青年マンガの感想・レビュー15387件<<216217218219220>>生活の中のささやかな美しさに気づくのは失った時かもしれないきみが透明になる前に 大白小蟹starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)本当に良い読切を読みました。 そっと涙が溢れてきました。 https://to-ti.in/product/oshiro ある日、夫が事故に遭い、透明人間になってしまった。 透明になった夫との暮らしは見えないだけで不思議で面白く、特に変わらないものかと思ったらそんなことはなく…。 夫が目の前にいるはずなのに表情が見えない生活の中の描写を通して、少しずつ事態を飲み込めていくんですが、その様子が切なくて、どうしようもなくやりきれなくて、喉がギュッとなりました…。 構成も素晴らしくて、何気ない描写に、視線の愛を感じました。 見るということ、見られるということ。 あったはずのものを失うということ。 視力を失うことは一人から世界に対して能動的に見ることができなくなるけど、透明人間になるということは一人が世界から受動的に見られることができなくなる。 受動的なのに、できなくなることって世の中になかなかないんじゃないでしょうか。 「認識できなくなる」という、このフィクションが到達できた哀しみが、手に取るようにありありと伝わってきて、二人と一緒に泣いてしまいました。 抱き締めたい。 本当に素晴らしい読切でした。 11月25日、『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』として発売されるそうで楽しみです。 他の短編も好きなので絶対に買います。不覚にもちょっと泣いた #読切応援戻ってくる春へ オロオnyae※ネタバレを含むクチコミです。これは恋なのか?目つき悪い子かわいい子 ハミタ六文銭三白眼、ジト目、メカクレ、などなど目にまつわるキャラクター描写は数あれど、どれも自分は好きだったりします。 特に三白眼や、猫目とかジト目なんかは、ツボだったりします。 総じて、目つきが悪いキャラが好きなんですが、本作はマンマ自分の性癖を刺激して最高でした。 そして、そういう目つきの悪いキャラって、基本、性格が良くて。キツくみえるけど実は優しかったりするもんじゃないですか? でも、本作は、意外と性格もキツいというから、まずココが面白い。 最初は、そのままヤンキー路線にいくかと思ったら、実はタダのアホの子だったようで、一周回って新しい感じになってます。 強気にこられても、ちょっと注意すると 「え?そうなの?」 みたいな感じで、誰もが知っていることをただ知らなかっただけ、みたいなアホの子な感じ。嫌いじゃないです。 性格がキツくなる背景なども、少しずつにじませてきて、結局、目つき悪くても良い子へと戻るかな?という感じで進んでいきます。 主人公もストレートに告白をするなど、こっちも大概変わっていて面白い。 本当に好きなのか?不明な感じが、恋なのか何なのか気になります。 なんにせよ、目にまつわる新しいキャラクターとして、私の中で刻まれるのでした。 この関係も見逃せません。「グルメ×ホラー」というコピーに惹かれて読んだけど…洒落にならない話をおつまみに 柏木郁乃名無し電車広告にあったこのコピーで「グルメとホラーを組み合わせるなんて斬新だな」と気になって読んでみましたが、ちょっと自分が期待してたものとは違いました。ホラーの部分、エピソード自体に怖さがあるかというと、全く無いです(というかホラー要素そのものが無いと言ってもいいくらい)。怖くないけど面白いのかというと、そういうわけでもないです。ただ(これは読むまで知らなかったですが)新潟県を舞台に描かれているのがとても良いと思いました。お酒好きな人ならグルメパートだけでも十分楽しいのではないかと思います。 名作を知る道標に金魚屋古書店 芳崎せいむナベテツタイトル通り、古書店を舞台にした作品ですが、漫画の専門店というのは恐らくこのタイトルが初めてだったのではないかと思います(寡聞なだけかもしれませんが)。 作者の芳崎せいむ先生が読んできたであろう実際のマンガ作品への愛を感じるとともに、知らないタイトルも多く、マンガというジャンルの広さと深さ、そして生涯でどれほどの作品に触れることがない出来るのだろうかなんて思ったりもします。 