少年マンガの感想・レビュー7876件<<206207208209210>>エミシの英雄が朝廷の男とバディを組みスタイリッシュ鬼退治!!鉄輪のカゲ・ルイ(合本版) 井上菜摘 江藤俊司 ANIMAななし英雄・アテルイが主人公ということで面白そうだなと読んでみたらかなり質の高いスタイリッシュ少年漫画で、かつ今流行りの兄弟&鬼退治ものだった。 6話後半までのストーリーを要約すると、 ・蝦夷の民は鉄輪(かなわ)という仮面で神の力を借り、朝廷は声聞師が鬼を操り戦を行っていたが、突然鬼が言うことを聞かなくなり日本中に散らばってしまう ・声聞師・真蔭(まさかげ)は「鬼となった弟を殺したい」と、アテルイの妻を生き返らせることを条件に鬼退治の協力を仰ぐ ・真蔭は独自に鉄輪を編み出し使うことができ、鬼たちを主導している「鉄輪を被った鬼」こそが真蔭の弟・真嗣(まさつぐ) ・真嗣は声聞師として非才だと思われていたが、実は真嗣だけが鬼の苦痛に喘ぐ声を聞くことができ、死んで成仏させるために大量の弱い鬼を戦に投じていた ・真蔭は一度死に真嗣の反魂の術で生き返ったことで鬼の声が聞こえるようになった というように、「真嗣は全ての鬼たちを成仏させるために鬼となり自らも兄に殺してもらうつもりなのでは…?」というお話。 たった6話にこれだけの情報量が詰まってるのに無茶苦茶わかりやすいし、少年漫画で弟のほうが優れているという展開はかなり珍しく「逆うちは兄弟」って感じで面白い。あと絵がKADOKAWAって感じでスタイリッシュでお洒落。 いまなら最新話まで全部読めるのでぜひ! 【無料連載】1〜6話後半まで無料(2020/11/24現在) https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/593993/A002397936/ただのラブコメ?いや、全然違うぞ!!Your Graduation 髙橋ユータ名無し普通の男性教師とヒロインの生徒のラブコメだと思って読んだら、とんでもないどんでん返しが待っててビビりました! これは説明できない…。でも読み返してみると、前半のありとあらゆる小ネタが全て後半部分に繋がっててこの物語に納得せざるを得ませんでした…。ホントに凄い話です。映画とかにして欲しいスケール感を感じてしまいました。 何書いてもネタバレになってしまうので、読んでその目で確かめて欲しいです。絶望と希望を胸に滅びゆく世界を生き抜く物語 #1巻応援永遠の陽射しの屍 森田将文sogor25世界にゾンビが現れて半年が経過した世界。 街はすでに壊滅状態で、生存者はほとんど残っていません。 そんな中で息を潜めて暮らしている主人公の三倉。 彼がある日食料を求めて民家に忍び込むと、そこには1人の女の子が。 驚いた三倉でしたか、その女の子・ゆゆと話していると、彼女のお母さんが感染してゾンビになってしまっているらしいと察します。 しかし、そうこうしているうちにそのゾンビ化したゆゆのお母さんが現れてふたりを襲い始めます。 なんとか逃げ出した御蔵でしたが、襲われた時に傷を負ったことで自分も感染してしまったということを悟ります。 この作品は自分が完全にゾンビになって自我を失う前に余裕を安全な場所まで 連れて行くと誓った御蔵 の様子を描いた物語です。 ゾンビものといえば「噛まれてしばらくするとゾンビ化して自我を失ってしまう」という作品が多く、ゲームの「バイオハザード」シリーズの主人公のように耐性を持っているためにゾンビ化しない作品、「空腹なぼくら」のようにゾンビになっても自我を残している作品などもありますが、この作品は本来であればすぐにゾンビ化するところをなぜか主人公の三倉はゾンビ化せず、ただ確実にゾンビ化は進行しているという状態です。 そのため、ゆゆを連れて生き延びるという既に目の前にある試練に加えて、自らがゾンビ化してしまう前になんとかゆゆを安全なところまで連れて行かなければならない、というタイムリミットのある試練が三倉には課せられています。 