少年マンガの感想・レビュー7875件<<172173174175176>>ジャンプの集大成になり得る(はず)タイトル呪術廻戦 芥見下々starstarstarstarstarさいろく完結した「鬼滅の刃」との比較が多すぎて、そもそも比較するもんじゃないと思うし単体で楽しめる気持ちになるまでゆっくり読もう、と思っていた。 のだが、気づけば最新刊をワクワクしながら待つ状態になっている。 「地獄楽」や「鬼滅の刃」チックな和風ファンタジーバトル要素に、「HUNTER×HUNTER」のようなチーム枠・死の概念やホラー、考察要素が山積みで複雑になってきたというのが最近の流れ。 序盤はしっかりシンプルに呪術廻戦の世界への導入が描かれているが、随所に伏線がわかりやすく張られていくのを読み進めていくと、いつアレがどう使われるのか、すごく気になってくる。 レビューというよりは自分の感想として、今更だけどコレを書いてなかった…と思ったのでメモ的に。孫悟空とは何者だったのか? - マンバ通信DRAGON BALL モノクロ版 鳥山明マンバ上田啓太さんによるドラゴンボール考。先日、ベジータのシリーズが完結したばかりですが、今回は番外編として主人公の孫悟空について語りつくします。孫悟空…一体何者なんだ… https://magazine.manba.co.jp/2018/01/29/ueda-dragonball5/ほぼ絵本で癒しの塊アルマジロのジョン from 吸血鬼すぐ死ぬ 盆ノ木至名無し絵本というだけあって左開き。最初ページが捲れなくてライブラリを再起動してしました。ジョンがメロンパンの間に並べられて撮った写真がクソ可愛い。 この本のおかげでちゃんとアルマジロは吸血鬼と関係のある動物だと知れて何気にすげー勉強になった。 もう少し読み応えがほしい気もしたけど可愛いのでOKです!高校演劇題材では上位アクトン ベイビー -Act on Baby- 高田桂名無しヒロインとのボーイミーツガール関係、全国大会を目指しての結末など尻切れトンボで終わっているのは残念です。しかし、他の高校演劇を題材とする作品も短命に終わってばかりなのを考えると相対的に上位作ではないかと思います。最終回の主人公が「(演劇なんか所詮自己満足という言葉に)自分が満足出来ないで誰かを満足させることが出来るはずがない。満足出来るまで足掻き続ける」と宣言して、(足掻く人は好きだと言っていた)ヒロインが優しい眼差しを送るのは名シーンだったと思います。 THE MOMOTAROH 1巻感想THE MOMOTAROH にわのまこと名無し基本的に奇面組みたいな二頭身で話が進んでいくスタイルが安心感ある。「ひきょーもお経もあるかーい!!」みたいな懐かしい言い回し(最近だと映像研ぐらいでしかみない)や、登場人物がコマを剥がしたり、話の冒頭でいままでのストーリー無視していきなり主人公による深夜ラジオが始まり本筋に戻り、また話の途中でいきなり作者からのメッセージが入り……。言葉回しから次元を無視したメタギャグからやりたい放題。これでまだ1巻というのがすさまじい。 他の方の感想に「ギャグの密度が濃い」とありましたが本当にそうとしか言えない。(あと全然プロレス知らないけどプロレスネタがすごい多いんだろうなということだけはなんとなくわかった。) キャラで言うとキンちゃんが好きですね!あの金太郎ヘアスタイルでハンサムさを失わない真の二枚目であり、それでいてボケもノリノリでやる良い人。 アンリミで1巻読んだのですが普通に続きが気になります。 ▼どーかわかってくれマスチン完全凡才主人公って難しいな放課後ウインド・オーケストラ 宇佐悠一郎名無しそれを感じさせられてしまう作りでした。ネット上だと好評が目につくけど面白さは主人公の名前通り。打破を狙ってか途中からガチ部の連中と絡む方向に行きましたが、それも良からぬ方向だったと思います。打ち切りエンドですが先が気にならなかったです。丁寧に流れる時間が癒してくれるさかさま船の魔女 近藤笑真野愛『あーとかうーしか言えない』の近藤先生の読切。 逆さまに飛ぶゆりかもめ、アンナの髪を編みながら独白するドリー、感情を爆発させる場面で抱えている本は『怒りの葡萄』 意味のあるモチーフがふんだんに散りばめられているのに、残酷な運命が描かれているのに、ゆったりとした時間が流れています。 