完結したマンガの感想・レビュー16061件<<447448449450451>>リベロというポジションの魅力が伝わる漫画リベロ革命!! 田中モトユキ名無しバレーボールでリベロというのは特殊なポジションで、基本的に攻撃に参加することができないので、強力なサーブで得点することもできませんし、スパイクで華麗に得点することもできません。ですが、リベロ革命では、主人公の幹本要が強力なライバルのスパイクやサーブなどの攻撃を防ぐことにより、相手に勝っていくという新たなスポーツ漫画の魅力を伝えてくれました。そして、自分ひとりだけではなく、仲間とともに得点していくというところもよく表現されているので、今までとは一味違うスポーツ漫画となっています。めちゃくちゃリアルなマンガワンコそばにいる 路田行じゃこはじめにお試しで1話を読み始めた時はシュールギャグなのかな?肌に合わないかもな? と思ったけど、 どっこい!! 1話の最後にどんでん返し。 引きが気になって単行本を買った! そして読み終わったら読む前と印象が全然変わった。 ツイッターマンガ風に内容を説明すると 「独り身OL(咲山さん)が仕事から帰ると見た目は人間、中身は犬のシロさん(住田君大学生)がガラスをブチ破って不法侵入していた話」 っとまあ突飛で大ウソぶっこいた設定なんですが人物描写に全然ウソがないんですよね。 まず上の様な状態なのにもしかしたら人間と見間違えてるだけで本当は犬なのかもしれないと何度も信じそうになるし、さらにはそんなヤツをそのまま家に泊める!というなんともぼんやりした人、もとい頭のネジが飛んでいるOLの咲山さんのモノローグが2話のあたまにあるんですが、 そこで彼女は自分自身の事を「満足の上手い人間」と評してるんですよね。 物事への関心がふわふわと薄く、自分で何かを決める事が苦手で、恋人がいない事を同僚に陰口を言われてるのを聞くまで何とも思っていなかったような性格を「満足の上手い人間」と表しているんですけど、確かに周りからはぼんやりしてるようでも自分の頭ではちゃんと考えてるよなと。 確かにこんな人間っているよなって思ったんですよね。 住田君もよく言えばフットワークが軽く、溺れてる犬を助けようとするような良い子。悪く言えば何も考えていない薄っぺらいな、だけどどこか憎めない子なんですけどこんな大学生いるよな〜って。 キャラクターが記号として存在してるじゃなくてちゃんと生きてるんですよね。 それぞれがどこか抜けていたり、悩みを持っていたりと本当リアルなマンガだなと感じました。 まあそんな事は抜きにしてもめちゃくちゃ面白いんですけどね!! 咲山さんヤバいし!シロさんも住田君もかわいいし!お隣さん不憫だし!吹き出し外のローマ字ツッコミおもしろいし! 私はただ生きてるだけで人生の楽しみを探そうともせず灰色な毎日を過ごしていたのにドタバタラブコメに巻き込まれしまう良い人なお隣さんの瀬野さんに感情移入しまくってるので 瀬野さんが幸せになってくれるといいなと願ってます!!お酒が飲めない人でも楽しめます夏子の酒 尾瀬あきら名無しドラマ化もされた今から20年以上も前の作品。日本酒造りの工程や酒蔵のしきたりなど、酒造りについて学べて面白いです。 夏子の酒の主人公の佐伯夏子は、東京で就職して働いていたのですが、実家の酒造で働いていた兄が亡くなってしまったことをきっかけに実家に戻ることから始まります。最初はお酒に対する知識も豊富ではないのですが、様々な出来事を通して経験を積み成長していくという姿が魅力的でした。 お酒について今まで知らなかったようなことを沢山知ることができますので、お酒について学びたいというような方にとっては役に立つはずです。 もちろん普段、あまりお酒を飲まない人でも十分楽しめる内容なので、たくさんの人にオススメしたい漫画です。 ちなみに「和久井映見」主演でドラマ化され私は再放送でドラマを見ましたが、原作との違いは少しありますがこちらも見て損はなかったです。あと「奈津の蔵」というタイトルで続編があるので、続きが読みたい人はそちらもぜひ。自然と前を向く気持ちにさせてくれる優しい物語。ヌエの絵師 猪川朱美Pom 文字数も多かったので読むのに時間かかりましたが、8巻まで読む価値有りの物語。(まだ完結してません) まずは英二郎がかっこいい。色気もある。 