉にして必死に働いてきた梅が、定時制高校で出逢うさまざまな人々との交流を通して人生の後悔を取り戻していく物語となっています。 それなりの苦労をし、人生経験を積んできた梅ですが、そんな彼女ですら想像が及ばないような生き方や思考をしている人がたくさん通う定時制。花ちゃんやキララなど、一筋縄ではいかない訳アリでキャラの濃いクラスメイトひとりひとりのエピソードに見どころがあります。 さまざまな不遇の原因を「個々人の努力不足」と断じることに対して、近年はそもそも努力ができる環境にあった人は自分が恵まれていたことを理解していないケースが非常に多く、また身体的な理由や精神的な理由によって同じ環境であっても同じパフォーマンスが出せない人もいるという当たり前のことが少しずつ浸透してきてはいます。しかし、まだ十分ではありません。人間は自分の当たり前を基準に他人のことも推し量ってしまいがちですが、それが通じない相手も数多くいることを肝に銘じておかねばならないと感じさせてくれます。 ともあれ、コミュニケーションや言動で失敗を重ねながら、それでも持ち前の性格や行動力で道を切り拓いていく梅を見ているととても元気が出ます。 少女マンガのカテゴリーですが、恋愛メインではなく人間ドラマが中心なので男性にも非常にお薦めしやすいですし、実写化も映えそうです。古き良き少女マンガの性別を問わない人情コメディを思わせながら、価値観としては令和の今に応じて描かれている、そんな作品です。