青年マンガの感想・レビュー15386件<<209210211212213>>と、とてたま〜〜!!雛森家のはいから四姉妹 綾城まめたか絵も話も「とてたま(とてもたまらないの意)」すぎる〜〜!このレトロで可愛らしい絵柄で、可愛い4姉妹を描くなんて…そんなんただ最高じゃないですか。いずれ短編集などお出しになってほしい(買います)2022年読切TOP5に入る上質な「古書ドラマ」本を葬送る 児島青starstarstarstarstarたか脱サラして6年目の古書店・十月堂の店主が主人公。店の写真撮りに来ただけの客にイラッとし、趣味の合う読書家のお客さんと交流し、そして人知れず不良在庫を古紙回収に捨てる。 ある日買取の仕事が来て家に向かうと、そこは生前読書家だった80代の男性が住んでいた家だった。 グラシン紙で保護された小説、ラノベ、絶版となった漫画、ホビー・フィギュア。 年齢を感じさせない選書、大切に保管された本、個人の蔵書印。 2つの書庫だけでなく居間までが本に埋もれた部屋をみて「ゾクッ」とした店主は、約束の時間までにと査定を済ましていく。 古書店主というのは、蔵書を通じて持ち主の人柄に触れ続け、その愛おしい空間が壊される最後の瞬間を看取る人間なんだと、否が応でも感じさせられた読切でした。今までがそんなこと全く考えたこともありませんでしたが、本が好きであればあるほど辛い仕事ですね…。 タイトルを読まずに読んでも「この作品のタイトルはこれしかない」と思えるほど、テーマを克明に描いた素晴らしいお話でした。 アフリカ文学の『やし酒飲み』、読んでみようと思います。 https://www.iwanami.co.jp/book/b248495.html笑って読んでたけど人魚岬の怪 重里育吹たかこれ最後お父さん死……? というかなんで家庭を2つ持ってるのか、なんでそんな人魚を毛嫌いしてるのかとか謎だ。 癖になる2人メロとトマ 夏町燕たかメロとトマという、天使の女の子2人を描いたショート読切。メロの羽をむしって毛布を作ったり、天使の輪を電球代わりしたりするトマ……。好き勝手されてるのにそれを愛情だと思いこんでるメロが不憫で癖になります。DV彼氏みたいだ…。 ケモ(狼)使い魔が良すぎると思ったらもう一捻りあった #読切応援がんばれ狼使い魔くん! 森野鈴鹿たか※ネタバレを含むクチコミです。1ページ目で全部持ってかれたきみの絵を見ていた 小川しらす野愛心のやわらかいところを容赦なく刺激してくる作品。でも嫌じゃない。とても爽やかな作品。 まず1ページ目でグッと心を掴まれる。 小学生らしいとは言えない暗いタッチの奇妙な絵。絵の説明の欄には小学生らしい夏休みの思い出が綴られている。 絵を見上げているのは、絵の作者ではない少年。 自分の手の届かない、理解の及ばないものと出会ってしまった衝撃がこの1ページから伝わってくる。 大人が思う以上に子どもはゲロみたいな世界をちゃんと見てるんだよな、とか わかってほしいとわかるわけないの境目を彷徨いながら大人になっていくんだよな、とか わかったようなことを言いたくなってしまうのは自分が摩耗してしまった証拠なんだと思う。 わかんないけどすげえとかびっくりしたとか悔しいとかちゃんと言える人間でありたい。久々にグッと来た魔王vs勇者われどもわれども 三月病たか※ネタバレを含むクチコミです。 「すこしふしぎ」な隣の席の男の子 #読切応援あの子は藪の中 今東ともよたか※ネタバレを含むクチコミです。あき代〜!あき代ちゃん・ホリデイ 籾山果音名無し小6病のままそのまま大人になってしまったかのような女・あき代。自分の中の小6が疼きました。街路樹を勝手に恋人にしたうえに振る所業。木が可哀想過ぎる何と呼んだらよいかわからないタイトルチ。―地球の運動について― 魚豊starstarstarstarstarママ子久々に衝撃を受けた作品でした。 内容読んでタイトルの秀逸さをさらに感じる。 心理を知ろうと伝えようとした人々の熱い物語。 世界の成り立ちや自然現象は科学の発展していない世界では証明できない。 何年も何十年もの月日を経て、異端、異教と言われていた考えが、世に広まっていく・・・ 地動説を証明すべく、情熱とも執念と信仰もいえる彼らの軌跡がここに! 素晴らしいの一言。 邪魔だからだよQ.なんでキスシーンの時はメガネを外すの? OZ名無し絵柄も内容もヤンマガに載ってるのが理解できないくらい爽やかな話だった大金が当たっても変わらない人柄宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する 今井ムジイ すずの木くろ 黒獅子starstarstarstar_borderstar_borderママ子山奥の家から異世界へワープ! 現代社会の技術を使って、貧しい村をどんどん開拓、開墾! 成果が出過ぎて、なんと異世界の神様と勘違いされてしまう。 生物としての構造が違うのか、現世界の食べものはとっても栄養価が高いようで元気モリモリお肌艶々に! 村の生活レベルが上がりすぎて、領主にも目をつけられる? 自分が40億も当たっても、異世界に投資はしないだろうなあ。人の良さで言えば、神様級ですね。 どこまで文化が花開くのか楽しみです。