青年マンガの感想・レビュー15387件<<217218219220221>>薪を背負う二宮金次郎猛き黄金の国 二宮金次郎 本宮ひろ志名無し猛き黄金の国二宮金次郎は長く続けて、欲しいな。姉の友人(顔面良すぎギャル)は最高だぜ姉の友人 高瀬わか天沢聖司ひーちゃん。自分の中で『スーパーベイビー』の玉緒、『着せ恋』喜多川海夢に並ぶ3大ギャルになりました……あまりにも良すぎる😭 そんでひーちゃんと同じくらいあっくんが人として出来ててかっこいい! 作中ではほとんど登場しませんが、ほんの僅かな登場だけでもあっくんの姉ちゃんのドSっぽいクール・ビューティーなところが癖に刺さったのでぜひ連載してほしいです(切実)「姫×女中」史実がベースの昭和ロマン溢れるガールズ主従バディ学園ドラマ!徳川おてんば姫 ~最後の将軍のお姫さまとのゆかいな日常~ 西山優里子 井手久美子たかこれはすごいものを読んでしまった…!「うおお〜〜こういうのが読みたかったんだよ!」と心の中で叫んでしまう最高の物語でした。 ・歴史ドラマ(昭和10年=1935年) ・実在の人物の登場 ・女学園 ・上流階級の世界 ・派閥争い ・意地の悪いお嬢様ライバル ・主従関係 ・ハンサムで気高いお姫様 ・戦闘に強い従者 お子様ランチか?という勢いで、みんなが好きな要素がブチ込まれていて面白いとしかいえない。 もう1巻の表紙からして最高。 最後の将軍・徳川慶喜公の孫娘・久美子様がセーラー服に身を包み凛々しい表情でコートを肩にかけ刀をついている。う〜ん痺れる……! ▼西山優里子/井手久美子『徳川おてんば姫 ~最後の将軍のお姫さまとのゆかいな日常~』第1巻 https://i.imgur.com/PeEia3T.jpg 主人公の2人はともに13歳の女の子で、 慶喜公の孫であることに矜持を持ちつつも葛藤し、下々の者に心を配ることを忘れず、広大な邸宅(第六天)の外の世界に憧れ男装にパーマで脱走しようとするおてんばハンサム久美子様。 “会津”の出身で、妹弟のためになんとしても女中として働きたい父母から様々な格闘術を仕込まれた健脚で元気な“お次”のはな。 「もう来年プリキュアの枠で放送してくれ〜〜!!」って感じのたまらないキャラ設定。 はなをひと目みた瞬間、髪型がすごくいいなぁと思ったのですが、あとがきにキャラの初期デザインが載ってて「元ネタはあしながおじさんの主人公」と書かれてて膝をうちました。確かにジュディだ……!通りでキュンとすると思った。 コミカライズにあたり、西山先生の好みで久美子様は男前に描かれることになった(最高)とのことですが、西山先生ご自身が『スケバン刑事』の大ファンだということで納得。 意地悪なお嬢様ライバル(山縣有朋の孫娘)との投扇興バトル。気品溢れる女性だが明らかに只者ではない英語教師。久美子様より上手な妃殿下との薙刀バトル。世が世なら将軍様で線の細いエリート文学青年の慶光侯爵。何やら久美子様と因縁のありそうなシュッとした帝大生2人組。 も〜〜う全部面白い!全部……!! ガッツリ取材して描かれているので、歴史ドラマとしても読み応えがすごい。 原作は“久美子様ご本人”によって描かれた同名の自叙伝とのことで、こちらも読んでみたくなりました。 「ヒストリカルな上流階級の世界」という女子の好きな設定で少女マンガ的な絵で描かれてはいるけれど、アクションシーン満載で構図やコマ割りも迫力があり強さを秘めた女の子たちがパワフルに活躍するという、少年マンガと少女マンガのハイブリッドのような作風が私にぶっ刺さりました。最&高。 NHKで夕方のアニメになるまで応援します! ▼第1話より こんなかっこいいお姫様を嫌いな人類がいるか(反語)嫌いなキャラが1人もいない #推しを3行で推す誰も寝てはならぬ Nessun dorma サライネスstarstarstarstarstarかしこめちゃめちゃ面白かった。