ニチブンコミックスの感想・レビュー304件<<45678>>現代のグルメブロガー的価値観の御大ラズウェル細木のグルメ玉手箱 ラズウェル細木野愛酒のほそ道よりもごく軽くさらりと読める短編集。 というか、酒のほそ道の合間に挟まるラズウェル先生のコラムとかページの下の方にたまに描いてある簡単レシピとかそういうものに近い感覚です。 盛り上がりはないけれどラズウェル先生の人となりとやりたいことは伝わる気がします。 自分で駅弁の再現をしたり幕の内弁当作るのはめちゃくちゃ楽しそう! 牛丼チェーンの食べ比べをしたり、崎陽軒のシウマイ弁当の食べ順のこだわりの話だったり、めちゃくちゃ現代のグルメブロガー的な価値観の漫画でした。 それをラズウェル先生という大御所が楽しんでやっちゃうのがいいよね。 だって現代のグルメブロガーの尊先だし御大じゃないですか、ラズウェル先生。 年末年始暇だしおせちのかわりに幕の内弁当作ろうかなあ宮下あきら漫画を読み込んでいないとむずい極!!男塾 宮下あきらstarstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男宮下あきらの集大成なのか「魁!!男塾」「私立極道高校」「ボギー THE GREAT」「瑪羅門の家族」などの懐かしいキャラクターや当時回収できなかった話を無理やり解決させたりしていた。今思えば懐かしい時事ネタの「STAP細胞はあります」とかがあったりもした。内容に関しては週刊少年ジャンプ時代の宮下あきらの漫画を読んでいないとちょっときついかもしれない。 激!!極虎一家とBAKUDANと嗚呼!!毘沙門高校は出ていなかった。 特に本編とは関係ないですが、8巻に幻の短編「魁!!俺の青春塾」が収録されています。作者が若いころに応援団の「炎油鍋」という男塾名物「油風呂」の元ネタを見て感動して漫画を描き始めたという素晴らしい短編です。懐かしすぎる感じ私立極道高校2011 宮下あきらstarstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男私立極道高校に登場した学帽政の息子が主人公で日の丸頑平の息子が出てきたり私立極道高校の総長が食事に牛一頭食うネタとか懐かしい話ばかりで始まった。最初の方のノリは私立極道高校に近く途中から魁!!男塾の「王大人」がでて歳をとった男塾のメンツが登場して次回作である「極!!男塾」へ続く感じで終わった。長岡鉄雄っぽいのも登場していたが特に紹介されなかったし俺の好きだった加藤梅造っぽいのは登場もしていなかった... 優しくて高カロリーな幸せ飯漫画日曜日の背徳めし 魚乃目三太野愛背徳感とか罪悪感って人生を楽しむためのスパイスですよね。とは言え犯罪行為や不貞行為はダメ絶対。 料理上手で健康志向の妻に隠れてハイカロリーな飯を食う、そんなドキドキくらいがちょうどいい。 鴨志田がこっそり楽しむ背徳めしは、ありえんくらいにチーズ増し増しのピザトーストとかバターとチーズたっぷりのオムライスとか、カロリーのことを考えたら背徳どころの騒ぎではないけれど絶対美味いだろうなあという料理ばかり。 こっそり隠れて食べたくなる気持ちはなんかわかる!! とにかく幸せそうに背徳めしを頬張る鴨志田の表情を見ていると、こちらも幸せな気持ちになるんだなあ。 おじさんがご飯を食べるだけの漫画でもじゅうぶんすぎるほど素敵なのですが、最後に明かされる妻の秘密でより素敵な漫画に仕上がっているのが素晴らしい。 さすが魚乃目三太先生、さりげない家族愛や夫婦愛を描くのが上手いなあ…。 お腹は空くけど幸せで満たされる作品でした。 プロ野球選手とヤクザの友情はぐれもの~アウトロー~ 中原裕 神尾龍名無し※ネタバレを含むクチコミです。徳川幕府最後の将軍のグルメ物語!慶喜のグルメ 旭凛太郎 青木健生名無し※ネタバレを含むクチコミです。みそかつ食べてみたい美味しい名古屋を食べに行こまい 榊こつぶ野愛旅行できないというかしにくいというか、そんな状況だと余計に旅行したくなる。 なのでご当地グルメ漫画を読むのです。 行った気になるわけじゃないし思いは募るけど飯漫画は人を幸せにするのです。 名古屋飯、パワフルですよね。 炭水化物が多いし、こってりがっつりが多いし、なんか食べたら元気になりそうな感じがします。 トンカツもエビフライも醤油かポン酢でさっぱり食べたい派の軟弱者ですが、みそかつ食べてみたい…! 旅行どころか外食もしづらい昨今ですが、食べたいものとか行きたいとこを考えながらポジティブに過ごしたいものですね。 食べてないけど名古屋の元気をもらえそうな漫画でした! 