その結果、物語により緊迫感が生まれるとともに、自分が遠くない将来にゾンビ化してしまうだろうこと、いつゾンビ化してゆゆを襲ってしまうか分からないこと、などいろいろな要素が絡み合った三倉の複雑な心境が描かれる作品です。 1巻まで読了壮絶なイジメの末、無敵の力を授かる話DESTRA -デストラ- 本田優貴名無し※ネタバレを含むクチコミです。 ちょっとマニアックでKAWAII恐竜ギャグまんが現存!古代生物史パッキー レツstarstarstarstarstarひさぴよ2012年の少年ジャンプで連載していた、恐竜と古生物が主人公一家と暮らすギャグ漫画。 「恐竜の飼いかた」のクチコミを見て、恐竜マンガは数あれど恐竜と一緒に暮らす漫画って意外と少ないかも…と考えてたら、パッキーっていたよなあと久しぶりに思い出しました。 コミカルな恐竜達から繰り出される豪快なシュールギャグが好きでしたが、子供向け過ぎると見なされたのか、短命で打ち切られてしまったのが残念です。 人間の家族たちも含めて、キャラクターはみんな良かった上に、恐竜・古代生物の知識が豊富で、各生物の特性を活かしたギャグが素晴らしかったのに…。いま考えると、結構マニアックな漫画だったのかもしれません。 出る時代が早すぎた気もします。令和のジャンプならもっと人気が出たかもしれませんし、コロコロなどで連載しても人気になったかもしれません。いずれにせよ、もう少し面白さが再評価されても良いのになあと思う作品です。安室透と同期5人の警察学校時代描く物語!名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story 新井隆広 青山剛昌ましゅまろ超待望の新連載、開幕!!! これは警察学校時代の知られざる物語―――… 【あらすじ】 >降谷零、松田陣平、伊達航、萩原研二、諸伏景光。 「彼ら」の青き日々は、警察学校にあった… 今、初めて語られる、若かりし五人の青春教場物語! 【著者】新井隆広 青山剛昌 【掲載】週刊少年サンデー 44号より 【公式サイト】 https://websunday.net/rensai/wildpolice/なんかスゲー表紙だったので買った少年剣豪 無茶四 二階堂正宏名無し昨日の新刊を見てたらヤベー表紙があってこりゃ買って中身を確かめるしかないと思い購入。 https://manba.co.jp/new_books/2020/11/20 中身はショートギャグで 1. 口が半開きの無茶四(むちゃし)と女の子が登場 2. 柳生軍兵衛「おのれ~無茶四め。〇〇で亡き者にしてくれる」配下の者「流石です殿!」 3. 爆発オチ というお決まりの流れが毎回繰り返されます。殿がめっちゃピュア。無茶四がほぼ何も喋らないので妙な強キャラ感があります。口半開きなのに。 作者の二階堂正宏って一体何者…? と思いきや山月記の人だったんですね。どっちの作風が素なのか気になります。 久しぶりに読んだがやっぱりよかったメイキャッパー 板垣恵介starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男刃牙を初めて読んだ時にこの人の絵をどっか見たことあるなと思ってたらメイキャッパーの人と思った覚えがある。メイクアップアーティストの話でだいたい最後は幸せな話になったりスカッとする内容でちょうどよかった。やっぱり格闘のシーンは刃牙っぽかったな チャンピオンコミックス版にはグラップラー刃牙のプロトタイプっぽい短編ははいっていないんだな....小池書院版のみ収録か 睡眠マニアお姉さんと、秘密の同居♡こいとうたたね 鳥生ちのりあうしぃ@カワイイマンガ高校教師のハナと、高校生のきいくん。二人はいとこで、きいくんはハナが好き。そして今は秘密の同居中。何で秘密かって……? ●●●●● 家では明るくリラックスした様子のハナだが、学校では厳しく真面目なクールビューティー。家でデレるハナはとってもキュート!奇妙な縁で外でも遭遇しがちな二人が、相手を思い遣る日々は優しい。 ハナの趣味は快眠研究。知識が網羅的で充実しており、学びが多い(参考文献の多さ……)。昔ながらの寝具店が登場して、上手に活用して寝具を選んだりしているのも、一周回って新しいかも。 