掲載誌の休刊から完結までだいぶかかってしまったタイトルではありますが、最後まで読めて良かったなあと思っています。名作へアクセスするガイドブックとしても良いのでらないでしょうか。前日譚にあたる出納帳もあわせておすすめです(こちらも掲載誌の休刊からの移籍でした)不眠症で突然引退した巨匠漫画家巨匠 髙橋一仁 Gたかし 高橋一仁名無し代表作が未完のまま世界的にも人気の漫画家が突然の引退宣言!その理由が不眠症だった。 1巻は重厚感あるサスペンスというよりバラエティに富んだ展開で見せてくれる漫画らしい内容で面白かった。初めは巨匠の年齢が70代位なのに描いてる作品が若いのが気になりましたが、治療の一環で不眠症の原因になってる悪夢をネームにしたものを作中で実際に読めたり、巨匠が女装して漫画の持ち込みにいったり、ユニークな演出が多くて楽しかったです。2巻以降は幼少期のトラウマに踏み込んでいきそう。刺激的な絵です!!終園地 本田真吾starstar_borderstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンけっこう序盤から首が飛んだり巨大な斧で真っ二つにされたりと刺激的な絵が描かれますので、そういうのが苦手な方にはおすすめできません! ストーリーの方は割と正統派というか大きな刺激やサプライズもなく、読んでて安心感があります! 気を衒わないストーリー運びが好きな方は合うと思います! 忘れられない恋愛かあ純猥談 田川とまた 純猥談編集部starstarstarstarstarNano色んな方の性愛についての体験談をもとに漫画化された作品。 読んだ後、何とも言えない何かに襲われる感じ。できれば共感したくなかったは言い得て妙だなと。 個人的に好きなのは「私、結婚するかも」ですね。BSS(ぼくが先に好きだったのに)だ~~~!!と心の中で盛り上がりました。しんどいけどいいよね…体験談だから本当にリアルでヴッてなる。NLでのBSSをあんまり浴びたことがないからってのもあるかも。終わり方もめちゃくちゃいい。 タイトルが結構ドストレートだからあんまり進んで読もうとはならないかもしれないけど、なんかイイ。でもリア友やフォロワーに面と向かって薦めるのは照れくさいのでここでこっそりおすすめしとく。横山三国志のチンギスハーン版です。チンギス・ハーン 横山光輝starstarstarstarstar_border酒チャビンチンギスハーンといえば、北海道名物の料理名にもなってるほど日本ではお馴染みなので、知らない人はいないと思いますが、かの有名はモンゴル帝国を築いた方です。 個人的に空前絶後のチンギスハーンブームがきているため、こちらも読みました。中学生の頃、近所の本屋にハードカバー版が置いてあって、当時も少しチンギスに傾倒していた私は1巻を購入したのですが、その後2巻がその本屋に入荷されることはなく(売れ行きが微妙だったのでしょうか・・・)、続きが気になっていたという因縁があります。 今はそういう点では、24時間いつでも欲しくなった瞬間にポチりできるので、いい時代になったものですね。 さて、マンガの感想ですが、横山三国志の読み味と同じく、すごくシンプルに、いい意味で尖ったところなく、ストーリーを紡いでいただけるので、大きな筋のところがスッと入ってきました。 欲を申せば、三国志や水滸伝などのように、超主要人物以外にも個性的なキャラとかが出てきて欲しかったのですが、それは横山先生の取材の怠慢というよりは、そもそもモンゴルには紙とがなかったようなので、三国志とかと違って記録や資料に乏しいことが原因なのかもしれません。 今読んでいる北方謙三のチンギス紀は、逆に誰が誰だかわからなくなるほどキャラが出てきますが、多分に創作の部分もあるとのことです。新本格クローズドサークルミステリのコミカライズ!十角館の殺人 清原紘 綾辻行人starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン原作は3年前くらいに無職だった時に暇すぎて読んだのですが、それいらいミステリにハマってしまい、無職期間が伸びてしまったという、私のとって曰く付きの作品です。 コミカライズされていたのは知っていたのですが、今般、完結していたのを発見し、購入に至りました。 正直、こういった小説・ゲームなどのコミカライズは、変に端折りすぎてたり、そもそも適当に作られてたりというケースが多く、大部分が消化不良に終わっているような先入観があり、あまり期待していなかったのですが、こちらは楽しめました! 