拳児
「みんなと仲良くするため、強くなりたい」風変わりな祖父・侠太郎の薫陶をうけ、元気いっぱいの“やんちゃ”に育った少年・剛拳児。持ち前の正義感と祖父直伝の『頂肘』がうなる時、さわやかな風が舞う。拳児、強し!!
ハカイジュウ
東京・立川。鷹代陽はバスケに打ち込む普通の高校生。その日も順調な一日を送るはずだった……。昼下がり、市内を襲った突然の大地震。崩壊した学校の中で陽は目撃する。同級生たちの死体の山。そして、ソレらに喰らいつく未知なる怪生物を……。圧倒的画力が紡ぎ出す、完膚なきまでの衝撃!!超絶都市型モンスターパニック!!
新黒沢 最強伝説
伝説の男、あの黒沢が生きていた!?伝説の男!あの黒沢が生き返った!?福本伸行の最高傑作との呼び声の高い前作『最強伝説黒沢』でホームレス軍を率いて、不良集団と激闘を繰り広げ、永遠の眠りについたと見られていた黒沢。病院のベッドで丸八年の時を過ごした末、2013年、奇跡の復活を遂げる…!!伝説の男が今再び、新たな伝説を創るべく“この世”に生還する!“この世”がろくでもないにも関わらず…だ!!
偶然呼び出された魔法使いと、彼の友達となったいじめられっこ小学生が繰り広げるドタバタな学校生活を描いたマジカルギャグコメディ。席替えでいじめっこの隣になってしまった小学生・江戸城本丸は、困って駆け込んだ父親の部屋でさまざまな偶然が重なって、魔法使い・タルるートを召還してしまう。しかし、タルるートは魔法が下手な落ちこぼれで……!?
不倫食堂
山寺隆一。趣味は出張先での食べ歩き。好きなものは旨いものと……人妻!! 女性の食べている姿を見るのも大好きで、いつも気付けば、彼女と肌を重ねてる!? 旨い料理を食べる。ただ、それだけだったのにどーして、どうして、こんな事に──!!
プランダラ
アルシア歴305年…大戦争後を生き抜く世界で、その二人は出逢った。地に「堕ちた」母親からの遺言で“ある人物”を捜して、長き旅をし続けた少女・陽菜。仮面を被り素性を隠す、女の子大好きな剣士・リヒトー。一人の少女を救うため、仮面の剣士が振るう長剣の煌きが、少女の涙と世界の闇を切り払うッ!!
「生きる。」それだけがルール。ありきたりの日常が、「だるま」の出現で儚くも崩れ去る。それでも生きろ。生きてみせろ。死にたくなったことのある全ての人に贈る、「生」の物語!――別冊少年マガジンの超人気カタストロフィ・サスペンスが週刊少年マガジンに移籍し、完全新作新連載!第壱部『神さまの言うとおり』の同日・同時刻に始まる世界中で起こる“試練”!
バーテンダー
新しくオープンするBARのため、バーテンダーを探していたホテル社員・美和。かつて世界的なコンクールで優勝したこともある天才バーテンダー・佐々倉溜と出会い、半信半疑で採用面接の場に送り込むが…!?
男一匹ガキ大将
本宮ひろ志の出世作であり、「週刊少年ジャンプ」の人気を一気に押し上げた作品である「男一匹ガキ大将」がついに登場!!ケンカが大好きな主人公・戸川万吉。しかしケンカが強いわけではなく、いつも負けてばかり。でも弱音を吐いたりしない、とても男らしく勇敢な少年だ。そんなある日、仲のよい女の子、友子が三人の脱獄囚にさらわれてしまう。怖じ気づいている大人達を尻目に、万吉が救出に向かった!
幼なじみのうみに、人生4回目の告白をした太郎。やっと恋人になれた!と思ったら、うみの余命カウントダウンがはじまって…!? 残されたのはあと100日、余命を伸ばす唯一の方法は?? あまく切ない、もだキュンラブコメディ!
天空侵犯
「私は学校にいたはずなのに…」女子高生・ゆりが、いつの間にかいた場所は、超高層ビルの屋上!目の前では、仮面をかぶった男が、斧で人を殺していた。どうやらこれは、夢や幻ではなく「現実」!仮面の男に追われながら、出口を探してビル内を逃げるゆりが目にしたのは「地上に降りる事はできない」と書かれた看板。なんかムカついてきた!こんなふざけた世界で死んでたまるものかっ!!ゆりのサバイバルが始まる!
ブルース・リー派かジャッキー・チェン派かといわれれば、世代的に僕はジャッキー派でした。日曜洋画劇場で放送された『酔拳』を録画し、繰り返し見ながらその技を真似したものです。今でも宴会芸くらいには使える腕前と自負しております。この我流中国拳法演舞は、それからも映画(『イップ・マン』)やゲーム(『鉄拳』)を参考にレパートリーを増やしてきましたが、もっとも多く取り入れたのは『拳児』からです。 『拳児』は八極拳と出会った剛拳児の成長の物語です。剛拳児は間違っていないと思えば、大人にでも立ち向かうことができる正義感あふれる少年です。時として母や先生からは暴力的と思われていますが、祖父である剛侠太郎はその芯の強さ、心根が真っ直ぐなことを見抜き、八極拳の手ほどきをするのです。。 祖父から八極拳を学びながら過ごしていたある日、祖父・ が突如中国へ旅立ってしまいます。かつて、兵隊として中国へ出征していた侠太郎は瀕死の怪我を負い、そこで地元の人間に助けられます。敵国の人間を、厭うことなく世話を焼く村人と、侠太郎は親交を結び、村に伝わる八極拳を学ぶことになります。彼らに恩を返すために再び中国へと旅立っていったのです。 そのまま音信を絶ち、何年も帰ってこない侠太郎を探すために、高校生となった拳児が中国に旅立つのが第二部の始まり。 修行を重ねてきた八極拳を頼りに、そして、数多くの人たちの親身な助けにより、拳児は様々な中国拳法を出会っていくのです。 行く先々では、次々と師匠と呼ぶべき人間が現れ、暴力や復讐に溺れない正しい道へと拳児を導いていきます。そんな拳児の対極に位置するのがライバルのトニー・譚。拳児と戦い敗北を喫してしまったトニー・譚は、拳児を倒すために最強の武術を求め続けます…。 祖父を探し出し、トニー・譚とも決着を付けた拳児は、八極拳を通じてなにを見つけるのか。師匠に導かれ、自身の闇と対決して、悟りに至る…『ゲド戦記』にも通じますし十牛図に描かれるような悟りとも言えるものが、ここには描かれているのです。そう考えるととんでもなくスケールのでかい哲学漫画ともいえるのです。 それはそれとして、日本における八極拳=最強の中国拳法の方程式を作ったのは『拳児』ではないかと疑っておりますが、どうなのでしょうか。