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冲方丁
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冲方丁の作品の感想・レビュー
6件
水戸光圀の一生、面白かった!
光圀伝 三宅乱丈 冲方丁
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かしこ
テレビドラマ水戸黄門のニコニコしたおじいちゃんのイメージしかなかったですが、実際の光圀公は文武両道で剛腕バリバリに政治をしてた人なんですね。明から儒学者を招いて意見交換しながら「あなたがこの国の王だったらよかったのに…!」と言われてるシーンがかっこよかったです。この中国の偉い人が光圀公にうどんを振る舞ってもらったお返しにラーメンを手作りして食べさせていて、トリビアの泉で紹介されていた「日本人で初めてラーメンを食べたのは水戸黄門」ってこれか〜!と感動しました。ドラマのように全国を巡りながらの世直しはしてなかったけど、兄や妻への情の深さからもああいうキャラクターが生まれたきっかけが垣間見れたような気がします。
囲碁、算術、天文…数々の人々の想いを繋ぎ、江戸の改暦事業へ挑む歴史時代劇 #推しを3行で推す
天地明察 槇えびし 冲方丁
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ひさぴよ
巻末で原作者・冲方丁氏もベタ褒めするほど完成度が高く、天文ジャンルのマンガとしても、歴史マンガとしても非常に優れた作品です。 原作の力も凄いですが、作画・槇えびし先生の人を惹きつける静謐な表現力がとにかく素晴らしい。 渋川春海の弱さとも取れる謙虚さ、優しさが、歴史に残る一大事業へと向かわせるのですが、中盤から終盤にかけて盛り上がってゆく物語なので、ぜひ最後の9巻まで通して読むことをおすすめします。
若き2人の天才による伝説的作品
マルドゥック・スクランブル 冲方丁 大今良時
mampuku
いまや説明すら不要のビッグタッグによる伝説のコミカライズ。小説、コミックそれぞれが冲方丁、大今良時両氏の出世作となった。 2008年に発表された読み切り「聲の形」で当時高校生という若き才能に漫画界が騒然となったなか、その翌年満を持しての連載デビュー。複雑極まるSF表現やカジノでの心理戦をほとんど原作に忠実に描ききった筆力はまさに新人離れという他なかった。これは個人的な感想ではあるが漫画版のバロットは、大人びた印象の劇場アニメのそれと比べて少女らしい可愛さが強調されており、原作のイメージにはより近いかなと感じた。 この頃は、作画の大今良時本人が「不滅のあなたへ」という壮大なオリジナルSF作品を生み出すとは想像もしてなかったな…
コミカライズが綺麗にハマったミステリー作品
十二人の死にたい子どもたち 熊倉隆敏 冲方丁
sogor25
一般的にマンガという表現方法はミステリーには不向きだと言われてるけど、登場人物が多くてかつ会話劇がメイン、そして視覚情報自体が状況の理解には一役買うけども事件の伏線を示す上ではそこまで寄与しないということもあって、この作品に関してはコミカライズはかなり合ってたんじゃないかと思う。 登場人物が多いだけに掘り下げる要素も多くて、実は2巻まではかなりスローペースに感じていました。ただ最終3巻、事件の種明かしから幕引きに至るまで一気に転がっていく展開は心地よい。 全3巻読了済。
絶望ゆえの積極的な死
十二人の死にたい子どもたち 熊倉隆敏 冲方丁
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吉川きっちょむ(芸人)
※ネタバレを含むクチコミです。
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