高校の日常

結論:ハードボイルドよし子さんは変態であり天才である

高校の日常 ハードボイルドよし子
みや
みや

まず初めに 『この作品は「男子高校生の日常」では無い!』 いや、男子高校生の日常でもあるけどアニメ化とかしてる男子高校生の日常とは似て非なるものである!非なるものである! その上でこの漫画をヒトコトで評すると 「アブノーマルを身近に感じさせる良作」です 何気ない会話の中に、だいぶ頭おかしい擬人化妄想ぶちこんでくる名護くんが、まず良い味出してるわけですが、この漫画はそれに留まらず相方橘くんがある程度の形にしちゃうのが芸術点(?)高めです。 「ある程度」なのもポイント(笑) 身近にあるものからその発想力、いやお前らホント天才か!?って思います。 添付画像のノリがお好きな方は読んでみては? 名護と橘ペアについて触れましたが この漫画基本的にはいくつかの2名セットでの掛け合いで構成されています(※2つ名は作中の表現まま)。 【妄想の天才:名護 と 具現化王:橘】 【金持ちお嬢様:草加 と ツッコミ王:照井】 【勘違い少女:後藤 と モノ作り王:氷川】 【ベテラン教師:仁藤 と 新任教師:加賀美】 【残念な不良:秋山 と ひよっこ不良:桜井】 好みのペアがきっとあるはず 男子同士の掛け合いだけじゃなくて女の子も適度にぷにっと感ある絵柄とキャラ性で可愛いのでそちらも是非(僕は女の子だと後藤さんが好きです)。 作者のウチなる変態性を見せながらも読みクチ軽めなこちらの漫画、オススメです。 全4巻完結済みなのも手を出しやすい所。 「#もっと評価されるべき」とか 「#才能の無駄遣い」タグつけたいタイプの漫画です

あしあとのまーち

抜群に味のある絵 #1巻応援

あしあとのまーち 宮乃ミト
兎来栄寿
兎来栄寿

まず、表紙と扉絵のカラーイラストから独特の雰囲気を放っています。素朴で、牧歌的で、アナログ水彩の滲みにどこか安らぐような懐かしさも憶えます。 そして、本編を読み始めると第1話の筆致に驚くことになるでしょう。枠線と吹き出し以外は、人物も背景もすべてが筆ペンか何かで描かれています。ごく稀に筆ペン主体で描かれるマンガもありますが、それらと異なるのは宮乃ミトさんの画風がかわいい寄りなこと。筆ペン系はリアルな画風に寄りがちで、これだけかわいいキャラがこうした荒々しい線で描き連ねられるのは珍しいです。しかも、2話以降はまた画材も変わっていきます。物語と共に絵も変わっていくのは面白い読み心地です。 舞台はラテンアメリカのどこかの国とのことで、以前描かれていた読切の「かえりみち」もメキシコが舞台だったのでラテンアメリカに強い興味があることがうかがえます。マンガでその辺りを掘り下げる人は少ないので、絵柄と相俟って独自色を出す要因になっています。 ストーリーも読むと心がほぐれて温まる内容となっており、癒しを感じます。 この魅力溢れる絵の世界に浸ってみませんか。

魔法使い養成専門マジックスター学院

私だけのマジックアニマル(イモ虫)

魔法使い養成専門マジックスター学院 南澤久佳 ミヅキ
サミアド
サミアド

イモ虫のクリームが可愛いです! 漫画図書館Zで無料で全話読めます。 雑誌Gファンタジーの作品ですが、続編を連載したゼロサムが未収録話などを収録した新装版を出しています。 魔法専門学校の『アニマルマスター科』の話。 大きな設定やストーリーがあり、感動する話や心に残る名言もあります。 しかし個人的に特筆したいのは畳み掛けるギャグ部分! 主人公兼ヒロインの顔芸!ボケ!イモ虫愛! 幼なじみ男子のハリセン!叫び!存在がツッコミ! 褐色少女の毒舌! 牛好きと牛! 担任教師の超髪! イモ虫の変顔!つぶらな瞳!キャベツ!もりもり!! 独特な絵やノリが苦手な人も居ると思います。イモ虫と牛 以外のアニマル達はメイン回以外、影が薄いです。 セイウチのせいぞう君にもっと出番を… 魔法やギャグに目を奪われますが、青春漫画としても良い作品だと思います。 続編の『トリプルスター』で伏線回収&完結しているので、ノリや絵柄が気に入った方にはそちらもオススメいたします。 イモ虫のクリームが可愛いです!(念押し) 画像は友情を育む為にスーパーファイヤーレシーブを打つ牛型マジックアニマルです。