怒りや悲しみは時間が解決するという言葉は無責任に感じるけれど、救いであり祈りなのかもしれないと思わせてくれる作品でした。 怒りを忘れずにいることも、忘れることも、伝えることも、全てに意味があるんだと感じました。 「時間は麻酔だ」「大丈夫よ」という言葉に確かな温度を与えているのは、悠久の時を丁寧に描いているからなのかなあ。素晴らしい作品でした。 メイド服ロボ×義手犬、出会いの旅旅とごはんと終末世界 文ノ梛あうしぃ@カワイイマンガ自己を形作っているのは、それまでに出会った人々なのかもしれない。それが失われる事を「輪郭が失われる」と表現するこの作品、かなり深くて優しい作品である事は保証します。 メイド服を着た少女型の機械生命体・蘇芳。AIより人に近い、自立した思考を持ち学習する彼女は、自分を作った設計士=ご主人様を探すべく、犬のミュートと共に旅をする。人語を話し、機械の義手を持つミュートは頼れる存在。蘇芳の成長を見守ります。 旅をするのは、多くの人が死んだばかりの終末世界。残された文明は高度だが、維持が間に合わず、かなり崩壊している。そんな中で印象的なのは、ごはん大好きな二人の食事。 食料調達から調理まで、食事は蘇芳の担当。ミュートも感心する腕前で作られる料理は、旅の途中で出会う人達にも振る舞われます。 出会う人達の様々な事情。ひと月ほどの間に出会ったほんの少しの人達は、ご主人様しか知らなかった蘇芳に人との繋がりと思い出を与えてくれる。一方、見守るミュートに去来する思いは……? 3巻の間にしっとりとした世界観と様々な思索の種が埋め込まれ、蘇芳とミュートの物語もこれ以上ないくらい切なく温かく、充実の一作でした。唯一無二「フジリュー」というセンス封神演義 藤崎竜六文銭まず、皆思うのが、巻数を重ねるごとに 「絵柄変わってない?」 ということだと思います。 最初のほうはシュッとしているのに、だんだん靴とかガンダムみたいになっていきます。 本題。 小さい頃どハマリして再読。 今でも、最後にかけて畳かける摩訶不思議な展開は、ドラッグやっているかのような中毒性があります。(ドラッグやったことないけど。) 中国の古典怪奇小説『封神演義』を原作としながら、作者の類稀なるセンスによって大胆にアレンジしたところが、本作の魅力だと思います。 SF、ファンタジー、ギャグ、バトルの要素を取り入れつつ、ちょいちょい美形キャラも出して…といった上質な少年漫画として仕上がってます。 自分自身、『史記』における『キングダム』同様、 有名原作を「忠実」に再現したから面白いわけではないと常々思っているんですね。 同じ題材でも、ストーリーの構成や演出、登場人物のキャラ付けなど、作家によって異なりますよね。 そこが、ポイントなのだとしたら、作者のもつ独創的発想と幻想的なデザインに、摩訶不思議な古典小説が、見事にマッチしたからでしょう。 本作がここまでヒットしたのは、そこにあると改めて思いました。 余談ですが、何年たってもスープーシャンは可愛いっすね。東毅先生じゃん!!異世界シェフと最強暴食姫【電子特別版】 東毅チャンピオンスキー少年チャンピオンで新連載だと!? 読み終わってしばらく気付かなかった・・・。 絵が大分変わった気がするな・・・。 でもよく見ると東毅作品のノリだし、非常に読みやすいというか、 1話目で50ページ超の長さでもこの読みやすさ。 面白さを保ちながら疲れを感じさせないテンポは、さすが東先生と言うべきか。 「超弩級少女4946」「電波教師」とか、かなり好きだったのだけど、 よくよく考えるとサンデーよりチャンピオンの方が合ってる作風な気がしてきた。 今後も楽しみにしたい。 視覚情報に溺れたいAURORA NODE 箱いっせ野愛情報過多なのに謎だらけな世界観が面白い、面白いと言い切れるほど理解できてないけれど面白い予感がしているので更新を楽しみにしています。 2020年からそう遠くはない未来、情勢は依然下り坂。公共施設などはどんどん失われ、その代わりに展示物は「オーロラ」という立体映像で補われています。 つまり、動物園のパンダも水族館のくらげも全部バーチャルになってしまった世界が舞台。 「オーロラ」を用意する視覚伝達員の野中ふじ緒と、オーロラブロンドの髪を持つ謎の少年が出会い物語が展開していきます。 ストーリーを理解しようとするよりも、視覚情報の多さと美しさに浸るのがとにかく楽しい! 