sogor25
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2021/03/02
自殺の「方法」を異能力にして蘇るバトルアクション #1巻応援
主人公の青年は両親が無理心中を図ったという過去の経験から"自殺"というものに過剰に敏感になっている大学生。 彼が近所の「自殺の名所」と呼ばれる場所の前を通りがかったとき、中学生くらいの少年がその中に入っていこうとするのを目撃します。 慌てて彼を止めようとその自殺の名所に入っていく主人公でしたが、少年に追いついた場所にはすでにもう1人“先客”がいて、しかもその男は不思議な能力を使い2人に襲いかかってくる という導入の物語です。 この作品は、1話の序盤で単なる噂話として語られている、自殺者がゾンビのように蘇る「死ニカエリ」と呼ばれる存在にまつわる物語です。 この「死ニカエリ」はただ自殺した人間が生き返っただけでなく、その自殺の方法に由来する特殊な能力を有しているという特徴があります。 異能バトル的な設定ではあるのですが その能力の発現方法はかなりインパクトがあり スプラッターホラーに近い雰囲気もある作品です。 また「自殺」という行為そのものに強い抵抗を示す主人公なのですが、1巻の途中である事実が判明し、今後の展開次第ではありますが、主人公の心の葛藤や倫理観の衝突にも注目したい作品です。 1巻まで読了
nyae
nyae
2021/01/21
たとえ世界が終わっても変わらないもの
おそらくなにかウイルス的なもので世の中が荒廃し、多くの人が亡くなってしまった世界で、生き残った人たちがどう生きるか。 それは意外と、いまと変わらないかもしれない? 主人公の漫画家志望の女性・真野さんと、編集者の男性・K澤さんがひたすら連載を目指して打ち合わせをしているところが描かれます。しかしネタを出すにも「もうそれはあるんだよな…」というものばかり。これ、今と対して変わらないな…?(そういう話の中に実在の作品名が出てきたりするのが笑える) ただ、ところどころになにか得体のしれない不安感は漂っていて、例えば編集のK澤さんの正体が謎なところ。漫画編集であることは間違いないようですが、意図的に顔を見せないように描かれているし、過去に何が秘密を持っていそう。そこが読んでいてずっとこわい。あとは、現在進行系でどんどん人が死んでいっているのが話の流れでわかること。 そういう世界観でありながら、ネタ出しのためにしてるふたりの会話が面白くて、感心する所も多いです。死生観について話しているところでは思わず「あ〜」という声が出た。 ページ数もあまり多くなくサクッと読めるのでおすすめしたい。