チュートリアルが死ぬほど難しい

テンポよく死ぬスレスレを生き続ける主人公がアツい!

チュートリアルが死ぬほど難しい gandara 今江大輝
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)

どんどん次が気になって読んじゃうテンポの良さ! さすがピッコマ、つい課金したくなる作りになってますねー! ゲームっぽいダンジョンに強制転移させられた元プロゲーマーの主人公が、ヘルモードを選択してしまったばかりに生存率0.01%の死にゲー設定の中で何度も死にかけながら命からがらトライ&エラーでゴリ押ししていく! https://piccoma.com/web/product/71905 転移ですし内容も読みやすいので「異世界もの」が好きな方にはざっくりと相性がいいんじゃないかと思うんですが、序盤までの感想で「俺TUEEEもの」じゃなくてちゃんとピンチで死にかけるようなハード目な作品が好きな方にはオススメかなと思いました。 プロローグから読みとれることがいくつかあって、その中でもとりあえず主人公は60階まではどんなに死にかけても死なないと安心して読めるのがいいですね。 そして、イージーやノーマル、ハードモードには他にたくさん人がいて、どうやらクリアして情報を現実に持ち帰っている人たちがいると。 読み進めていくと真偽のほどは分かりませんが、わりとすぐクリア条件らしきものの情報は出てきます。 ただ、他のモードならともかく「ヘル」の場合は死ぬほど難しいわけです。 プロローグ時点で81期になっている。1期分が30日なので約1か月。 つまり主人公はこのチュートリアルのダンジョンの中に6年と9か月いるということに。そもそも現実と時間が同じスピードとは分かりませんが。 そもそもここでいうチュートリアルとは? チュートリアルをクリアしたら現実に戻れるってことは、帰る現実もやばい状況になってる? このヘルモードのチュートリアルをクリアして帰れば無双できるのでは? と、いろいろ考えるの楽しいですね! とにかく死ぬ一歩寸前まで鍛え続けないとガチで死んでしまうモードで、ゴリゴリに削られながら必死に邁進する主人公を、安心しつつもハラハラ見守るのが楽しいです。 次の階層はどんな形で殺しに来るんだろう、と。 週一の火曜更新が楽しみになりました。 タテ読み漫画、縦スクロール漫画、ウェブトゥーンなどまだ一つの名称に日本では定まっていない感じはありますが、韓国、中国の手法を取り入れて、ピッコマやLINE漫画を中心によく見かける気がしますし、(自分の観測範囲では)日本発のものも増えてきてますね。 縦で読むようになれば、日本式漫画だと右から海外だと左から、という様式の違いをクリアできるのも利点ですし、スマホサイズで読むときに文字が多きくてフルカラーでどんどんスクロールできてテンポよく非常に読みやすいです。 だからこそついつい課金して先読みしてしまうような形にマネタイズしてるのが素晴らしいです。 無料公開から先に何話分も先読みのストックありますもんねー。 スマホの形はwebページやTwitterなども含めスクロール前提で作られてるので相性ばっちりです。 ウェブに最適化された漫画ってことでウェブトゥーンなんでしょう。 ピッコマではSMARTOONと書いてあるので、スマホ向け漫画を謳っているということでしょうか。 こちらの作品は作画の方が日本名ぽかったので、日本発なのかと思ったら原作が韓国のものですし韓国が先出しだったようです。 原作小説は完結済みで23巻。 もしかしたら『俺だけレベルアップな件』レベルで月間1億円の売り上げ叩き出したりするかもしれませんね。