大人で教師という立場で頑張るハナだが、お疲れの時もあれば時々抜けている時もある。そんな時、意外に頼れるしっかり者のきいくん(むっつり系)を、ハナが異性として意識する日は来るのか……ラストの展開はもの凄く優しいエモーション! (個人的な話で恐縮ですが、私の人生「カワイイマンガ」ベスト30に常に入る、思い入れが強い漫画です!)暴力的だけど、健全無敵看板娘 佐渡川準名無し※ネタバレを含むクチコミです。 上手い・可愛い、だけじゃない、「わかってる」からこその超一流あやかしトライアングル 矢吹健太朗mampukuTSものは守備範囲外なんてすが、Black Catからの矢吹先生ファンとしては読まざるを得ないですよね。 なぜかジャンプのエロコメは同誌のピュアめなラブコメよりもストーリーがしっかりしているなという勝手な偏見があります。矢吹先生のえならたとえ面白くなくても買うんですけどね。 とらぶるの末期頃はさすがに矢吹先生の絵も古くなってきたなと思ったものですが、しっかり調整して違いを見せてくれるあたりさすがというほかありません。矢吹先生と赤松先生は向こう10年は少年誌で戦えそうに見えます無敗の男・朝比奈大吾め組の大吾 曽田正人名無し※ネタバレを含むクチコミです。いい感じのおバカギャグ漫画いとやんごとなき 小松翔太六文銭バカではなくおバカという表現がぴったりな作品。 殿上人のごとく君臨する学園一の貴人「光暈寺麻呂」は興奮すると股間が光るという、何のこっちゃよくわからない特徴がある。 しかも、どM。 罵られると興奮度MAXで、一周まわって光からブラックホールになるという。 なんという、おバカ設定。 久しぶりに腹抱えて笑ってしまいました。 その高貴さから罵られる経験がなかったからでしょうか。 何より、光暈寺麻呂のこの設定だったら、誰しもスポーツ万能・頭脳明晰キャラだと想像するのに、まさかの学力平均。 真面目なツラして勉強しているのに、まさかのこの平凡さ。 大バカでもない、この微妙な感じ。最高です。 色々狂った学園生活に、今後楽しみな作品です。 8巻まで読んだけどこれ凄いですね不滅のあなたへ 大今良時名無しマガジンの後ろの方に載ってることが多くて、でも結構続いてるから人気なんだろうなと思いつつ、ちょっと読んだくらいでは内容が全く掴めなかったので読まずにいたのですが、今日初めて読んでみました。 正直これが少年漫画誌に載ってるというのはにわかに信じ難いというか、みんなちゃんと理解して読んでるのか疑いたくなる内容。本当にフシが世界の全てを記憶するまでを描くなら途方もなさ過ぎるし、人には勧めづらい漫画。でもこれをマガジンで連載しようと決めたのは勇気あるし、大今先生が最初にこのネタを持ち込んだ時、編集者は鳥肌立ったろうなと想像できます(いや実際どう思ったのかほんと知りたい)。 これはどんなことがあっても絶対に最後まで描き切ってほしい。 強いて言うなら犬好きにな人におすすめしたいかも。憧れの芸大ライフでクリエイター人生をやり直す!ぼくたちのリメイク えれっと 閃凡人 木緒なちANAGUMA人生をもう一度やり直せるとして、やりたいことがある人は幸福なのかどうかとたまに考えます。 勤めていたエロゲ制作会社(※超絶ブラック企業)の倒産直後、10年前にタイムスリップした本作の主人公恭也。彼はこれまでの自分と決別するかのように当時夢見た芸大へ進学し、人生をやり直すことを選択します。 場末のエロゲ制作会社で「何者にもなれない」と燻っていた恭也の胸の内は常にコンプレックスが渦巻いています。それでも10年後に「プラチナ世代」と呼ばれるトップクリエイターになる同級生とともにモノづくりに奔走するのは、変わりたいから。仲間と一緒に作りたいものがあるから。やり直した人生で夢を叶えたいから。 一度手放した夢を再び目指すのは、相応の覚悟が必要なはず。「何か」を掴もうとあがく恭也の姿は、見ていてグッとくるものがあります。 モノづくりマンガ、芸大マンガとしても芯の通った熱さのある素敵な作品だと思います。続刊も楽しみです!ボディビルダーと事故物件をレディーファイッ!!