「小説ならでは」のトリックが使われてるので、それをどう表現するのかも注目してましたが、そういうことかと。 いくつか端折られてる部分もあり、小説を読み切るよりもライトに疲れず読み終えられるのですが、話的には特に消化不良感は感じず、うまくまとまっている気がしました。これであればマンガ版もありですね! 原作は「館シリーズ」として9作目まで出てますので、続編も出たら読みたいと思います。 昨今のスピンオフ祭の鏑矢!中間管理録トネガワ 福本伸行 萩原天晴 橋本智広 三好智樹starstarstarstarstar酒チャビン昨今、人気作品を面白おかしくパロったスピンオフが雨後の筍のごとく刊行されてますが、その鏑矢となった作品です! スピンオフ自体はもっと前からあったのかもしれませんが、ここまでブームを起こしたきっかけとなったのはこちらの作品の影響かと思います! 他のスピンオフ作品と比べても、このトネガワとハンチョウは完成度が段違いで、圧倒的な面白さがあると思います! 絵の完成度も高いし、キャラクターも崩れてないし、元ネタへの深い敬意がありながらもイジって、なおかつチョぴっと世間もイジる。とにかくセンスが抜群です! 特にすごいのが、スピンオフという作品形式でありながら、高いオリジナリティを感じさせる点です!切り口がよく、それ単体として話が抜群に面白いので、本作品を知らなくても十分に楽しめる完成度だと思います。 他のスピンオフ作品はギャグ部分がありきたりな切り口だったり、「なんでやねん!」「〇〇なんか〜〜い!!」みたいな、なんの捻りも感じられないツッコミで勢いで乗り切ろうという部分が散見されがちですが、トネガワはそうではないきちんとした笑いを組み立てられているところが、本当にすごいと思います。終わってしまって残念!1話ごとにコメント欄見て恐怖を和らげている闇異本 外薗昌也 高港基資野愛ちゃんと怖いしちゃんと気持ち悪いです。因果応報な話もありますが、呪われた場所に偶然入り込んでしまったり居合わせてしまったり理不尽に酷い目にあう話も多いです。 あっさりしてるのに不気味さ漂う絵柄も怖いです。 ありがたいことにLINEマンガで読めます。1話読むごとにコメント欄見て怖さを紛らわしてます。 呪いの理不尽さにまっすぐ怒ってたりツッコミどころ探してたり関係ない話してるコメント欄を読めば恐怖も和らぎます。夜中読んでも安心。 1話ずつ読むの煩わしいなあコメント欄って見たくないのに見ちゃうから無くてもいいのになあ、などと思うこともありますが、あってよかった!「アンリミテッド(Unlimited)」感想アンリミテッド(Unlimited) 亜月亮ニーナ目には目を…サイコパスにはサイコパスを。コレある意味夢の対決と呼べるのでは?(笑) それにしても零央くんは色んな意味で危ういなぁ。凶悪事件に触れれば触れるほどアチラ側へとどんどん近づいていくわけで…。現在2巻まで出ているが、いつか続編やってくれるだろうか。 ビッグ・ウォールの感想 #推しを3行で推すビッグ・ウォール 鎌田洋次 横溝邦彦マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに読んだけどたしかビッグコミックで連載していた気がするが文藝春秋から出ているのか。アルパインクライマーの山野井泰史が協力しているのか ・特に好きなところは? 第三話の「遺恨の果てに」先輩/母親亡くなった息子の感情の入り混じりかたがいい ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 一話完結でたまに話が続いているけど全ていい感じで終わるのよかった。横溝邦彦って「THE ALPINE CLIMBER 単独登攀者・山野井泰史の軌跡」の原作の「よこみぞ邦彦」と同じ人だよね? 新ジャンル無自覚女子#1巻応援何かと無自覚な女子 相舞みー六文銭カフェが舞台で、店長・日暮夕弥とそのバイト熊野蜜の日常コメディ。 店長は背格好が小さく女性と間違えられるほどの男性、一方、バイトの熊野は女子高生とは思えないほど大人っぽい女性。 そして、この熊野が何かと無自覚で、好意のような何か裏があるようなセリフを言うが、実際はただ何も考えていないだけというやりとりがメインのパターン。 あざといと言えばあざといし、魔性と言えば魔性。 男なら勘違いしてしまうようなことも、サラッと言ってします。 