表紙詐欺に注意ささひと 花月仁名無し※ネタバレを含むクチコミです。デリヘルの社長が店を守る手段は…そう、暴力!!バタフライ 東元俊也名無し漫画ゴラクスペシャルで連載されていただけあって過激です。デリヘルの社長がルールを守らない客や、店を荒らすヤクザを暴力で懲らしめる話です。エロよりも暴力がメインのエンターテイメント漫画ですが、同業者からのルール違反の引き抜きや、騙されてAV出演させられた女の子など、業界の闇についての話もありました。女の子には優しいところが「フルーツ宅配便~私がデリヘル嬢である理由~」との唯一の共通点です(笑) 絵柄は変わっていませんが、何も知らなければテセウスの船の作者さんだと気づかなかったかもしれません。いろんな雑誌で描かれてた作家さんなんですね。それは恋というものなのものかげのイリス 艶々starstarstarstarstar野愛狂おしいほどの、身を焦がすほどの恋に出会うこと。それは幸せなことなのでしょうか。 何もない日々を過ごす真面目な高校生・利也が謎の美女・七彩と出会い、性に目覚め恋に落ちる物語。 七彩との出会いによって、年下の恋人や母親と過ごす利也の日常は変化していきます。 知り得なかった彼女たちの女の顔を知り、穏やかな居場所を失くし、日常を失くし、七彩以外見えなくなっていく利也。 恋を知らなかった頃と知ってしまった後の利也の顔つきの変化が素晴らしく、艶々先生の表現力に改めて感嘆させられました。 艶々先生の描く生命力に満ち溢れていながらも、儚くて美しい女性が好きなのですが、この作品は少年から大人へと変化していく利也の表情が何より印象的でした。 狂おしいほどの、身を焦がすほどの恋。 溺れている間は幸せなのでしょう。 しかし、ひとつの恋を終えて焦がれた身体と甘い記憶だけを抱えて生きるのはあまりにも辛く苦しいことのように思えます。 それでも、ラストシーンの利也は穏やかな笑みを浮かべているように見えました。 物語を見届けて、艶々先生の言葉を読んで、ひとつの恋を終えたあとの甘い痛みのようなものが、胸を締めつけて離れないのです。 304号室に現れる謎の怨霊デスホテル ハセガワM名無し※ネタバレを含むクチコミです。おっぱいか野菜かどっちかにして、というある意味贅沢な世界観ベジたべる 鹿島麻耶野愛おっぱいか野菜かどっちかにしてくれ!! 大人なんだからおっぱい出てこなくても野菜食べるよ!! エロと飯は分離してくれ!! とは言いつつ野菜レシピはめちゃめちゃ参考になります。別に彩芽さんはおっぱいをフックに野菜食わせようとしている訳ではないので冒頭の発言は言いがかりです。 出てくる野菜レシピを真似すれば自然に栄養吸収の効率よく野菜が食べられるので食育的な観念でもいい漫画だと思います。 ラッキースケベはもうちょっと少なくていいなあ、飯漫画だしなあとは思っちゃうけども。でも彩芽さんかわいい。続きが待ちきれない警部補ダイマジン コウノコウジ リチャード・ウーstarstarstarstarstarさいろくクロコーチが好きだったのだけどこの作品の存在に気づいていなかった。 昨日1巻を読み始め、今6巻を読み終わって7巻が待ちきれない。ゴラクを買うしかないのか…! 深淵の闇に潜って光るダークヒーロークロコーチ コウノコウジ リチャード・ウーstarstarstarstarstarさいろくダークヒーローにハマって早数ヶ月、「警部補ダイマジン」を読んでてこいつを思い出した(実際シルエットだけ出てくるんですが) クロコーチはダイマジンと比べると演技派で、頭の回転も更に早く、ブサイクでエゲツなくて憎めない悪の警部補であった。ダイマジンも好きだけどクロコーチもよかった。 よく出来た壮大な刑事ドラマを見ているような気持ちになれる素晴らしい作品。プレイがエスカレートし過ぎでは…しおりの日記 艶々名無し回を追うごとにエスカレートしてるな… プレイ日記を全部読んでる夫もヤバいわ… あと「若いツバメ」って表現ひさしぶりに見た気がするw人の振り見て我が振り直す漫画癒されたい男 月島冬二名無し自分にも主人公と似たような要素があるのですが、この漫画を読んで「めちゃくちゃきもいな」と思ったので、こういうこと考えるのやめようと自然に思えました。ありがとうございます。 冤罪だけは…絶対に許さねエ…!!横浜ロック 前田治郎名無し今月初めて読んだんだけど、かなりよかった。 痴漢冤罪っていう時事ネタをうまくフィクション化してて、手口にそれっぽいリアリティを持たせている。ダミーとかいう謎のハッタリもあったけど、あれはあれで良かったかも。 そして、なにより犯人の顔のひと目見て分かるヤバさが堪らないね。