吸い込まれていくような綺麗な描写に思わず息を飲む場面もありました。 亡くなった人を書いてくれ。の依頼に真摯に向き合う姿と、依頼人達の心が英二郎が描く絵に、心癒されていく。 依頼人各々の思いに、亡き人の生きている姿を描くことで、依頼人達が今までの思いに区切りを打って前に進んでいく様に心打たれました。 そして昔ながらの風景画に懐かしい気持ちにもさせてくれました。 アフタヌーン初の完全電子配信作品ミズサキマキ 水惑星再開発推進機構 吉本ゆーすけstarstarstarstarstarひさぴよ2013年頃にアフタヌーンで連載していたSF作品。書誌情報で知りましたが、記念すべきアフタヌーン初の完全電子配信になった作品なんですね。 地球外生物×公務員の仕事マンガということで、同じくアフタヌーンで連載していたベントラーベントラー(2008〜2010年)に近い雰囲気でしたが、主人公がガサツ女子とアンドロイド女子のバディもの。タイトルのネーミングセンスとかも良かったし、もう少し時代が違えば、もしかしたらヒットしたのでは?と思ってしまう。日本の崩壊を通して描かれる人間ドラマ日本沈没 一色登希彦 小松左京名無し本作は、小松左京のベストセラー小説「日本沈没」を2006年に漫画化した作品です。原作との相違点はいくつかありますが、日本列島の沈没や崩壊を通して描かれる人間ドラマは原作と変わらない重厚さがあります。日本列島が沈没し、崩壊するという荒唐無稽な設定を成立させるだけの説明が作中できちんとされているため、強い説得力があり、ぐいぐいと引き込まれていきます。自分の居場所が失われていく、自分の居場所が崩壊していくという誰しもに響く普遍的なテーマを取り扱った超大作です。伝説の料理人が潰れか…食キング 土山しげる野愛伝説の料理人が潰れかけた飲食店を超剛腕で建て直していくストーリー…ではありますが想像する5000兆倍むちゃくちゃです。 ザ・シェフが死ぬほど丁寧で優しく感じられるほどに無茶しか言いません。 ひたすら料理を作らせたり雑用させたりなんてことはしてくれません。卓球させられたりお相撲さんマッサージさせられたりゲーセンのダンスゲームやらされたりサーカス団入れられたり…しかも質問するなって言うし。ご無体な。 でも腹を括った料理人達はちゃんと修行した後、料理人として大切なことを取り戻し、あの修行にはこんな意味があったのか!と気づくんですね。SP(察しポイント)が皆さんお高い。 こんなむちゃくちゃなのに圧倒的なパワーとスピード感と謎の説得力に殴られながら夢中で読み進めてしまい、超大盛りのこってりラーメン食べちゃった…みたいな頭の先からつま先まで満たされた気持ちになるのです。 土山しげる先生すげえや どこを切り取っても楽しい日常系ラブコメ #1巻応援恋に無駄口 福山リョウコsogor25仁科・葵・シロ・マヤの男子高校生4人が属するのは、様々な文化を検証していくという建前でくだらないことをただ駄弁っているだけの部活:無形文化遺産代行保存部、通称"無駄部"。まさにザ・日常系というような雰囲気の設定だけど、ちょっと他の作品と違う要素が1つ。作品の舞台はなんと元女子校!男子は高1だけでたったの10人!つまり彼らがちょっと校内を歩けば女子にぶつかり、そのときパンをくわえていようものならそのぶつかった衝撃がラブコメの波動となって作品全体に広がっていくことだってある。嘘だと思うならリンクから試し読みを読んでみてくださいな。ちょうどイケメンがパンくわえて美少女とぶつかる直前まで読めますから。 男子高校生たちがただ喋ってるだけの日常系作品として既に面白いけど、4人それぞれ別のエピソードが挟まって、そしてそれが様々に絡み合って群像劇のようになっていく、でもどこを切り取っても明るく楽しいラブコメ。シリアスの入り込む余地などない、誰にでも薦められる作品。 1巻まで読了。静かで美しい漫画ルーヴルの猫 松本大洋名無し舞台はフランスのパリ、ルーヴル美術館。猫視点で物語が進行していきます。美術館に棲みついた猫ちゃんたちが愛嬌もあってとても可愛らしい。絵本のようなファンタジーさと、絵画のように芸術的な雰囲気があり、そうしたヴィジュアルと漫画チックな部分とのギャップが楽しめる作品だと感じます。女子版中二病を発症ふしぎ遊戯 渡瀬悠宇名無し中学生の女の子・美朱が古代中国世界に迷い込んでしまう異世界ファンタジーです。