あらすじ
宮崎駿、富野由悠季ら、そうそうたる綺羅星が活躍した80年代のアニメ業界。
新進気鋭のアニメ監督であるお父ちゃんに影響を受けながら、成長していく子供たち「オタク版 三丁目の夕日」開幕です。
13年の2月から某漫画投稿サイトにて連載開始をした話題作。 マニアックなアニメネタ、80年代カルチャーてんこ盛りのほのぼの漫画です。 14年にKDPコミックから初の書籍化が決定。 2015年「このWEB漫画がスゴイ」にて紹介されました。
あとがきには、作者が、宮崎駿監督の元で演出を勉強した 「東小金井村塾物語 巨匠と過ごした夏」もたっぷり加筆! ほかにも未発表4コマもたくさん収録されています。
Dr.スランプにうる星やつら(1981年)、マクロス(82年)、キャプテン翼やクリーミィマミ(83年)、そして風の谷のナウシカは84年……僕らが夢中になった80年代の、あの時のアニメ。
今になって気付くのは、それらを創っていたのは、実は誰かの「父ちゃん」だった、ということです。
アニメ屋の「父ちゃん」がいる日常って、どんなだろう……。そんな興味を漫画にしたのが、この『アニウッド大通り』です。
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主人公の父は、TVアニメの演出家(監督)。かつてガンダムの名作回に関わり、今では有名作品を手掛ける父は、あまり家に帰らないけれど、家では子煩悩で愛妻家。子供と自作のゲームで遊び、TVを楽しみ、普通の父親が教えないようなことを教えてくれます。
そんな父を持つ主人公の小五男子は、みんなとバカをやりながら、ノートに次々と漫画を描く日々。そして父の仕事を見て、アニメや映画への憧れを持つようになります。
友達との遊びや二年生の妹との毎日は、懐かしい80年代の団地の風景。しかし妹は物凄く絵が上手かったり、父譲りの壮大な制作を兄妹で行ったりと、普通とはやはり、ちょっと違う。
こんな風に未来のクリエイターは生まれるのかな……と、ちょっと羨ましくもあり。
主人公の日々には、今までにない出会いがある一方、周囲に少しの変化があり、おバカ男子ではいられない寂しさが次第に訪れます。
時を同じくして父も、作家性が世間に受け入れられず、干されるように。「映画」に思い入れがある彼は、「巨匠が投げ出した映画作品」の代役を提示され、心が揺れます。そして……。
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よくよく見ていると、出てくる作品から年代がある程度絞られてきて、リアリティがあり、歴史物語としても楽しめます。
書籍版の巻末に入っている漫画は、作者の記伊孝先生が宮崎駿監督の「東小金井村塾」で学んだことを記したエッセイ。作者のギリギリ具合と現場の熱気が面白い!
最後に、この作品は記伊孝先生の個人出版。kindleで出版したものを星海社が書籍にしています。kindle版は2020年2月現在11巻に対して、書籍版3巻はkindle版6巻まで収載とのこと。単行本の早期対応を待望!
あらすじ
地方で暮らす高校生・純の夢はアニメ監督になること。アニメ業界という戦場は、激しくて、過酷で、残酷だった。だからこそ、アニメは面白く、そこに命を懸ける人々は美しい――――! 青春アニメ業界物語、ここに開幕!!
埔里
あらすじ
某アニメーション製作会社にセルドロボーに入ったアニメマニアたち。翌日、石神井公園で変死体が彼らの変死体が発見された…!!仲間同士のセルの取り合いが殺人事件にまで発展してしまったかに思われたが、中川刑事は何かあると睨む。疑惑のアニメーション製作会社に潜入捜査に行くことなった堂賀刑事。彼女はそこでアニメーターの実態を見ることになる…地獄のアニメーション入門講座!
あらすじ
時に西暦1981年―― アニメ界を大きなうねりが席巻していた。だが、その裏では、一枚一枚色を塗り、一コマ一コマ撮影する人たちがいた。この物語は、そんな昭和の色濃き時代にアニメ業界を舞台に奮闘する、一人の若者の青春を描いたストーリーである。
あらすじ
天然自己チュー帰国子女・ジョン。爆音バンド女子・ノンタ。孤独なお絵描き少女・ヤスキチ。まるで接点のない3人が集まった時、新たなキャラクターが動き出した! 見てるだけなんてガマンできないっ! 作ってみようぜアニメーション!! てか、こんな青春もアリじゃね?
あらすじ
アニメクリエイターの日野トミーさんは、鷹の爪団のお仕事に携わったり、小さいアニメ映画の監督したり、充実した毎日を送ってました。そんなある日、所属会社の社長から「中国でアニメ会社作ってきて!」と、なんともなムチャぶり特命を受ける事になり、たったひとりで中国は西安に向かいます。中国語もしゃべれない、会社をどうやって作っていいかわからない、そんなないないづくしの中国で、さらに待ち受ける波瀾万丈の毎日。フリーダムすぎる中国人の予想を上回る生き様に、もうギブアップ寸前。