というか、もうそれ、アレですやんっと思いながら、マンマとじれったい気持ちになる。 もう、わたくし、術中にハマっております。 天然と言えば天然なのかもですが、それよりはもう少し計算高く意識的にやっていそうな感じが、なんとも新しい。 この新感覚な無自覚女子、ハヤってほしい~ なかなかの泥沼劇泥濘の食卓 伊奈子六文銭両親の教えにより自己肯定感皆無な主人公。 彼女がバイト先のスーパーの店長と不倫をし、その店長の息子から好意をもたれ、その息子にも好意というか狂気じみた愛情(ストーカーっぽい感じ)で接してくる幼馴染みがいる。 そして、店長の奥さんは鬱病で家庭にも問題がある状況。 もうこの時点でお腹いっぱいなほど、こってりした人間関係なんですが、どれも目が離せなくてグイグイ読ませてくれます。 とりわけ主人公が、上述のように自己肯定感皆無だから、色々トリッキーな動きをします。 スーパーのバイトを辞めて、カウンセリングまがいなことをはじめて、店長の奥さんに接近します。 接近して何するかといえば、奥さんを治そうとする。 店長に幸せになって欲しい一心で、家族を助けようとする。 普通、不倫関係の相手の家庭がボロボロだったら、そこに付けこんで奪いにいくもんですが、治す方向にいく。 この斜め上をいく行動に、どこか狂気すら感じます。 店長の息子・ハルキに好意を持たれ、彼に好意を寄せる幼馴染み・みふゆとの複雑な関係も、物語を面白くしてくれます。 特に二人共、店長との不貞を知っており、それをネタにかき回していく感じがゾクゾクします。 ただの泥沼不倫劇以上の奥行きをみせてくれて、まだ3巻ですが、どの方向にいくのか今後も予想がつかず楽しみな作品です。 「おろち」のドジっ子っぷりを愛でたいおろち 楳図かずおさしみ※ネタバレを含むクチコミです。これが令和のホームコメディや! #1巻応援誰も知らんがな サライネスstarstarstarstarstarかしこ東京でそれなりの成功(タワマンの6階に住むなど)を収めたものの、なんとなく日々の生活に面白みを感じなくなったタイミングで実家の旅館を潰す話になり、それなら私が継いじゃるー!と長女が奮起したのをきっかけに次女と末っ子長男も加わって、バラバラだった家族が一丸となって寂れた海辺の町の旅館を再建させようとする…と説明すると大袈裟ですが(笑)、要はドタバタホームコメディです!! 電子書籍化してるサライネス作品を全て読んでおさらいして待ってたので1巻の発売が本当に嬉しい。なんとなく長〜く続くお話になりそうな予感がします。初めてサライネス作品を読む人でも第1話のおいでやす小田が出てくる辺りで「この漫画なに?!」って引っかかるはずだし、そこから読み続けて隠し子とか不倫とかスキャンダラスなワードがバンバン出てきてもどこかのほほ〜んとしてる登場人物達のことが絶対に好きになるはず! 私はタワマン生活してたアリィお姉ちゃんの「アレクサ電気消せ!」の一言でもう心を掴まれましたね!あと再推しはキヌエおばちゃんです。ハムカツ食べたい!!あとタイトルでエセ関西弁使ってすみません…!このマンガが、がばい佐賀のがばいばあちゃん-がばい- 石川サブロウ 島田洋七starstarstarstarstarひさぴよおばあちゃんの生きる知恵、人生の教訓などが詰まっていて、時々読み返したくなるマンガ。すでに「佐賀のがばいばあちゃん」が一躍ブームとなった頃から十数年経つけど、今は露出も減って、時代とともに少しずつ忘れ去られているように思えて寂しい。島田洋七さん自身は、現在も講演を続けられているそうだが最近はコロナ禍で色々大変らしい…。 原作や映画、テレビなどで、島田洋七さんの語りを聞いたことがある人は、ある程度内容を知っているだろうけど、マンガ版はまた違った素晴らしさがあるので是非読んでみてほしい。石川サブロウ先生の作風と相性が良いのもあるが、原作の良さを完璧に活かした上で、一つのマンガ作品としての完成度が非常に高い。だいたい1話完結の話なので途中からはどの巻から読んでも良いと思う。Kindle Unlimitedやスキマでも読める。 サスペンス!毒ガス!同性愛!ケモノ!MW 手塚治虫starstarstarstarstar酒チャビン最高に面白かったです。単行本で2〜3巻分の中編ですが、かなり中身が濃く、あっという間に読んでしまいました。 ラスト付近の「ニヤリ」も物語に深みを与えています!! 