マトリと囮捜査と警察とマトリと狂犬 ―路地裏の男達― 田島隆 マサシ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 ビッグコミック創刊号から連載!!地球を呑む 手塚治虫starstarstarstarstar_border酒チャビン手塚先生が青年誌向けに書かれた初の作品ということになりましょうか。テーマは「幸せとは?」という感じです。 お金を滅ぼし、法律・道徳を狂わせ、男に復讐することをめざすゼフィルスの娘さんたちと。お酒のこと以外は一切興味のない関五本松さんたちの物語です。 ビッグコミック創刊号の他の執筆陣は、白土先生、さいとう先生、石森先生、水木先生なのですが、いずれも読切タイプの連載だったのに対し、本作は途中短編形式のものが何話か挟まりますが、基本的には長編ものとなってます。 ご本人は長編ものは中弛みしてしまう可能性があるので、皆と同じく読切タイプで行きたかったようなのです。 ちなみに手塚先生は、ビッグコミック誌上で本作の後、「I.L」「きりひと讃歌」「奇子」「ばるぼら」「シュマリ」「MW」「陽だまりの樹」とエグいくらい名作を発表し続けます。凄か!!! わたし如きが神の作品になんだかんだ言うのも烏滸がましいのですが、確かに本作は中盤まではスリルとサスペンス溢れたおもしろマンガなのですが、中盤以降物語が広がりすぎたのか、最後少し物足りない締めくくりとなっているような気がします。 ただ、駄作とかでは全然全くなく、すごく楽しめる作品ですし、死ぬまでに一度読んでおいて損はない作品だと思います。ひかりの空の感想 #推しを3行で推すひかりの空 かざま鋭二 坂田信弘starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ヤングサンデーで連載中に読んでいたが今回久しぶりに読み返した。やはり主人公の星野ひかりのライバルキャラは強烈だった・・・ よくみると途中から坂田信弘が原作から監修になって外れていたんだな ・特に好きなところは? 24巻で唐突に「悪意ムンムン」で坂田信弘が登場したところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 坂田信弘/かざま鋭二のコンビが好きなら読むのはおすすめです 初期はゴルフを捨てた天才プレイヤー・杉本真が星野ひかりのゴルフの才能を開花させようとする話でこの辺までが坂田信弘原作のかざま鋭二のゴルフ漫画でしたが坂田信弘が外れたあたりから、ライバルキャラや周りの登場人物のおかしさが加速していく・・・ めちゃくちゃ好きでした!!新のぞき屋 山本英夫starstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビン確か大学生くらいの時だったと思いますが、この作品に出会い、相当シビレて、全巻を毎日のように読み返していた記憶があります!!! 懐かしくなり、電子書籍で再購読して読んでみたのですが、こんな感じでしたっけ??なんかもっとシビレる展開だったような気がしていたのですが・・・ 最近はそういう刺激的な作品が多々あり、それに慣れてしまって感じ方が変わってしまったのでしょうか。。 歴史好きなので購入しました!テンゲン英雄大戦 坂ノ市クバル 裕本恭starstar_borderstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンどこがどうってわけでもないのですが、わたし個人的にはイマイチピンときませんでした。 好きな歴史上の人物がたくさん出てくるようなのですが、特に心が躍ってくるようなこともなく、先が気になるということもなかったです。すいません。 でもまだ1巻なので、先々面白くなってくるのかもしれませんので、期待しています!!手塚先生による旧約聖書!!手塚治虫の旧約聖書物語 手塚治虫 手塚プロダクションstarstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンといっても、アニメをマンガ仕立てに編集した作品で、純粋なマンガ作品ではありません。 まぁ、火の鳥がほぼ聖書みたいなものですし、改めてマンガでしっかりと聖書を取り上げる必要がなかったのかもしれません。 わたしは聖書を読んだことがなかったのですが、全3巻でライトにひととおり触れることができ、すごくためになりました。 カインとかアベルとかロトとかソロモンとかバビロンとかデボラとかゴモラとかソドムとか、主にファミコンで知っていた固有名詞がかなり出てきます!!これらは聖書から取っていたのですね!! 内容は聖書どおりだと思いますが、聖書ってもっと教義的なものが書いてあると思っていたのですが、そうではなく、歴史書に近いものなのですね(多分に伝説的なものも含まれているとは思いますが)。 そして綺麗事だけでないものだったのは初めて知りました(というか、結構全編いい意味でも悪い意味でも「人間的」です)。横山先生による織田ノブ長!!織田信長 横山光輝 山岡荘八starstarstarstarstar_border酒チャビン偉大なる歴史小説家・山岡荘八先生の原作の、偉大なる歴史マンガ家・横山光輝先生によるコミカライズ作品になります!!! もうこれだけで、特に説明不要、読まずして名作とわかるのですが、読むことをオススメします!! 