江戸前の旬の孫弟子のマンガ北の寿司姫 九十九森 さとう輝starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男江戸前の旬関連作品とは知らず読み始めたが開始数ページで旬が江戸前の伝説的な寿司職人として登場してそこで江戸前の旬関連作と知った。 努力する寿司の天才であるさくらが寿司修行をして最終的に大会に出るという内容。江戸前の旬を読んでいなくても楽しめるし「江戸前の旬」を知ってるとより楽しめるマンガだな写真漫画という、静止画の魅力が香る作品東京シャッターガール 桐木憲一名無し写真も漫画も静止画だが、 ともに静止画の良さを追求しながらも やはり動画を超えようとする試みも今までには 数多く執り行われてきただろうと思う。 とくに漫画はページ展開やコマ割り、 効果線というのかスピード・動きを表現する線などの書き込みなど 様々な表現方法が研究され発表されていると思う。 しかし今の時代はテレビ・映画・アニメ・Youtubeなど 各種の動画が普及し氾濫し、プロからアマまで 見る側も作る側も浅くも深くも動画に 当たり前に接することが出来る時代になっている。 例えば東京歴史案内とか観光ガイドとかでも 簡単に見やすく楽しく判りやすい動画が Youtubeなどで手軽に閲覧できる。 だがそれでも「東京シャッターガール」からは けして情報が少ないとか古いとか 「つまらない」というものではない、 そう思わせてくれるものを強く感じた。 静止画が動画を超える、とまでは言わないが 動画にはない静止画の良さと言うか、 余韻とか名残りとかを感じさせてくれるものがあると感じた。 「東京シャッターガール」は多分にそのへんを 伝えたかった漫画なのではないかと思う。 通常の漫画と比べると、効果線というのかスピード線というのか、 動きを漫画的に表現する絵が殆ど無い。 とはいえ、全く無いわけでもなく 流鏑馬のシーンとか路面電車のシーンとか、 ときどきはそういう線画を加えたコマも出てきたりするんですよね。 このへんに作者の先生の考え、表現方法の機微があるようで 色々と想像してしまう部分があったりしました。 1巻読んでみたよ!江戸前の旬 九十九森 さとう輝やむちゃドラマ化が決まったというので1巻初めて読みました。 実はほんとに初めて読みました。私の中では築地魚河岸3代目とほぼ同じ内容でしょ?っていうイメージだったんです。築地魚河岸の方は結構好きなのですが…なんだろう、比べてみるとちょっとほのぼの感が足りない?いや魚河岸と寿司職人じゃもちろんちがうんですが。厳しい。空気が。 それでオヤジさんがまぁえらい男前。 インターネットで江戸前の旬と検索したら読む前に読め的なブログがあって、雑誌連載を少しづつ読むのがちょうど良く、まとめてコミックで読むのは向いていないと書いてありました。天才の所業ラブラブエイリアン 岡村星野愛一巻無料だったので試しに読んでみたら腹筋攣るレベルで笑った。 いわゆるガールズトーク的なやつかと思ったらレベルが全然違う。超ハイクオリティで下品すぎて逆に知性すら感じる。 ケツにケツって落書きするのはまだ可愛いけどI'm FUCK FUCK MEはまじで天才の所業。どの宇宙で修行したらそんな面白いこと思いつくの?天才すぎて嫉妬するレベルだしこんな楽しい友達が欲しい!!原点にして頂点の酒漫画酒のほそ道 ラズウェル細木野愛原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。 復讐のため地獄の地下監獄へ入った男アンダープリズン 宮尾行巳名無し※ネタバレを含むクチコミです。純愛投資学編ミナミの帝王 天王寺大 郷力也名無しいまのところ普通の投資詐欺っぽいけど。。 流れが予定調和にならないか心配 純愛と投資学、最終的にどっちをとるかみたいな話なんだろうか<<45678>>
酒のほそ道よりもごく軽くさらりと読める短編集。 というか、酒のほそ道の合間に挟まるラズウェル先生のコラムとかページの下の方にたまに描いてある簡単レシピとかそういうものに近い感覚です。 盛り上がりはないけれどラズウェル先生の人となりとやりたいことは伝わる気がします。 自分で駅弁の再現をしたり幕の内弁当作るのはめちゃくちゃ楽しそう! 牛丼チェーンの食べ比べをしたり、崎陽軒のシウマイ弁当の食べ順のこだわりの話だったり、めちゃくちゃ現代のグルメブロガー的な価値観の漫画でした。 それをラズウェル先生という大御所が楽しんでやっちゃうのがいいよね。 だって現代のグルメブロガーの尊先だし御大じゃないですか、ラズウェル先生。 年末年始暇だしおせちのかわりに幕の内弁当作ろうかなあ