読み始めると面白いから熱中しちゃって気づいたら3時間も経ってて窓の外が暗くなってることがザラにあって「時間泥棒…!」と思ったこともあったけれども、10巻くらいから読み終わってしまうことが悲しいけど面白くてやめられないという嬉しい葛藤を抱えながら読んでました。 東京赤坂に会社があってデザイン業をしていてたまに大きい賞をもらったりして実はカッコいい人達なハズなのに、漫画の中では真面目に働いてる時の方が珍しいのがヘンテコで面白いんですよね。しかも主要人物が大阪出身者ばかりなので会話もノリも関西風なのです。 嫌いなキャラクターが1人もいないんだけど、好きなキャラクターを強いて言うなら①オカちゃん②ヤーマダくん③シモヤナギさんかな。この3人が出てくる話は個人的に「当たり」でした。夏は恒例で日本画の大家であるハルキくんのおじいちゃんの仕事の手伝いでお寺の天井画を描きに行ってるのも毎回の楽しみだった。 イケない女子高教師 美術編イケない女子高教師 橋本孤蔵名無しイケない女子高教師 体育編と同じ明るいエロで生徒に美術の授業のために全裸になってくれからのエロ展開が昭和だった... この展開を続けて欲しい 雪山で「新種の生命体」から生き延びる…!!ハイヤートライヴ 破滅の山脈 高橋構造名無し※ネタバレを含むクチコミです。いま見つかったら本気で叩かれそうな漫画ランキング一位パラレルパラダイス 岡本倫名無し発情させることによりすべての女性の人間性を破壊してるようにしか見えねぇ…… 楼獄のアリスの感想 #推しを3行で推す楼獄のアリス 御名原雅名無し8ページしかないの?続きは~?と思いました。グロイ場面でも全然見られました。絵に迫力がありました。 ぜひ続きが読みたいです。 女子高生バイトが多い居酒屋ちょっといっぱい! 火曜野愛お料理上手な女子高生・もみじが居酒屋こはる屋でバイトをするお話。 学校の制服のまま働くの?とか女子高生バイト多いけど帰りの時間大丈夫?とか余計な親心が生まれてしまうけど、女の子たちがかわいいので細かいことはいいのです。 みんなの役に立ちたい、自立したい、お客さんを喜ばせたい……わちゃわちゃ可愛いだけでなく、みんなの成長物語でもあります。一生懸命働く姿が眩しくて、こはる屋に行ってみたくなります。 女子高生バイトが多いからたぶん22時閉店のはず。急いで行かないとですね。 お客さんはあったかいし治安も良さそうだけど、帰りの時間遅いだろうからやっぱり心配になっちゃうな…。「巨大化け猫イケブクロさん×池袋フェア」で1~3巻を一気買いしました。出禁のモグラ 江口夏実名無し※ネタバレを含むクチコミです。 こわかびんのつま あきやまひでき名無しまぁなんというか…この作品に啓蒙された方には不快だろうけど、奥様が行くべきは精神科だとしか思えなかった。 エッセイ漫画だし画力はそこまで求めていないが、内容の気持ち悪さと併せて絵の不快感が凄い。 最初の内は「はー大変だな」と思えるのだが、話が進む毎に過敏なのは化学物質ではなく文明への拒否感、認識によるヒステリーやプラシーボ効果としか思えない強烈さが出てくる。 これを読んで反ワクチンや反化学療法を受け入れる人が尽きないのは、まさに「病気」なのだと理解したが、本人に治すつもりが無い(=治せない)というのがまた厄介この上ない。 内容から何となく感じるのだが、作者も奥さんも無意識に精神病に対する差別意識があるのではないかと感じる、だから精神病ではないと言い張るのだろうが、アレルギー反応としても対象アレルゲン(=奥さんが認識する化学物質)に疑問が尽きない。 正直人体が普段肝臓でどれだけ化学反応起こしてるのか知ったら、この方肝臓を切り取りかねないんじゃないかってくらい、化学という言葉に忌避感を感じる。 この内容を載せた当時の編集部も相当危ない感じがするが、ある意味現代の反ワクチンに感じる宗教臭というか狂信的な物に通じるものがあり、作者が意図したのとは全く別の恐怖を感じた。