させたらこうなった除霊ビルダー ウエダマサヒロ名無しという話です。主人公がこれぞ脳筋という感じのキャラでこっちも頭使わず読めて最高でした。 働きたくない思いを戦う力に変えて高機動無職ニーテンベルグ 青木ハヤトANAGUMA「働かずに食べるメシはうまいかっ!!N.E.E.T.ッ!!」「美味しいですよ!!」 ロボット作品の開闢以来、戦闘中のコックピットで発されたセリフの中でも相当上位の切れ味を誇るのではないでしょうか。せめて少し迷ってほしい。 開幕のこのセリフが象徴するように、本作は働くことと働かないことをめぐり、命懸けで戦うパイロットたちの姿が描かれます。 主人公の不動遊(無職)はひょんなことからデスマーチ軍に抗う存在、無職同盟(リガ・ジョブレス)に加入し、黒い人型兵器(ワークマン)・ニーテンベルグに搭乗。彼の「働きたくない」思いとともに、世界の命運をかけた社畜と無職の戦いが幕を開けるのでした。全部マジです。 ロボットもののテンプレートに乗せて一貫して働く者と働かざる者の対比が描かれるのが最高に笑えるポイントです。 レジスタンスに加入してもぐだぐだしている遊に比べて、ライバルのワーカ・ホリック大佐が社会人としてまともに見えるのも読んでいてじわじわくるところ。本当に倒すべき敵なのか彼らは…? イカれた設定が繰り広げられる中でメカの作画やバトル描写はすごくカッコイイのが更に面白い。ちゃんと機体のパワーアップとかもあってロボットものの楽しさも味わえますし、物語自体は王道の熱さを備えているのがすごいです。 ガンダムのパロネタ(※超秀逸)だけではない「自由を求めて戦う」という重厚なテーゼが奥底に織り込まれているのが本作の魅力なんでしょうね。実際には労働から逃げているわけですが。 働きたくね〜と思った時に読むと元気が出るのでおすすめです!ちょっとびっくり茜ちゃんのふしだらなコンカツ 小村あゆみ名無しうそつきリリィの作者さんだと知ってびっくりです。少年マンガ誌でエロコメ描くことあるんですね。女性向けのちょっとエッチなのは描いてたみたいですけど、ここに来てずっと描いていた集英社から講談社へと出版社も変えて、なにかあったのかな?と勘ぐってしまいました… この読み切りはわりとちゃんと面白かったんですけど(きつねとたぬきで百合なところがとくに)、「こういうのが描きたかった!」という思いでこの雑誌を選んだのか、気になります。#裏バイト #高収入 #ホラー #閲覧注意 #オカルト #1巻応援裏バイト:逃亡禁止 田口翔太郎starstarstarstarstarウマタロ2巻まで読了。 1巻に引き続き、さまざまな裏バイトに参加し、毎回命からがら報酬を得る白浜和美と黒嶺ユメ。クサイクサイ危機察知能力と、機転の利く安定のコンビ感。そこへ「やられ役の新規」が加わるいつもの構成が好きすぎる。 2巻では一つの話が少し長めで、オチは1巻より大きな結末のものが多い気がした。シュールな演出もあって、どこからがギャグでホラーなのかわからないが、非常にクセになる面白さがある。それでいてホラー描写はしっかりと怖い…。話の長さも丁度いいし、テンポよく読めるオカルト・ホラー漫画。 紙の単行本にはカバー下に描き下ろし漫画があるので、できることならば紙版を買った方がお得感がある。(電子版はわからない) ちなみに、 > ※本作品は心身に多大な影響を与える可能性がございます。 という触れ込みのとおり、夜寝る前に読んだところ、悪夢を3回ほど見て起きた。 法律で裁けないことは闇の司法で裁く!ジャッジ 細野不二彦hysysk法律で裁けない悪を「闇の司法」で裁くダークヒーロー。基本的に1話完結だが、悪人に味方する「闇の弁護士」が出てきたり、本当に悪いのは誰なのか分からなくなるような話があったりして、回を重ねるごとに面白さが高まってくる。 もっと読みたい!というところで終わってしまうのが残念とも言えるし、ちょうどいいとも言える。法の網を潜り抜ける悪人が登場しなければならないから、ちょっと残虐表現や不快な出来事が多くなってしまったのかも知れない。