火の鳥ではまって以来、手塚先生の作品はほぼ全部読んでいるヅカラーですが、その中でもトップクラスのお気に入りです! 最近映画化されたようなのですが、諸々の表現はソフトになっているようですね。1976年からビックコミックで連載された作品なのですが、青年誌ということもあり、マンガの方はかなり内容も大人向けです。 手塚治虫先生は一貫して子供をすごく大切にしておられたようですが、世の中に青年誌というものが登場して大人もマンガを読むということが一般化しつつある流れの中で、1968年に創刊されたビッグコミックで連載された手塚先生の作品は、MWをはじめ、きりひと讃歌、奇子、ばるぼら、シュマリ、陽だまりの樹など粒ぞろいの傑作揃いで、子供向け作品だけでなく、大人向けでもなんでも、どんな作品でもすごく面白いものを生み出せる豊かな想像力は、まさしく創造神と言って良いと思います。モーニング2018年1号UMA!!! イトイ圭マンバ【掲載誌】 モーニング2018年1号(2017年12月07日発売)に掲載 【代表作】 『サムデイ・ネバー・カムズ』 【受賞歴】 『UMA!!!』で第72回ちばてつや賞 入選 受賞 【公式ページなど】 Twitter https://twitter.com/itoikkk Tumblr http://itoikkk.tumblr.com/ blue gold http://bluegold22.web.fc2.com/ 見る人が見れば「おかえり、藤異先生」と言いたくなる漫画武狂争覇 藤異秀明名無し明らかに万人受けしない漫画ですし、藤異版『真・女神転生 デビルチルドレン』および『UMA大戦 ククルとナギ』の読者であったファン限定の感情なんでしょうけど、「あの頃の勢いが戻ってきた」と嬉しく思いました。個人的に見ても、もっと評価されるべき漫画です。 メディア化も!THE3名様 石原まこちんstarstar_borderstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンメディア化もされてる人気作のようですが、わたしはイマイチあいませんでした!日常のゆるゆる会話??みたいので一話4ページで進行していきますが、ギャグでもなく、ドラマでもなく、新しい表現形式なのかもしれません!ハブ捕りの感想 #推しを3行で推すハブ捕り 新里堅進マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 相変わらず新里堅進は異様な迫力と説得力があるからいい。もう少し方言の説明があってもいいんじゃない? ・特に好きなところは? 今帰仁仁王のハブに噛まれた時の対処法と一応枠外に方言の説明があるが全然足りていないところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 新里堅進の作品の入門としては一番いいと思う。日本漫画家協会賞・優秀賞受賞作であるだけあって面白い。同じ回に高野文子が絶対安全剃刀で受賞していたな <<216217218219220>>
本当に良い読切を読みました。 そっと涙が溢れてきました。 https://to-ti.in/product/oshiro ある日、夫が事故に遭い、透明人間になってしまった。 透明になった夫との暮らしは見えないだけで不思議で面白く、特に変わらないものかと思ったらそんなことはなく…。 夫が目の前にいるはずなのに表情が見えない生活の中の描写を通して、少しずつ事態を飲み込めていくんですが、その様子が切なくて、どうしようもなくやりきれなくて、喉がギュッとなりました…。 構成も素晴らしくて、何気ない描写に、視線の愛を感じました。 見るということ、見られるということ。 あったはずのものを失うということ。 視力を失うことは一人から世界に対して能動的に見ることができなくなるけど、透明人間になるということは一人が世界から受動的に見られることができなくなる。 受動的なのに、できなくなることって世の中になかなかないんじゃないでしょうか。 「認識できなくなる」という、このフィクションが到達できた哀しみが、手に取るようにありありと伝わってきて、二人と一緒に泣いてしまいました。 抱き締めたい。 本当に素晴らしい読切でした。 11月25日、『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』として発売されるそうで楽しみです。 他の短編も好きなので絶対に買います。