毎話新しい展開と謎が生まれて頭が追いつかないけど、そのスピーディーさも近未来SF感として味わえます。 青を基調とした透明感ある色使いも好きです。眺めているだけでも世界観に浸れます。 どんどん面白くなっていく予感がしているので話数が少ないうちに読んでおくのをおすすめします。 でも展開が気になるのである程度まとまってから読みたい気もする…のでお好みに合わせてお読みください。ほのぼの冒険活劇アップフェルラント物語 田中芳樹 ふくやまけいこ名無し※ネタバレを含むクチコミです。武士とメイドと医者とサラリーマンにたのめば何とかしてくれるであろう宇宙十兵衛 吉崎観音サミアド未完の「宇宙十兵衛」を加筆・完結させ、特別編「ケロロ軍曹VS宇宙十兵衛」を追加した完全版です。 ケロロ人気にあやかったリサイクルですね。 護衛神エイトもあやかってくれ・・・ 加筆が多いので特に後半、絵が急に上手くなってビックリします。 内容はバトル混じりのコメディです。広げた風呂敷を 限られたページで強引に畳んだため、展開に違和感を感じます。最終話の兄上、別人にすり替わってない・・・? 正直ケロロの方が面白いと思うのですが この漫画も不思議な魅力があって、仲間が集まる場面や最後のオチは特に好きです。 特別編はギロロがいつも通り酷い目にあいます。 でも寧々さんかわいいねぇねぇ、ねねさん。 天色ちゆ野愛美味しそうにごはんを食べる寧々さんがとってもかわいい!! にしてもツイート数多いからすごい作品なのかと思ったらめちゃくちゃほっこり飯漫画だなあ、作者さんが有名だからかなあ、まあでも寧々さんかわいいし平和でいいなあ…と思っていたらそういうことか。 あれ?とかなんで?と思うポイントが後半全部効いてくる。なるほど、と思いながらもしっかり感動しました。ちゃんと面白い長編でしたね鬼滅の刃 吾峠呼世晴mampuku※ネタバレを含むクチコミです。記事の見出しだけ読んで引リツするやつ全員読めイカロス病 浦野ウララ野愛今のご時世に刺さりすぎるほど刺さりすぎるお話なので、ツイッターなんかで安易にバズって消費されないでほしいなあと思いました。 小説家を目指すも落選続きの主人公。翼の生えた猿のような生物。社会への怒りとSNS。 うまいこと全部組み合わさって最悪な方向へと進んでいきます。 世の中に対する漠然とした怒りも自分に対する評価への不満もわかります。正論っぽいこと言って溜飲下げたくなるのもわかるし、承認欲求だってわかるけど…行き過ぎると化け物にしか見えないんですよね。 化け物よりも生きてる人間のほうがよっぽど恐ろしいというお話はよくあるけど本当にそうなんだから仕方ない。 一番最後のコマが悲しくて後味悪くて最高でした。 霊障を祓う年子DKバディアクション! #読切応援東京GhostBros 流石景名無し※ネタバレを含むクチコミです。むちゃくちゃ良い怪奇グロイカロス病 浦野ウララ名無し※ネタバレを含むクチコミです。温泉ガッパドンバの御童先生初期作品愛(ラブ)いただきます!! 御童カズヒコhysysk厳しい校則の施行に反対し、規則に縛られずに生活できることを証明するため中学生が学校公認で夫婦になるというとんでもない話。でも対象読者である小学生くらいの感覚を思い出してみると、好きな子とどうなりたいかって結婚以外にない訳で、フィクションとしてはちょうどいい距離感かも知れない。 今なら家事の大変さとかジェンダー的な視点も交えて面白い方向に持っていけそうな設定だが、徹頭徹尾夜の生活をいかに実現するかという内容で、当時の子供や大人がこの作品をどう思っていたのかすごく気になる。 夜麻 みゆき の世界刻の大地 夜麻みゆきサミアド夜麻みゆき先生の代表作です。 異世界『オッツキイム』を主人公達が旅します。 初期作「レヴァリアース」の数年後が舞台です。 「レヴァリ〜」も名作ですが荒削りな部分があるので、刻の大地を読んで気に入ったらレヴァリアースも読む、という順番が良いと思います。 とにかく絵が良い!カラーイラストが超綺麗! 青い空や水、黄昏や薄明かりの描写が素晴らしい。 当時のエニックス系では「ARIA」の天野こずえ先生と双璧だと思っています。 キャラクターも魅力的ですが好き過ぎて語りきれないので省略します。 異世界の設定を漫画で上手く表現していて、オッツキイムに浸れます! 食事や風景、建築や風習など見ているだけでワクワクします! プロトタイプ版「幻想大陸」もギャグ漫画寄りですが名作です。 