あらすじ
原子爆弾の開発から投下までを克明に描いたバンド・デシネの待望の和訳! 17ヵ国で翻訳、フランス本国で19万部のベストセラー。
あらすじ
過酷な有機農法によるワイン醸造家と
バンド・デシネ作家たちの出会い
本作品はワイン造りの約一年を追ったドキュメンタリーで、小さなエピソードを積み重ねるように描かれている。本書のタイトルの直訳は「無知なる者たち」。これはワインに無知な漫画家の作者と、漫画には縁遠いワイン醸造家という二人の主人公が念頭に置かれている。副題には「相互教育の物語」とあるが、漫画家はワイン造りの現場を、ワイン醸造家は出版の現場を知ることにより感化を受け、世界を広げることを示唆している。
フランス北西部のロワール地方。ワイン造りに興味を持った漫画家のエティエンヌ・ダヴォドーは、ワイン生産者のリシャール・ルロワに、一年間の密着取材を依頼する。エティエンヌがワイン造りを学ぶ代わりに、リシャールには出版界を案内するという代替案を提示。それが「相互教育」の道を拓くことになる。
言うまでもなく、フランス・ワインの品質は世界最高峰を誇り、伝統の製法が今も息づいているが、一方で中小の生産者は、安価な新世界のワイン(チリ、アメリカ、オーストラリアなど)の台頭に苦戦を強いられている。大量生産するためには除草剤と農薬を大量に必要とするが、すると土地は荒れ、ワインの質は年々劣化する。それを補うためにワインに細工をする、という悪循環を生んでいる。
そんな中、リシャールが実践するのは「ビオ・ディナミ農法」という有機農法の中でも過酷なもの、言わば自然との共存を図る農法だ。化学肥料も除草剤も一切使わず、瓶詰めの際に必要な保存料もゼロにする徹底ぶり。だがその現場は、まさに自然との格闘の場だ。エティエンヌは冬の剪定に始まり、春の棚づくり、夏の除草作業、夜中の肥料まきなど、葡萄栽培の熾烈な現場に身を置きながら、次第に自然、そしてワインを敬う気持ちが芽生えてくる。
一方のリシャールは、エティエンヌから大量のBDを読むことを要請される。BDとは「バンド・デシネ(Bande dessinée)」の略称で、いわゆるフランス・ベルギーを中心とした地域の漫画のことである。日本語のニュアンスで理解される「漫画」とは異なり、フランスでは「9番目の芸術」と認識されるほど、社会性、芸術性に富んだ作品も多い。様々なBD作家たちとの出会いの機会を得ることで、リシャールもまた、抽象的な概念を具体的な絵で描く作業と、土地の様々なファクターをワインという生産物に仕上げることの共通性に気づくなどして、ワインが芸術であることの認識を深めていく。
自然派ワインの巨匠と社会派バンド・デシネ作家、異質な二人の交流と発見を描く実録マンガ。フランスでは累計27万部を売り上げ、およそ14言語で翻訳出版された話題作が待望の邦訳化。
あらすじ
あの夏、忘れられない家族の想い出。みんなが一年で一番楽しみにしているイベントは“夏のヴァカンス”。だけど今年のヴァカンスはいつもとちょっと違う、切ないハプニングの連続だった。バンド・デシネ作家のピエール、妻のマド、そしてジュリー、ニコル、ルイ、ポーレットの4人の子供たち。ベルギーのブリュッセルに暮らすファルデロー一家は、毎年夏になると、マイカーに乗って旅行に出かけるのが恒例。1973年―ミシェル・サルドゥーのシャンソン「恋のやまい」が大ヒットした年。出発前にゴタゴタがあったものの、その年も一家は意気揚々と夏の一大イベントに出発する。目的地はもちろん太陽が降り注ぐ南フランス。一家は、ルノーの赤い4Lに乗り込み、歌い、騒ぎ、寄り道をしながら、南へと向かう。明るい陽射し、そよ風、誰もいない自分たちだけの川辺。どこか懐かしい風景と特別な時間。夏休みの体験が、家族の間にあるわだかまりを解き、一家の絆をより深めていく……。瑞々しい筆致で、ノスタルジーたっぷりに送る、かけがえのないフランスの夏休み。
あらすじ