可愛いぞ、オンちゃん天狗の台所 田中相さいろく大好きな田中相センセの新作。たまらん… これまでのどの作品も素晴らしいし、何よりやっぱ絵に惹きつけられる。 これぞ"魅力"じゃないか! 今作も存分に堪能したい。這いずり回る編集者たちの物語ぽんぽこ書房 小説玉石編集部 川崎昌平starstarstarstarstarひさぴよ編集者とは、なんて業の深い仕事なのだろう、と思った。ヒットするかどうかわからないような本を創っては赤字を生み、それでも足掻いて足掻いて、作家と共に血反吐を吐くように矛盾を乗り越えていく。 第9話の「這いずり回る編集者」は何度読んでも良い話で、損得勘定を超越した編集者たちの文字通り体当たりの姿に、胸が熱くなる。 編集について何も知らない自分が言うのもおこがましいが、これこそが憧れの編集者像だと思えるし、編集者を目指す人は必読の漫画だと思う。 #推しを3行で推す いとまん先生の凝縮された面白さ発症区 いとまんさいろく異形×現代、というところはドキュンサーガと同じ。 ただ、ドキュンサーガの世界とは別(だと思う。ただ、もしかしたらあの長い歴史の間の人間サイド、さらに日本の話でしたーと言われたらそうかもしれない)で、日本が舞台であることや非モテっぽい主人公など条件が割と俗世に寄せた感じの設定ではある。 とはいえ、すごくまとまっていて(根本的な話ではなくあくまで見える範囲で)面白かったし、3巻で完結しているというのもありイッキ読みしやすくて良かった。 オススメ。アクションでも葬儀屋漫画が!終のひと 清水俊名無しグラジャンの「それでもしますか、お葬式?」に引き続き、アクションでも始まったか葬儀屋漫画。読者層に響くんですかね、このテーマは。 それにしても1話の主人公、母親の病気も知らずに、病院から亡くなったと知らされるの悲しすぎるにもほどがあるでしょう。もしも透明人間になったらきみが透明になる前に 大白小蟹nyaeある日突然透明人間になってしまう漫画の中でも、少なくとも自分が読んだ中では当事者とそのパートナーの心情を表現するものとしていちばんリアルなんじゃないかと思えました。透明になると、自分で自分の存在意義をも見失ってしまいそうになること。彼がほんとうの意味で消えないために、頼れるものは周りの人間の記憶しかない。逆に言えば覚えている人がそばに居続ければ、彼は生き続けられる(はず)。 それはそれとして超超超待望の短編集が出ると知りめちゃハッピーです タイムループで死亡ルートを回避せよ何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!? 井出圭亮 藤本ケンシさいろく織田信長は本能寺の変で死ぬ。 でも、彼がやり直せたら? という話。途中から条件も加わったりして少しケツカッチンな状態を見せられるが、果たしてどうなっていくのやら。 絵は上手いし、ギャグも入っていて、信長がクズなのも変わらないが、その他戦国武将たちもキャラが濃くて面白い。 転生モノ?にしても読みやすいし、理解しやすいので割と好きです。生きとし生ける物へドキュンサーガ いとまんさいろく想像を絶する予想外のシリアスな展開、読む手が止まらないというやつでした。 絵やゴア表現、エグい描写はいっぱいあるし、読み手はちょっと選ぶかもしれないけどそれを凌駕するほど面白い。 最近多い見た目だけの中身がない作品とは異なる良作。旅先とかで読むのに最適じゃなかろうか空飛ぶ馬 タナカミホ 北村薫さいろくこういうの好きだなーと思った。 手に取ったキッカケが連載誌であるトーチのタグからだったので、期待半分で読んだがしっかり「トーチっぽさ」もあり、マッチしている。 旅先や出張先なんかで、宿泊先で部屋には入ったけど窓からの眺めは雨…というシチュエーション。 