私も織田信長関連の書籍は文字・マンガ問わずいくつも読んできましたが、意外と語られない尾張統一の過程なども丁寧に描かれており、また新たな発見がありました。 BOφWYの歌詞でたまに出てくる「はすっぱ」の意味がわからず、「すきっ歯」のことだと思っていたのですが、「蓮葉」という比叡山のお坊さんの隠語で遊女を意味するものだということを教えてくれたのもこの作品でした。 大河ドラマにもなった傑作武田信玄 横山光輝 新田次郎starstarstarstarstar_border酒チャビンわたし加入している動画配信サービスがNHKオンデマンドだけという無類の大河ドラマ好きなのですが、当時大ヒットして最高視聴率となっていた「独眼竜政宗」の跡を受けて放映された「武田信玄」の原作小説(新田次郎先生)の横山光輝先生によるコミカライズ版です! 当然大河ドラマは全話見ましたし、小説版も読了済みです!!! こちらのコミカライズ版は、さすが横山先生というか、大河ドラマの中井貴一(武田信玄役)&柴田恭兵(上杉謙信役)による、ちょいトレンディ入りかけの、でもしっかりした歴史ドラマ感とは異なり、完全に横山ワールドです!「ジャーーン ジャーーン」という銅鑼が鳴り響けば気分は三国志なのですが、戦国時代の日本に銅鑼はなかったので、そうはなりません。 大河・小説・マンガと読んでみてわかったのですが、横山先生の話のまとめ方が異常なくらいすごいですね。ものすごくテンポ良く進むのですが、決して先を急いて端折ってる感じではなく、幹の部分と枝葉の部分をコントラストをつけて描かれているので、全10巻を読み終わったときは大河ドラマ50話見終わった際と同等の感慨がありました。 これは本当に奇跡的な筆力だと思います。漫画アクション創刊秘話!ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~ 吉本浩二starstarstarstarstar_border酒チャビンわたしそこまでマンガに詳しいというわけではないので、失礼ながら「漫画アクション」なる雑誌を明確に意識したことはありませんでした。多分コンビニなどで見かけたことはあったと思うのですが、日本初の青年漫画誌なのですね。本当にすいません。 すでに少年向けのマンガ週刊誌はマガジンやサンデーなどいくつかあったようですが、青年向けのものを出そう!と主人公はじめ双葉社の方がベンチャー精神たっぷりに突き進むストーリーです! 読んでて本当に面白く、わたしもこういう人生を歩きたいな、と思わせてもらえます。 作中で登場するモンキー・パンチ先生やバロン吉元先生の作品は読んだことなかったので(ルパンのアニメは見たことがありました!!)、機会があれば読んでみたいと思いました!圧倒的に美しく力強い水墨画のような漫画 #完結応援東周英雄伝 鄭問 徳田隆たか前に原正人さんが主宰される「世界のマンガについてゆるーく考える会」で知った作品。積読していたのをふと思い出し読んでみたところ圧倒されました。 昔の映画の看板のような画風の表紙からは想像できませんが、本編の作画は伝統的な中国の水墨画と日本の漫画表現のハイブリッド。 筆の強弱がとにかく魅力的で、力強い荒々しさと繊細な美しさの両方が楽しめます。 春秋戦国時代の故事がテーマなので全体的に古風で硬い雰囲気があるのですが、ところどころに如何に漫画っぽい表現がありクスリとさせられます。 (第二話の「おれの舌はまだあるか? 張儀」の、旅館のオッサンが竹槍を片手にパンパン打ち付けながらプンスカ憤ってるところとか大好きです) 表紙の「モーニングKC」の文字に驚いたのですが、こんな超絶技巧の美しい芸術作品のような漫画が週刊連載でモーニングに載っていたとは信じられません。すごすぎる。 先程Wikipediaを読み、鄭問先生(台湾出身)が2017年に亡くなられていると知り好きな人がもうこの世にいない寂しさを今噛み締めています…。 久々に「この作品に出会えて良かったな」と思える素晴らしい漫画を読みました。やはり積読は解消するものですね。 青年誌初連載ラストジェンダー ~何者でもない私たち~ 多喜れい名無し※ネタバレを含むクチコミです。脳が処理落ちしちゃう狂ったグルメ福沢諭貴子の奇妙なグルメ きょうさる TADD野愛不条理ギャグもグルメ漫画も好きだけど、合わさると理解の追いつかなさが凄い。読み終わってちょっとだけフリーズしちゃう。 ごく普通のOL・福沢諭貴子が会社の昼休みや休日に奇妙なグルメを求めて彷徨うお話。 奇妙なグルメというのは単純に美味い不味いのレベルではなく、概念ごと破壊してくるようなヤバい現象も込みで奇妙なグルメというかなんというか……。 狂った牧場とか狂った駄菓子屋とか狂った実家とか狂ったカッパとかが出てきます。たしかに奇妙ではあります。 読む時間帯と体調によってはめちゃくちゃよかったりします。<<209210211212213>>
絵も話も「とてたま(とてもたまらないの意)」すぎる〜〜!このレトロで可愛らしい絵柄で、可愛い4姉妹を描くなんて…そんなんただ最高じゃないですか。いずれ短編集などお出しになってほしい(買います)