若きヒーローたちのチーム、チャンピオンズ結成!ヒーローたちの内戦が激化する最中、アベンジャーズの大人たちの正義に疑問を持った若きヒーロー、ミズ・マーベル。彼女はヒーロー仲間のノヴァ、マイルス・モラレスことスパイダーマンを連れてアベンジャーズを脱退。さらにアマデウス・チョことハルクとヴィヴ・ヴィジョンを仲間に加え、新たなヒーローチーム、チャンピオンズを結成する! 大人たちにとらわれず、自分たちのやり方で世界を変えようと決意するチャンピオンズ。チーム内の交流を深める最中、彼らの前に時空を越えてやってきた若きサイクロップスが現れて…… ? 若きヒーローたちは世界をより良い方向へと変えることが出来るのか? チャンピオンズの戦いがいま始まる! ●収録作品●”Champions(2016)” #1-6
あらすじ
〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。ある日突然増殖しはじめた謎の立方体に翻弄される人々を描く『狂騒のユルビカンド』、巨大な塔の秘密をめぐる冒険から、数奇な運命へと導かれる男を描く『塔』、未知の天文現象により、体が斜めに傾いてしまった少女の半生を描く『傾いた少女』、傑作と名高い選りすぐりの3作品を収録した歴史的名作シリーズの初邦訳。メビウス、エンキ・ビラルと並び、BD界の三大巨匠と称されるスクイテンが、ついに日本上陸。繊細な描線、計算されつくされた構図、あらゆる芸術のエッセンスを詰め込んだBD芸術の真骨頂! 第16回文化庁メディア芸術祭大賞受賞作品。
あらすじ
世界中から絶大な人気を誇るリトルサンダー初邦訳コミックス。民主化運動が加熱していた2019年の香港で描かれた一大叙事詩。SNSで圧倒的な人気(Instagramで71万人、Twitterで12万人フォロワー)を誇る香港のアーティスト、リトルサンダーの初邦訳コミックス! 絶対に結ばれない二人の、切なく激しい愛の物語。パパと二人暮らしの少女「わかめ」。ある日狂ったパパに殺されそうになっているところを、わかめショップの店主「なみ」に助けられてから、彼女の人生は一変する。他人に興味ゼロのわかめショップの同居人たち、海藻ばかりの食事…ぜんぶ大嫌い。パパのことは好きじゃなかったけど、パパを殺したなみが憎い。彼を殺さなければ、私は自由になれない―――。パパの死から9年後、わかめが振りかざしたナイフがなみの頭に突き刺さったその瞬間、わかめはある残酷で絶望的な「真実」に気が付いてしまう…。因縁で結ばれた[わかめ]と[なみ]。愛し合うはずの二人の運命は狂い、何度生まれ変わっても傷つけ合うことしかできない。「なぜ彼らは生まれ変わって殺し合うのか?」 二つ目の真実を知ったの行方は…。※本文中の一部特殊加工は電子書籍版では反映されておりません。
電子版の購入を検討している人向けのクチコミ。
電子版を試し読みした時に、画面がモアレだらけに感じたのだが、紙版の書籍を読んだところ、紙でも同じ柄で表現されていた。
つまりトーンがそのまま再現されていただけで勘違いしていたのだが、電子版だけで判断すると勘違いする可能性があるな、と思った。他サイトのレビューでは、「文字が潰れている」との指摘(ちなみに☆1つ)を見かけたが、自分の環境/ebookjapanビューアではそのような現象は確認できなかったことを付け加えておく。
電子版の購入を検討している方は、とりあえず購入先のストアで試し読みをして確認すると良いと思う。
ただ、特別の理由がなければ、電子版より紙版を選択した方が良いかもしれない。
紙版については、サイズもデカくて重い(本棚の収納問題もある)のだが、紙でなければ体感できないような仕掛けがこの本にはある。
名無し
あらすじ
韓国のベストセラー猫コミックエッセイが、ついに日本で発売!! 閑静な田舎暮らしを楽しもうとした家族の前に、野良ねこのミミが現れ、居候を始める。1カ月後には7匹のねこが産まれ、突然8匹のねこと暮らすことに―――。「ねこはありがたい人に恩返しをすると聞いたが、私たちも何かをもらった」田舎で繰り広げられる家族4人と野良ねこ8匹の心温まる物語。●目次第1章 赤ちゃんねこ時代第2章 子ねこ時代第3章 独立したころ第4章 青年ねこ時代第5章 大人のねこになったBonus Track#1 尽きない話Bonus Track#2 まだらねこのBonus Track#3 ツバメの話Bonus Track#4 独り立ち
あらすじ
【極太巻きの朗報】
日本よ、これがゲットジローだ!