体調不良で未完となっていましたがクラウドファンディングで十数年ぶりに続きが刊行されました! ブランクのせいか、正直、絵や内容は昔の方が好きでした… でも、一度は諦めた物語の続きを読ませてくださった夜麻先生には心から感謝しています。 画像は主人公の1人「カイ」の回想シーンです。 勇者ザードの数少ない出番。 個人的に勇者と言えばザードか騎士ガンダムです。こじらせた中学生みたいに生きたい撃滅のジェノサイドギグ フセキ野愛青臭くて厨二臭くて最高にかっこよかった。滾る熱量がそのまま音になって聴こえてくる気がして鳥肌が立った。 本当の自分を隠して生きる女子と一匹狼の変わり者の男子が音楽で通じ合う青春ストーリーと言えなくもないけれど、この作品を、藤原と赤井の音楽を「青春だ」の一言で片付けることはとてもできない。 青いのとか熱いのとかこじらせてるのを斜めから見るのはもう終わり。貫いたヤツが一番かっこいい。 学校なんて狭い場所だけじゃなくて、広い世界でこじらせた中学生みたいに暴れ回る姿が見たい。 つまり読み切りじゃなくて連載してくれ!!クラシックピアノ少女×テナーサックスジャズ少年がギグ!!撃滅のジェノサイドギグ フセキstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)「ジャンプルーキー!」に掲載された激熱音楽漫画! 高校生の男女が出会う! クラシックピアノ少女×テナーサックスジャズ少年! 父親が世界的ピアニストで自分のアイデンティティを確立できない少女が、転校先で作曲してる痛いジャズ少年に出会い、葛藤し、殻をぶち破っていく! https://rookie.shonenjump.com/series/pGBIkZkJ3hM/pGBIkZkJ3hU なりたい自分が分からず、求められる像を演じ、それでいいのかと不満を抱き自分を殺してきた彼女がすべてをジャズセッションで吹っ飛ばす! 「こじらせた中学生みてぇなジャズの才能」っていい言葉ですね。 演奏シーンから音が聞こえてくるようでした。 担当は『チェンソーマン』『スパイファミリー』『ダンダダン』などを手掛ける林士平さん。 https://twitter.com/SHIHEILIN/status/1426509882446946304?s=20 インディーズ連載かと思ったら、担当さんが読切って書いてるので読切なんですね…。 続きが読みたくてしょうがないです。 空から女の子が!エルデガイン-導きの神- 円英智名無し表紙に魅かれて、古本屋で購入。 王道のボーイミーツガールから始まる冒険ファンタジー。 主人公・ザンとヒロイン・リミュエールは とてもいい子で応援したくなるカップル。 そして、きめ細かな作画と世界観、全3巻と言わず、 もっと読みたかったですね。新感覚サスペンス!!Bad Tripper 踊場ゆうハイジ大好き私はジャンプをほぼ毎回と言っていいくらい読んでいます。その中でも特にマッシュルや呪術廻戦などが好きなのですが、この「Bad Tripper」読み切りを読んだだけなのにすんごいハマりました!笑 読み終わった際、「読み切りなのかぁ…」とため息をついてしまうくらい面白かったです!!! 主人公・ハイジのキャラが凄く魅力的で好きです!!! 読み切りなのがほんとに悲しいくらいなので、もういっそのこと連載してほしいくらいです!!!お願いします!!!笑 この感想を見ていただいた方々にも、是非一回読んでもらいたいです🙇🏻♀️<<172173174175176>>
完結した「鬼滅の刃」との比較が多すぎて、そもそも比較するもんじゃないと思うし単体で楽しめる気持ちになるまでゆっくり読もう、と思っていた。 のだが、気づけば最新刊をワクワクしながら待つ状態になっている。 「地獄楽」や「鬼滅の刃」チックな和風ファンタジーバトル要素に、「HUNTER×HUNTER」のようなチーム枠・死の概念やホラー、考察要素が山積みで複雑になってきたというのが最近の流れ。 序盤はしっかりシンプルに呪術廻戦の世界への導入が描かれているが、随所に伏線がわかりやすく張られていくのを読み進めていくと、いつアレがどう使われるのか、すごく気になってくる。 レビューというよりは自分の感想として、今更だけどコレを書いてなかった…と思ったのでメモ的に。