本作品の魅力は、ずばりイケメン登場人物たちです。見た目が麗しく強いのはもちろん、鬼宿(たまほめ)、星宿(ほとほり)など難読名前が異世界ミステリアス感を高めています。少女コミック連載時に愛読していた自分は、見事に女子版「中二病」にかかり、自分自身にオリジナル難読名を付けていた記憶があります。異世界で巫女になる、という設定も憧れました。現実世界と異世界の話が絡み合って理解が難しい部分もあるのですが、かなり世界に入り込める作品です...。アニメ版も素晴らしく、鬼宿役の緑川光さんのイケメン声はハマり役でした。 古い作品なのに現代より大人びた恋愛翔んだカップル 柳沢きみお名無し古い作品だということもあり、絵柄が少し古臭く感じましたが、読んでみるとすぐに気にならなくなりました。いわゆるラブコメで、高校の同級生が同居することになるなどご都合主義なところはありますが、最初は反発しあっている二人が少しずつ惹かれていくところは恋愛の初々しさが楽しめます。ただ中盤以降はドロドロの展開が多いですし、純愛ではなくなったような感じがするので残念だと思います。青春時代の恋愛なので欲望に負けるというのも理解できますが、やはりラブコメなら一途なほうが良かったなと思いました。富樫義博の名作ラブコメ「てんで性悪キューピッド」てんで性悪キューピッド 冨樫義博名無し「てんで性悪キューピッド」は「幽遊白書」や「HUNTER×HUNTER」というヒット作を生み出した漫画家「冨樫義博」先生の処女作です。 週刊少年ジャンプで1989年から1990年に連載されました。 この作品の一番の特徴は、ヒロインである「聖まりあ」のヌードシーンが多く、現代の少年漫画では描写できないお色気要素が満載な点です。また富樫先生の描く美しい女性キャラの裸が多く描写されているのはこの作品だけであり当時は多くの少年たちが魅了されました。 主人公である「鯉昇竜次」は普段真面目な中学生の少年ですが、暴走してしまうと誰も手に負えないほどの スケベな男に変身します。ヒロインの聖まりあは絶世の美少女ですが、正体は悪魔であり、竜次を立派な「男」にするため様々な手法で彼に色仕掛けをします。 コミックスとしては数巻で終わってしまいましたが、コメディ要素とシリアスな展開が上手く配合された秀作です。 また富樫先生にとって「てんで性悪キューピッド」は、黒歴史の一つとされています。ですが漫画の内容としては後の名作にも引き継がれているように、感動するシナリオが用意されています。 当時ジャンプを読んでいた層は誰もが知っている王道ラブコメ作品の名作です。実写化しましたね! …ホームルーム 千代aico実写化しましたね! キャラが壊れすぎてて怖いのにおもしろく読める話。度が過ぎるとキモいはウケるに変わるのかとw JKドラゴンとドラヲタ王子の逃避行転生したらピンクドラゴン 浜田翔子774なろう原作の漫画(とくに「蜘蛛ですが、なにか?」を思わせる雰囲気。女子高生がドラゴンになっちゃって、ちょっと可愛らしいリアクションをとらせるところとかは相似している。ただ、長靴を履いた猫のケットシーとの出会いなど少し童話のような空気感は特殊で、結構面白いなと思った。岩登り漫画の元祖〜取り憑かれる子供達オンサイト! 尾瀬あきらあうしぃ@カワイイマンガオリンピックを目前にして、ボルダリング漫画が幾つか連載されているが、皆さんは、ボルダリングとフリークライミング、ごっちゃになっていないだろうか? まず、岩壁を登るものの総称として「ロッククライミング」がある。 ロッククライミングは、岩に器具を打ち込み、縄ばしごやロープを使って登る「人工登攀」と、最低限の安全確保のロープのみで、壁面に足場を見つけて身体能力で登る「フリークライミング」に分けられる。 フリークライミングの中でも、安全ロープすら使わず、3〜5メートルの低い壁を攻略するのが「ボルダリング」。10〜20メートルの高い壁を、安全ロープを持つ人と二人で挑む「ルートクライミング」より始めやすい。 (ルートクライミングの中でも難易度の高い種目が「リード」で、ボルダリング、リードに「スピード」を加えたのが、オリンピック競技のスポーツクライミング) 人工壁を登る大会の様子はTVで目にするが、あの選手達はしばしば、自然の岩壁にも挑戦する。決して安全ではない、人間を拒む険しい自然に、目を輝かせて挑戦してしまう彼らの初期衝動を描いたのが、この『オンサイト!』