鉄道員/ラブ・レター
感動の直木賞受賞作を漫画化
やさしい涙がとまらない
かつて炭鉱の町として栄えたが、今はさびれたローカル線の終点となった幌舞(ほろまい)駅。駅長の乙松(おとまつ)は、幼子を亡くした日も、妻と死別した夜も、独り駅を守り続けた。定年と廃線を間近に、実直な老鉄道員に起きる愛と感動の奇蹟! 涙なしには読めない浅田次郎の直木賞受賞短編2作を、名匠ながやす巧が完全漫画化。
完成された劇画版「鉄道員」「ラブ・レター」は、まさしく圧巻であった。作品を拝見して、私の芸術観が覆った。冒頭にある幌舞駅の夜の情景。神ですらこれほど美しい風景は容易に造れぬであろう。
――浅田次郎
小説「鉄道員」「ラブ・レター」。このふたつの作品から伝わってくる感動こそ、長い間僕が漫画で描きたいと求め続けてきたテーマだったのです。漫画化出来た事は、生涯の記念になりました。
――ながやす巧
沙流羅 The Legend of Mother Sarah
クチコミなし
核戦争で汚染された地球を逃れて生き残った人類は、地球を望む衛星軌道上に住居をかまえた。――7年後、巨大な爆弾を使用して汚染された地球の北半球を冷却し、南半球を居住可能な状態にすることを推進するエポックと、これ以上、地球を傷つけることに反対する、マザー・アースの両派に分かれ対立した。だが、推進強行派により巨大爆弾が使用されると、爆弾の影響が引くのを待たず、地球へ脱走する者が後を絶たなかった。そして、サーラと呼ばれる女性も子供たちを連れ、地球へ向かおうとしていたが…。
<新装版>愛と誠
クチコミなし
愛は平和ではない。愛は戦いである。幼い早乙女愛は、蓼科高原スキー場でスキーに夢中になるあまり、危険なスロープに入り込んでしまうが、大賀誠という少年の身を挺した行動により救われた。しかしその時、誠は愛のスキー板で額に大ケガを負ってしまう…。――8年後。美人で秀才、そしてスポーツ万能な乙女に成長した愛は、中学の同級生と夏の蓼科高原にキャンプにやって来ていた。だが、そこで起こった出来事が、愛の運命を大きく変えることになる!!※『<新装版>愛と誠』は『愛と誠』制作時に傷んでいた原稿を修復したものとなります。『愛と誠』の物語に変更はありません。ご購入の際にはご注意ください。