あうしぃ@カワイイマンガ
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2021/02/18
親友女子のチャレンジ同居生活 #完結応援
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恋人と親友、何が違うのか?と考える。 恋?性欲?……特別感と言う事なら、親友もかなりの物ですよ?百合を「精神的な清い繋がり」という狭い定義で捉えるなら、時に親友は恋人と並ぶ位、百合的だと思うのは私だけでしょうか?(そういう関係性に、私はよくロマンシスという語を当て嵌めます) ルームメイトで同じ会社に勤める伊勢さんと志摩さんは、高校の時からの知り合いですが、親友になるのは社会人になってから。 要領が良くてもドライな伊勢さんと、仕事は出来なくても人当たりが良い志摩さんは、仕事でも日常生活でもナイスコンビ。恋は無くても互いが切り離せない二人は、うん「相方」ですね!(画像は1巻/CHALLANGE10より。周囲から見ても「相方」な二人) 毎日やりたい事、試したい事をチャレンジ表に書き出して、試していく日々は楽しそう。でもこれ、二人だから続くんだろうなぁ……と羨ましくもあり。 恋をしたい!という二人ですが、次第に二人の間には少しの、ズレや複雑さが見えて来る。最後まで読み進めれば、単純なユルフワお友達ではない、互いを奥深くまで受け入れた「親友」の、心震える感情交換が味わえます。 そして全て分かってから、また1巻から読み返してみると……えっ、この時彼女は何思ってたの?という感じで、かなり驚かされる造りになっています。その辺は是非、本編で確かめてみて下さい!
nyae
nyae
2021/01/25
「ぬい活」という文化を知る #1巻応援
異世界の王子が日本のぬいぐるみ文化に感銘を受け、"ぬい"として転生するところから物語が始まります。そしてぬいとなった王子と運命的に出会った青年・国丸とのほんのりBL風味な微笑ましいドタバタライフがストーリーのメインですが、何も知らなかった私には今は当たり前に存在している「ぬい活」という文化について知れたことが何より大きかったです。 世の中には人の心の隙間を埋めてくれたり、無償の愛を注げるような存在は無数にあると思いますが、そのうちのひとつ、「ぬい」を愛でる文化はこんなにも大規模なものだったんですね。#ぬい撮り、#ぬい服 などをSNSでタグ検索すると、大事に愛されている子達が出てくる出てくる。 読んでいたなかでも衝撃的だったのは、購入したぬいを「うちの子としてお迎え」する儀式。いわゆるもともと商品に付いてるタグを、もし経済的に困ったときに高値で売れるよう付けたままにしておくんだそう。そして正式にうちの子にすると決まった際に初めてタグを外すという(もしかしたら漫画オリジナルの演出かもしれないけど、実際にありそうだなと思った)。 と、そうした知られざる「ぬい」の世界を知ることができた1巻でしたが、キスして人間になったりぬいに戻ったりする王子と恋愛経験なしのオタク青年・国丸の関係に大きな変化が生まれる(かもしれない)2巻、期待大です。
兎来栄寿
兎来栄寿
2020/10/24
同級生の教師と生徒という不思議な関係性
炊田鳩子さんの初単行本。どこかで描いてた方なのかな? と思うほどに絵もネームも非常に読み易いです。ちなみに、一瞬吹田かと思ってよく見たら炊田(たけた)さんでした。作者名にルビが振ってあるのはありがたいといつも思います。 1年で3歳分歳を取る特異体質を持つ加藤が、かつて同級生だった友人折原と生徒と教師という立場で再会するところから物語は始まります。 この根幹にある設定が、さまざまに作用して妙味を生み出します。先生としては子供っぽいと周囲から見られている加藤。しかしその実は……というところが描かれていきます。20年生きると60歳分加齢されるとしたら、自分はどのように生きただろうと思わず考えさせられました。 第7話で病院で出逢うおばあさんとの、病気に対する向き合い方にまつわる会話のシーンはこの作品でも特に好きなところです。この病気が実在しなかったとしても、人間が自分の力ではどうにも立ち行かなくなってしまった時にいかに生きていかに周りの人間と関わって行くかというテーマは普遍です。 人間の価値は、自分の最期を悲しんでくれる人がどれだけいるかで決まると教えてくれた中学時代の先生の言葉を思い出しました。物語の行く末は寂しい結末を予感させますが、加藤が迎える終わりを見届けたいです。 余談ですが小深田先生や国頭先生など、ショートカットの女性がやたらと魅力的に感じられました。私はロング派なんですが。