という作品だ。 ★★★★★ 増水した川から絶望した少女を助け出す為、少年は急な崖を、少女を背負って登る。命懸けの登攀に成功した少年は、その時から、岩登りに取り憑かれる。そして彼の背で、共に登った少女もまた……。 ★★★★★ 少年は二度、三度と同じ壁を登ろうとするが、上手くいかず、危険な目に遭う。自然の厳しさを知って尚、岩に惹かれる彼を、少女はフリークライミング講習に誘う。そこで面白さに嵌った二人は、のめり込んでいく。 体力では断然有利な少年だが、クライミングのセンスは少女の方が上で、互いは競うように日々、研鑽を積む。 彼らの前には両親の不和、在日韓国人の微妙な問題といった重苦しさが現れる。しかし彼らはそれを忘れるように、クライミングに打ち込む。その様は切ないのだが、面倒な人間のドラマに立ち向かうのではなく、逃げるように別の事に夢中になることで、彼らは却って人として成長する。特に生気のなかった少女の前向きな変貌は、見ていて楽しい。 弱々しい子供がある時、何かに魅入られ、そこから一つ一つ積み上げるうちに、いつの間にか大きな世界を見据えるようになる。そんな成長譚として、震える物語だ。 『のぼる小寺さん』の10年前、2005年のこの作品は、フリークライミングの全体像と、競技に魅入られる選手のマインドに触れられる感動作。最近の「ボルダリング女子漫画」の原点として、比較してみても面白いかもしれない。伝統を知り、神を知り、日本食を知る咲良の居酒屋歳時奇 永久保貴一名無しタイトルのもととなった歳時記は「俳句の季題を分類して、解説を加え、例句を載せた書物」を表すもの。この物語はそれを参考するかのように、一月を一話の進行で、伝統行事を説明し、食に繋がる物語を描いた。 さらに「神々の集う居酒屋」という『奇』な舞台を設定。まさに『居酒屋歳時奇』というに相応しい。伝統に関するウンチクやクセのあるキャラクターなど楽しめる要素が多く、最後まで楽しめた。とてもいい作品 感動花田少年史 一色まこと名無し事故によって突然幽霊が見えるようになってしまった少年の少し不思議な人情ばなし。 花田少年は幽霊にいろいろとお願いをされては奔走し、まわりの人々の力を借りて力になってあげようと頑張ります。 もちろん周りの人たちには幽霊は見えていないのですが、それでも悪ガキの花田少年を助けてくれるところに何とも言えない温かさを感じます。 時代設定は60年代くらいでしょうか。今や時代遅れの家族像なのかもしれませんが、昭和を生きた人間にとっては、古き良き家庭を思い出せる数少ない作品で、いまの人が読んでも感動できるマンガだと思います。 偏屈な兄と生真面目な妹の歯科医一家ドラマほたる 真夜中の歯科医 高田靖彦starstarstarstarstarウマタロ歯科医というかなりニッチな題材だが、非常におもしろかった。 専門的な説明もわかりやすく、何より一人ひとり患者たちとの人間ドラマがしっかり描かれている。 歯科医を営む兄妹の性格は正反対ながら、上手く役割分担できていてるし、物語のバランスがとても良い。 主人公の生い立ちには「野球」が深く関わっていて、大の野球ファン。しょっちゅう野球ネタが出てくるおかげで、お堅い仕事マンガという感じはしなかった。 兄と妹、家族との関係性も見どころ。 とにかく良いマンガだと思うのだが、続きは出ていないのが残念だ。 とはいえ①巻のお話としては綺麗に終わっているので、続刊は気にせずに読んで問題ないと思う。ドラマ化!! 亡くな…パパがも一度恋をした 阿部潤猫あるくドラマ化!! 亡くなった人が他の人になって生き返るって設定は良くありますが、最愛の妻がハゲおっさんになって返ってくるってこういう設定の中でもかなりのハードコースじゃないかと笑 インパクトが強くて難しい設定だけれど、ただの出落ちギャグ漫画ではなく、ちゃんと切なさや家族の温かさもしっかり描き込まれているし、おっさん×おっさんなのにほんわりラブストーリーも成立させているので上手過ぎるとしか言いようがない!阿部潤先生の絵もすごく好きだし、ドラマ版を見る前に一読することおすすめします。 イグアナの娘イグアナの娘 萩尾望都名無し自分が生んだ娘がイグアナに見えてしまい、どうしても愛することのできない母親と、自分もイグアナだと信じてしまっている娘の物語。 