変身のニュース

変身のニュース

妄想癖が悪化し、兄弟の手に負えなくなってしまった妹。大切に思っているはずなのに、煩わしいと感じてしまう人間の矛盾に迫った『水平線JPG』。ある日、死んだ恋人からとんでもないプレゼントが届く『ダンくんの心配』や、爆弾魔の孤独を描いた『成人ボム夏の日』等、煌めく九編を収録。
モキュメンタリーズ

モキュメンタリーズ

漫画家・百野哲(ももの・さとる)は貧乏生活ゆえ、ネットオークションでアダルトDVDを安く落札する毎日。ところがある日、特定の1枚のみを落札し続ける謎のID「Tig****」を発見した。興味を持った百野哲は自分も出品して、相手に直接会う手はずを整える。そして物語は意外なラストへ…。――第一話「Tig****はWEB上から消えた」なかなか漫画一本で生活が出来ない百野哲は、地元テレビ局の番組制作を手伝うことに。はるばるオーストラリアからやって来たメロスという外国人、彼の目的は人気絶頂のアイドル「リンダ三乗」を応援することにあった。かくして東京から浜松まで260キロ、“詣で”と呼ばれる、コンサート会場まで徒歩で参加するイベントが始まった…。――第二話「走れ、メロス」実在の漫画家:百名哲(ももな・さとる)が架空の漫画家・百野哲(ももの・さとる)を主人公に描く、ドキュメンタリー形式の人間讃歌。現代に生きる人間は、清く、純粋で、傷つきやすい。上記2作のほか、第三話「野宿の墓」、第四話「陸軍ナポリタン」を収録。
夜を灯して

夜を灯して

ねえ君は、こんな世界に生まれてきたい、と思うかい。 「私は、人間を作りたいんだ。」地下室で、失った娘に変わる“なにか"を作り続ける博士は、やがて地上世界の狂気に呑み込まれていく。『夜を灯して』より 自死した少女が目覚めたときそこには懐かしい目をした少年が佇んでいた。少女は、やがて、自らたった命の意味を知ることになる。『ゆめのうらがわ』より 大人気『遠くの日には青く』(1200万ダウンロードcomico・一迅社)で鮮烈デビューした次世代ファンタジー作家、西造+世叛。新作書下ろし『夜を灯して』など、5つの物語、初書籍化。美しく輝く出す、喪失と光芒に彩られた悲しみの異世界ストーリ―。 ※こちらの書籍には、2015年12月発売の電子書籍『ゆめのうらがわ』に掲載された4編が含まれております。
はてなデパート

はてなデパート

デビューコミックス「いちばんいいスカート」が新聞・女性誌・書評誌で話題を呼び2冊目のコミックス「魔法自家発電」で萩尾望都氏に絶賛された谷和野(たに かずの)先生の待望の2016年最新刊! 夜のデパートに迷い込んだ女の子。ショーウィンドウに立つマネキン。一風変わった支配人のいるデパートで、訪れた人が見つけた大切なものは―― 優しさに包まれる、オムニバス・ストーリー。
魔法自家発電

魔法自家発電

ケモノの僕と天使なキミが同じ世界にいる奇跡。デビューコミックス「いちばんいいスカート」が朝日新聞、書評誌、女性誌で 取り上げられ大好評を博した気鋭の新人・谷和野(たにかずの)。その待望のよみきり集第2弾がついに発売!! 本作は、通学電車で天使と出会ったみにくいケモノの「僕」を主人公にした 表題作の他、ワンダー&ハートフルな5編が収録されています。 ●萩尾望都先生からのコメント ここにあったの? 探していたの。手編みのような手触りの谷和野ワールド 不思議で甘くてビター風味、癖になりそう。 ―――まさに谷和野ワールドですね。素晴らしい作品たちです。 <収録作品>「魔法自家発電」通学電車で天使と出会った みにくい僕は…!? 「ソファベッド・ツアー」夜のとばりが降りる頃、少年が旅立った先は…!? 「Whoにつける名前」博士につくられたロボットのフー。その心の名は―― 「おてんきはんばい」ご入り用のお天気はございませんか? 「2人時間」目が覚めたとき、僕の横にいたのは…!?
なくてもよくて絶え間なくひかる

なくてもよくて絶え間なくひかる

想像と現実の狭間で、大切な君と出会った。並木くんの心の中の、大切な存在。その名は「ゴールデンユキコ」。ところがある日、五卯留伝有木子を名乗る少女と出会った。君は僕の想像ですか? 現実ですか? ここにいる僕は――。鮮烈なる才能・宮崎夏次系が描く、新時代ボーイミーツガールストーリー。
鋼の錬金術師

鋼の錬金術師

兄・エドワード・エルリック、弟・アルフォンス。2人の若き天才錬金術師は、幼いころ、病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みる。しかしその代償はあまりにも高すぎた…。錬成は失敗、エドワードはみずからの左足と、ただ一人の肉親・アルフォンスを失ってしまう。かけがえのない弟をこの世に呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代価とすることで、弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功。そして兄弟は、すべてを取り戻すための長い旅に出る…。
ピアノの森

ピアノの森

森のピアノは、その少年を待っていた――。捨て去られたピアノ。壊れて音の出ないピアノ。いま、ひとりの少年の選ばれた指が、失われた音を呼び覚ます。少年の名は一ノ瀬海(いちのせかい)。彼は心に深く豊かな森を抱えていた。