似てるのは、顔だけ。何がどうしてこうなった!? TVの華やかな世界で笑顔を振りまく大人気アイドル。かたや、折角就職できたデザイナーの仕事を辞めて、パチンコ店で働くしょぼくれた俺。そっくりな顔なのに…、双子なのに…。今までずっと『同じ』だと思っていたのにある日突然、気がついてしまった。“あいつ”と“俺”、一体なにが違うっていうんだぁ…!!とあるパチンコ店員AとアイドルAのこけて、つまずいて、時々起き上がる双子の物語。電子書籍限定特典として、描き下ろし漫画、カラーイラスト収録!
ようかい歌留多
江戸の町で巡り合った紫苑と六出。一人ぼっちの“ハンパ者”同士が、訳ありの旅に出ることに。しかし、行く先々で出くわす妖怪たちは問題だらけで…!?【収録内容】・第1話~第5話・電子限定特典
いろはむらさき
吉原で本屋を営む蔦屋重三郎は、のちの喜多川歌麿となる絵師・北川豊章を知人から紹介される。しかし、それは湯屋で重三郎の下駄を盗んでいった「変人」だった。稀代の出版人・蔦重と、彼に見出された気韻生動の絵師・歌麿。二人の男は情熱を分かち合う相棒となり、江戸に新しい文化を芽吹かせていく――。【収録内容】・第1話~第4話・番外編
線上の犬
ここは、人と人ならざるものの均衡を守る法務省特類種管理局。松葉の“相棒”としてやってきたのは、鬼科吸血属――通称“吸血鬼”。彼の望みは一つだけ。「おれは、人間になりたい」
世界の治安を守る警察組織「W・S‐ワールド・セキュリティ‐」には、危険な任務を遂行する特殊部隊がある。ドジだけどがんばり屋の雨丸(さめまる)は、念願の特殊部隊“エイジ”になり、配属先の交通課への期待に胸を膨らませていた。しかしパートナーを組むことになった上司は、自分より年下の13歳の少年で-----!? 左近堂絵里の初連載作、特殊ケーサツカラフルデイズ、待望の新装版第1巻!
おのれフリー!
綾いつきは、大手化粧品会社で営業として働く26歳。母が経営する会社の跡を継ぎ、社長になることを夢見る「マザコン社長バカ」。しかしある日、天使と悪魔を自称する不審な男2人組に家に押しかけられ、同居生活を強要されてしまう。自分の仕事もままならぬなか、態度の最悪な同居人2人を抱え、いつきの堪忍袋は爆発寸前に……。
故郷の惑星が滅亡し、子孫繁栄の任務を背負わされたローザ、フレム、リズの3人はいにしえの契約を頼りに遠く離れた辺境の星・地球へやってくる。訪ねた地球人は、引きこもり気味の偏見強めの偏屈男子・陰地野実莉。地球の《常識》なんて関係ない3人は、自由に、気ままに、やりたいように地球生活を謳歌する!!エイリアンつよつよガールズVS偏見偏屈地球男子の同居型異星間交流コメディー!
幼い頃からいつも一緒に過ごしてきた冬葵と瑛莉と京。これまでずっと友達としての関係を続けてきたが、冬葵は瑛莉に対して友達以上の感情を抱いていた。そんなある日、3人は久々に遊園地に遊びにいくのだが、そこで冬葵は自身の恋が叶わぬものであると知ってしまい――【電子限定特典付き】
クリスマスの夜、一人の男があるマンションの一室に侵入していた。目的を果たし、いざベランダから逃げようとすると、隣の部屋のベランダに居た女の子に見つかってしまう。警察に通報されるかもしれないと焦る男だったが、女の子は意外な反応を示し…。
マイ・リグレット
やさぐれた高校生・竜丸は、「ツケ払い」が出来ると噂の千田食堂に友達と足を運ぶ。心優しい店主を前に遠慮なくツケで腹を満たす彼らは、“タダ飯が食えるたまり場”としてそれから何度も通うようになる。しばらく経ったある日、まとまったお金を手に入れた竜丸は一人で千田食堂を訪れるが、何故か扉は閉まっており、その翌日も店は物音一つせず静まり返っていた。【電子限定特典付き】
裸足のせいめい
これは、恋をしない人と恋をする人が共に生きるための物語。桜井飛鳥には恋愛感情がない。そんな自分を「普通じゃない」なんて思ったことはなかった。10年前の、あの一瞬を除いては――男女4人、かけがえのない存在に至るまでの恋と友情の物語が始まる。
ある人に長い、長い間心を奪われながらも違う人と偽装結婚した光。しかしその想い人が突然現れて…夫の晴天、そして想い人との三角関係を描く。思い焦がれ、諦め、飲み込み、そして選んだ覚悟。そのすべてをゼロにする「あの人」誰を愛するのか誰に愛されるのか新感覚ラブストーリー!
皆さんは人生において「何であんなことを言ってしまったんだろう」「あのとき、もしも違う行動を取っていれば」といった強い後悔はあるでしょうか。 私は大いにあります。何なら時々、色々と思い返して苦鳴を上げてしまうタイプです。人間には折角「忘却」という便利な機能が付いているのに、忘れられないことばかりです。 ただ、人生とはそうした後悔の連続で作られるもの。後悔があるからこそ、未来へ向けて推進する力が湧くし成長もできるという面もあります。 この作品は、そんな個々人の過去の苦い後悔を想起させてくるような内容です。 スリ・恐喝・ギャンブルなどを日常茶飯事とする不良少年の主人公は、無料でご飯を食べさせてくれる老人が営む店を知りそこに通うようになります。 その老人には、非常に頭脳明晰でありながら他者との関わり合いが上手くできずに引きこもりになってしまった孫がいました。 不良の主人公と、元・優等生の老人の孫。まったくタイプの違うふたりであるが故に、そこに物語が生まれていきます。そして、彼らの行動原理となるのは、まさにタイトル通りそれぞれの「後悔」です。 後悔は前述の通り、人生における通過儀礼のような側面もありますがそれでも相応の痛みは伴うもの。そんなところに 「お前もあの子らも みんな何かが足りてないんだよ でも それでも生きていかなきゃだろ?」 という、人生の先達である老人の言葉が非常に沁みます。 最初はインモラルな主人公に感情移入しにくいかもしれませんが、1冊を読み終える頃にはそれも変わっているかもしれません。