主人公の見た目がイグアナなんて、絵も物語もなかなかシュール。 それでも、健気に母親の愛情を求める主人公の姿には涙が出ます。 よりによって、妹の姿は普通の人間の子に見えるお母さん。姉妹の扱いは雲泥の差に…。 母親の態度が、いかに子供の人格形成に影響するか! これは今でいう「毒親」の物語かもしれません。 最後は、死んだお母さんの姿もイグアナで、主人公はその気持ちを思い、許すのですが…。 心に突き刺さる、母と娘のお話でした。 ジャングルの動物たちを通して描かれるリアルジャングル大帝 手塚治虫名無し言わずと知れた手塚治虫の傑作漫画ジャングル大帝。本作は、母親と死別したライオンの子供レオが、ジャングルの中で成長する物語です。連載がはじまってから五十年以上が経つ作品ですが、古臭さは感じません。それは、物語に普遍性があるからです。本作では、ライオンのレオや動物たちの視点から、現代にも通ずる異者同士の和解や共存の難しさが描かれています。ジャングルを守るために時に人間たちと戦い、時に動物たちとも衝突するレオ。その中で生じるレオの葛藤や想いには、考えさせられるものがあります。なんとも悲しいループ #1巻応援私の神様 夢野つくし六文銭ループものって無条件で好きなんです。 同様に「はたらく魔王様」みたいな異世界からきた(逆に異世界にいく)的なストーリーも好きなんですが、 両者に共通するのは「別れの話」だと思っているんです。 なんやかやストーリーはありますが、結局は ループものは、繰り返しの終わりを 異世界からきたものは、自分の世界にどうやって戻るかを こんな感じで、最後に必ず別れを描く必要がある。 どんなに楽しいシーンでも、うっすら漂う終わりを予感させられて、物悲しくて好きなんです。 もちろんそうじゃない作品もありますが、そんな中で、本作「私の神様」は、久しぶりのアタリでした。 ループものを上記のように感じている人がいたら是非おすすめしたい作品です。 その内容ですが、 かつて神様が人間の女性と恋をし、彼女の命を助けるため、人間の少年の姿のまま不老不死の呪いをかけられる。 命を助けられた女性は、同じ呪いを望み、記憶を残したまま、輪廻転生を繰り返し神様の前に何度もあらわれるという話。 かつての恋心を残したまま、ある時はネコで、ある時は鳥で、姿形は変われど、何度も神様の前に現れる。 しかも、そのことを伝えたら、呪いも終わってしまうため、何も言えずただそばにいる。 自分が恋人だということも、あれからずっと一緒にいたことも全て言えないのに、彼を一人にしたくないという一心で、ただ、ただそばにいる。 神様にしてみれば、なぜそばにいるかもわからない。 なんとも悲しい物語。もう、ドツボです。 恋人は現在は、人間の女性「かずさ」として生まれ変わったのですが、成長から老いへと変わる感覚が、神様との別れを予感させて、得も言われぬ不安感がたまりません。 思いが伝わらない焦燥感も悲壮感も、ループものの醍醐味です。 まだ1巻ですが、この後どう転ぶのか、どう別れを描くのか楽しみです。 小さい頃を思い出す夢色パティシエール 松本夏実名無し小さい頃の将来の夢はケーキ屋さんでした。当時は本当にパティシエに憧れていて、その気持ちをこの漫画を読むととても思い出します。登場人物がみんな前向きで楽しそうなので、少し落ち込んでいる時に読み返してみると元気がもらえます。お菓子やケーキもとても可愛く美味しそうに描かれているので、見ているだけでわくわく感があります。娘もこの漫画が好きで親子で一緒に楽しんでいて、親子2世代で楽しめるいい漫画だと思っています。4巻が!!やばい!!!好きな子がめがねを忘れた 藤近小梅名無し4巻よかった…3巻までのほのぼのラブコメから一歩も二歩も進んで、心臓がもう持たないかと思った…<<447448449450451>>
バレーボールでリベロというのは特殊なポジションで、基本的に攻撃に参加することができないので、強力なサーブで得点することもできませんし、スパイクで華麗に得点することもできません。ですが、リベロ革命では、主人公の幹本要が強力なライバルのスパイクやサーブなどの攻撃を防ぐことにより、相手に勝っていくという新たなスポーツ漫画の魅力を伝えてくれました。そして、自分ひとりだけではなく、仲間とともに得点していくというところもよく表現されているので、今までとは一味違うスポーツ漫画となっています。