出るの面倒だなってなっちゃう時が私は結構あって、そういう時は割と夕飯時まで漫画を読んだりする。 そういうのに向いてるやつ! ・おしゃれな感じがする絵柄・構図。 ・物語展開は1話ごと、ショートショート。主人公は同じ。 ・文化系要素が多分に含まれている。 ・読んでいてハラハラしないってわかる造りをしている。 要素を挙げてみると全然的を射た感じにならなかったが、そういうやつです。 水彩筆っぽい塗りも味があって非常にいい。細かすぎるコマ展開だとちょっと全体が暗く感じてワチャワチャして見えるけど、わざとかも。 あと、意外とハッとするような話も。おすすめ。 隠者としての生活NEETING LIFE ニーティング・ライフ 筒井哲也さいろくエッセイかと思ったら全然違った。ただ、これは面白い。 疲弊しきってしまった営業マンが、脱サラどころか脱社会を試みる。 その方法たるや、現代的かつ合理的(に見える)で、やろうと思ったら出来るかもしれない。 途中、ゲームをするシーンがあるが、「Fallout76」をそのまま使ってるような感じで、好きな人はちょっとニッコリ出来る。 絵も上手くて見やすいし、上巻を読んだ時点でのストーリーもしっかりしていて、細かな設定の解説もしっかりある。 だからこその恐怖がある。 正直、どうなっていくのか見当もつかない。降り注ぐ血の雨サムライダー すぎむらしんいちナベテツすぎむらしんいち先生の作品をきちんと読んだのはディアスポリスが最初だったのですが、このタイトルは初めて読んでまあ圧倒されました。 すぎむら先生の初めての連載タイトルと同名ですが、その内容は余りに異なりますし、キャリアを重ねるうちに花開いた作家性とも言える気もします。 ハリウッド映画に例えるのは些か陳腐な気もしますが、この作品に溢れている暴力とエロティクスの魅力を簡潔に述べるなら、それすら賛辞になるのではないかと思います。 残酷描写は多いですし、読み手を選ぶタイトルではあります。ただ、読む人間を惹き付けて止まない圧倒的な「何か」がこの作品にはあると、個人的には感じています。 ダークヒーローに惹かれる方は是非一読を。サル!マネー!!の感想サル!マネー!! 西条真二starstarstarstarstarひさぴよ主人公の表の顔は弱そうな教職員、そして裏の顔は莫大な裏金を稼ぎだす隠れヤクザ「草」という設定が面白い荒稼ぎ系マンガ。 二面性があってサイコパスみ溢れるキャラに、やたらと脱がされるJKヒロインがいて、金に女に欲望まみれの刺激的な一冊となっている。 意外とサービスシーンが多いし、西条真二先生のファンならまずまず楽しめると思う。1巻で未完。 #推しを3行で推す 忘れたくない瞬間がある人生は美しいきみが透明になる前に 大白小蟹野愛不慮の事故に遭い、夫は透明人間になってしまった。 透明人間になってしまったけれど、今まで通り食事もするし風呂にも入る。もともと在宅仕事が多く外出もあまりしないから、そんなに生活は変わらない。 変わらないけれど、やっぱり変わるものもある。 そこにいるけど見えないものを変わらずに愛することができるのか。忘れずにいられるのか。 今見えているものだって、正しく見えているのかはわからない。見えていても見えなくても忘れてしまうのかもしれない。 透明になってしまう以外に何がおこるわけでもない。救いがないわけでも、あるわけでもない。 ただ、忘れたくないという想いは美しいなと感じた。ゴリゴリに少年スポーツ漫画全力疾漕 夏川勇人名無し画風もストーリーも、本当にゴリゴリに少年漫画してる作品でした。個人的にスポーツ漫画を描くなら迫力ある絵が描けないとダメだと思っているのですが、迫力という面では満点じゃないでしょうか。 なぜだか読んでてワンピースを思い出しました。 悪役の先輩の畜生ぶりとヒロインの泣き顔のコマの見せ方がそれっぽい。<<217218219220221>>
猛き黄金の国二宮金次郎は長く続けて、欲しいな。