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六文銭
六文銭
2021/09/23
新感覚ゾンビサバイバル#1巻応援
言いにくいのですが、すごく好みな作品でした。 設定としては、突然の感染によってゾンビがはびこるようになった街で、大型ショッピングモールに立てこもった若い男女6人の話・・・という、まぁゾンビ系ならよくある感じなのですが、新感覚なのは登場人物の緊張感がないところ。 というのも、話題の中心が 「生き残ること」 ではなく 「誰が誰を好きか?」 という点。 この時点で結構、自分好み。 なんというか、このほうが妙にリアリティを感じるんですよね。 昨今のコロナの感染拡大をみると 現代人の「まぁ、なんとかなるっしょ」感覚が、骨の髄まで染み込んでいるっぽいので、おそらくゾンビが蔓延っても、消えないんだろうなぁと思っており・・・。 結局、周りにゾンビがウロついていても、危機に直面しなければ 「まぁ、いずれ救助くるっしょ?」 ↓ 「今を楽しまないと!」 ↓ 「恋愛しよう!」 ってなったのだなと思いました。 必死に生き残る気が皆無な感じが、たぶん現代っ子の特性なんだと思います。 「転生あるから、ワンちゃん大丈夫っしょ!」 と言い出しかねない軽いノリ、嫌いじゃないです。 脱出しようと試みたり、救助にきたヘリが墜落したりと、サバイバル系な動きもあるのですが全体的に漂う弛緩した空気と混ざると、不思議とクセになります。 1巻の終わりもヒキをつくってくれたので、2巻が楽しみなのと、 また新しいゾンビ漫画を発見できて嬉しい限りです。
六文銭
六文銭
2021/09/18
初めて読んだ時の衝撃
大好きな作品の1つです。 九井諒子先生自体 「九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子」 で初めて知ったのですが、オチが予想できないというか、童話のようなハッとする発見があって、めちゃくちゃ感動したんですよね。 今まであまり読んだことないタイプの衝撃でした。 その後も「ひきだしにテラリウム」など短編をあさってましたが、いかんせん作品数が少なくて悶絶していた中で、 この「ダンジョン飯」が連載開始! ということで、1巻から小躍りしながら楽しんで読んでおります。 上記短編同様、独特の発想力が本作でも健在。 「ダンジョンで何を食べているのか?」 というゲームやっている人間なら誰しもがもつ疑問を 「モンスターを食べている」 という斜め横の展開を見せつけてくれました。 しかも、誰が参考にできるのか?と言いたくなるようなレシピまで載っている丁寧さに感服しました。 ここまで非現実的なことやっておいて、例えば、クラーケンについた寄生虫を蒲焼きにして食べて、その寄生虫に食あたりおこすといった、ごく普通に食中毒を起こす描写もあるので(モンスター食べたらどれも食中毒起こしそうだし)、謎のリアリティも出してくるから、より面白くなるんですよね。 神は細部に宿る と言いますが、細かい設定を丁寧に描いているから全体がまとまっている感じがします。 思い残すことといえば、 笑い飯がM1決勝までいって何度も優勝逃したように、ダンジョン飯もマンガ大賞に何度もノミネートされて結局とれなかったのが、個人的に残念でした。 それくらい斬新で面白かったのですけどね。 11巻で、物語も最終章?に突入とのことですが、最後まで目が離せない展開なのと、結局何が一番美味しかったのかライオスが総括してほしいなぁと思いました。
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
2021/09/16
ゾンビ×男女シェアハウス=サバイバルラブコメ! #1巻応援
めっちゃ面白かったです!! まず絵がすっごい好きです! そしてゾンビの緊張感からの、恋愛脳なムード。 千葉県でゾンビが発生し始め、幕張のモールに逃げ込んだ水上梨々(17)だが、取り残された男3女3での恋人争奪戦が水面下で進行していく! 恋に興味ない主人公と、彼氏彼女を作ることしか考えないその他! 男女混合シェアハウスゾンビサバイバル! 1話 https://twitter.com/menoirokaeru/status/1436648552516624390?s=20 主人公が現役ソフトボール部だったこともあって、かなり動けてバットでゾンビ倒せて、いろいろ事情ありつつ、ちゃんと冷静に頭もきれるのがアツい! いいぞ、主人公!って気持ちになります。 まさにシェアハウス恋愛リアリティショーのごとく、名前と職業、年齢出てくるのがいいっすねー。 あと雫さんの職業!菜食主義って!本当は何してるんだ?気になる! 話が進むにつれてそれぞれの好意の矢印の向きが、なるほどそういうこと?てシンプルじゃないのも面白いです。 恋愛ばっかり考えてていいのか!ゾンビへの対抗手段は!? と、1巻がすんごくいいところで終わってるんですけど、第2巻がすぐ来月10/15発売予定なのは嬉しいです! 作者さん、千葉県が好きなのか在住なのか、他の作品にも幕張や千葉がよく出てくるのがなんか好きです。 作中でも触れられてますが、千葉って他県と川で隔てられてるから封鎖しやすいっていう立地もナイスチョイスだなって思いました。 舞台設定の立地って大事ですよね! これからどうなっていくのか楽しみですー!
兎来栄寿
兎来栄寿
2021/09/09
清新な才気がきらきら光る短編集
ハルタコミックグランプリ受賞作品である「星の影」を始めとする、新鋭・三星たまさんの8作品を収録した短編集です。 「ひなた家」 「スター・ドリーマー」 「学生ランダ」 「青春フィート」 「魔法使いと弟子」 「星の影」 「涙に隠す」 「ゼラニウムの影」 と、タイトルを並べるだけでも何となく作風が見えてくるのではないでしょうか。ファンタジックなお話が多く、そしてどの作品にもきらきらと星が飛ぶように感情が弾けるシーンがあります。 とにかく三星たまさんの絵が可愛いのが最大の美点で、ペンネームのデザインすら流れ星を模していて可愛く、優しい雰囲気もあいまって読むとぽわぽわと宙に浮かぶような気持ちになれます。 個人的には「スター・ドリーマー」の社会で負った疲れが癒されるところ、「学生ランダ」での熱い学ラン語り、「青春フィート」のコンテンツで結ばれた甘酸っぱい関係性、「星の影」のヒロインのエグいほどの可愛さなどが好みです。 余談ですが、紙版の装丁がとても良いです。デザインも含めて絵の可愛さを何倍にも増幅させる、とても良いお仕事です。ハルタ系の作品はアンケートハガキもかわいいので、紙で揃えたくなりますね。 気に入った方は同時発売の連載作『夜の名前を呼んで』もぜひ。