手に寿司握るマグロ解体級のイカれグラフィックノベル『GET JIRO!』が満を持しての邦訳化!!
カリフォルニアロールなんぞ注文するヤツぁぁぁ!――自慢の刺身包丁で客・即・斬のバトル寿司職人、我らがジロー大将が遂に日本上陸!!!
血湧き寿司踊る異色のバイオレンスグルメコミックを生み出したのは、ベストセラー作家で人気料理&旅番組『アンソニー世界を喰らう』でも有名なアンソニー・ボーデイン。
ラングドン・フォス、アレ・ガルザによるダイナミックなアートも加わって、食文化と社会を風刺したクレイジーな新食感スタイリッシュ・コメディが誕生した。
血と寿司にまみれたジローの悲しくも美しい前日譚【Blood and Sushi/邦題『血と寿司』】も同時収録の豪華二本立て。
あらすじ
老街の手作り月光餅、普濟堂(プージータン)前の独楽(コマ)大会、騎馬銅像にまつわる都市伝説、キラキラと金色に光る大漢溪(ダーハンシー)、そして廟会の行列と三太子僮仔(ダンアー)。大学三年生の夏休み、台北の大学生・夏 志薫(シャー・ジーシュン)は、彼に片想いをしている美術科の同級生・陳 暖暖(チェン・ナンナン)とともに、七年ぶりに故郷「大溪(ダーシー)」に帰省した。彼を待っていたのは、記憶の隅に忘れ去られていた幼い頃の思い出であった。思い出ぽろぽろ、それは神様が導いた帰り道。薫は自分の思い出を少しずつ取り戻して行く。幼なじみ、家族との不仲、果たされなかった約束…そして大溪人にとって、第二のお正月とも言える「六月廿四(ろくがつにじゅうよん)」も近づいて来た。台湾の漫画家・左萱(サケン)が二年にわたって、幾度もの大溪取材で得たものを下敷に現地の風景を綿密に描き上げ、キャラクターの感情を丁寧に描いた作品。薫と共に「神の故郷」に訪れ、この土地に染みこんだ空気と思い出を楽しんでください。
あらすじ
百年前の台湾蒸気機関車、昭和時代の阿里山(ありさん)森林鉄道、東石(とうせき)農業学校を横切る台湾糖業鉄道、1970年代に人気を博したブルー?光号(きょこうごう)…。高校時代に同級生だった二人が、自強号で偶然再会するも、鉄道事故をきっかけに時を越え、百年前の台湾へとタイムスリップ。現在に戻るカギは、様々な時代にある列車の切符を集めることだった…!? 詳しい列車の歴史を、各時代の歴史的な出来事や生活像と織り交ぜながら、台湾百年来の鉄道風景を見事に表現。機関車の汽笛が大空に響き渡る輝かしい時代へとご案内します!
あらすじ
中華圏で今も高い人気を誇る人形劇「布袋劇(プータイシー)」。長い歴史の中で培われた大衆のエンターテインメントは、ライバルとの熾烈な競争だけでなく、日本統治時代に政府により禁じられるなど、様々な困難を乗り越え、師匠の手から弟子の手へ、大切に受け継がれてきた。過去から現代へ、劇中の物語と劇外の人生が織りなす台湾布袋劇演師たちの伝奇をお楽しみください。