主人公・奥村燐がエクソシストになる話青の祓魔師 リマスター版 加藤和恵名無しもともと人気があるのは知っていて、絵柄も好みだったので読んでみました。人気があるだけありストーリーがとにかく良い。キャラもオリジナリティがあって、それぞれの行動原理も良い。読んでよかったです。予告された死の未来を回避せよ! #1巻応援ウソツキ皐月は死が視える 了子ANAGUMA主人公の皐月は誰彼問わず「あなたは死にます」と声をかけるのでクラスメートからは距離を置かれている浮いた存在。なぜそんなことをしているのか?理由はシンプルで、彼女には本当に他人の死の運命が見えているのです。 彼女が誰かの死を予見する手法はユニークで、死亡現場に彼女にしか見えない死体のイメージが現れるというもの。 「未来の死体」をためつすがめつ実況見分して限られた情報から死の原因を推理し、死亡時刻が訪れるまでにあの手この手で要因を排除していくのはスリリングで読み応え抜群です。 「ウソ月」と呼ばれ、他人に信用されていない皐月がコミュニケーションを取りながら誰かの行動に介入することの大変さが読んでいると伝わってくるんですよね。 誰からも理解されないのに、それでも危険を冒して人を救うために奔走する皐月のキャラクターは熱いものがあります。 皐月の能力と行動を通して徐々にクラスメートとの関係性が変わっていくのが1巻の展開。彼女と距離を縮める者、疑いを強める者、拒絶する者…皐月の心情に少し光が差したかと思えば周囲の人間関係に潜む深い闇が垣間見えたり、グラグラしながら読み進められるのが楽しい作品だと思います。 そして重要情報を最後に補足しますが、女と女の感情が動きまくりますのでそのスジの方にもぜひ読んでいただきたい次第。サスペンス百合です。 これ読まないなら未来に生きるな!漂流教室〔文庫版〕 楳図かずお二階堂楳図かずおの傑作のひとつ。圧倒的ストーリーと「ワァーッ!」がツボになってくる。窪塚主演の高校生モノとしてドラマ化したのはすごいアイデアだとおもう。マツリとアパレル業界。トラとハチドリ MB ヨドカワPom 主人公のヤンチャ少女マツリが、アパレル業界に自然に染まっていく過程が良かった。 華やかなアパレル世界の表側だけでなく裏側がメインで描かれているのも面白いです。 特別なことはしていないのに人を惹きつけるマツリの魅力がどこにあるのか探りながら読むのも楽しいかもと思いました。 仕事の楽しさ面白さがマツリの良さを引き出しているのかな。 読了後色々と想像してしまった漫画。<<206207208209210>>
英雄・アテルイが主人公ということで面白そうだなと読んでみたらかなり質の高いスタイリッシュ少年漫画で、かつ今流行りの兄弟&鬼退治ものだった。 6話後半までのストーリーを要約すると、 ・蝦夷の民は鉄輪(かなわ)という仮面で神の力を借り、朝廷は声聞師が鬼を操り戦を行っていたが、突然鬼が言うことを聞かなくなり日本中に散らばってしまう ・声聞師・真蔭(まさかげ)は「鬼となった弟を殺したい」と、アテルイの妻を生き返らせることを条件に鬼退治の協力を仰ぐ ・真蔭は独自に鉄輪を編み出し使うことができ、鬼たちを主導している「鉄輪を被った鬼」こそが真蔭の弟・真嗣(まさつぐ) ・真嗣は声聞師として非才だと思われていたが、実は真嗣だけが鬼の苦痛に喘ぐ声を聞くことができ、死んで成仏させるために大量の弱い鬼を戦に投じていた ・真蔭は一度死に真嗣の反魂の術で生き返ったことで鬼の声が聞こえるようになった というように、「真嗣は全ての鬼たちを成仏させるために鬼となり自らも兄に殺してもらうつもりなのでは…?」というお話。 たった6話にこれだけの情報量が詰まってるのに無茶苦茶わかりやすいし、少年漫画で弟のほうが優れているという展開はかなり珍しく「逆うちは兄弟」って感じで面白い。あと絵がKADOKAWAって感じでスタイリッシュでお洒落。 いまなら最新話まで全部読めるのでぜひ! 【無料連載】1〜6話後半まで無料(2020/11/24現在) https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/593993/A002397936/