ダンジョン飯の新刊が出たところでオススメに表示されてたので久しぶりに読み返した。 相変わらず最高でした。 「金なし百祿」は粗いけどほんと好き。 いっぱい褒めたいけど安っぽくなっちゃうのでやめとこう、でも誰にでもオススメできる最高の短編集です。
シュールな狂気と、ゆるく優しい笑いと、設定の細やかさと絵の美しさが素晴らしく、リアリティが半端なく、気づくと妙な説得力に飲み込まれ、いつかダンジョンに迷い込んだときの学びをこの本から得ようとする自分に出会えます。 10巻65話の兎とマルシルの攻防はカオスで好きです。一挙一動が見逃せない魅力があって最後まで可愛かった。 67話のファリンの表情も、ひとつひとつが可愛すぎて萌えました。 死に方がちょっと面白くて、214ページのチルチャックの表情を真剣に描いてる久井先生を想像して笑いが堪えられなかったです。 好きです。
もっとありあわせの素材とかそう言うので構成されてるのかな?って思ってたけど全然違った・・・ これは普通にコミックスの新刊が出るよりはるかに情報量が多く、読むのが楽しい。全巻持ってる人は絶対買おう。こりゃすごいや・・・
本編に載ってない事実と描き下ろし漫画が想像の120倍入っててマジでバイブルだった。 「ど〜せ本編しっかり読み込んでるファンは当然知ってることしか載ってない、既存の情報とイラストを〇〇ページに薄めただけのよくあるファンブックなんでしょ〜?」と思って読み始めたらブッたまげた。 普通のファンブックなら読み飛ばしてしまいがちな文章によるキャラのプロフィールデータの中に、ザクザクと新情報が入っててひっくり返ってしまった。九井諒子先生太っ腹すぎる…! ・マイヅルさんの年齢と当主との関係性 ・東方忍者たちの本名 ・イヅツミの生い立ち ・トーデン兄妹が村を出た年齢 ・トーデン家の犬たちの思い出 ・チルチャックの3人の娘たちの詳細 ・ハーフフットの名前の構成 ・ノーム体系とエルフ体系の魔術の違い ・世界地図 ・クロにまつわる衝撃の事実 ・キキとカカがなぜタンスじいちゃんに育てられたか ・ミスルン隊長と兄の話 ・オッタの恋人の趣味 ・リシオンが侵した罪 ・交配で子を成せるハーフ人種について ・シェイプシフターの答え合わせ ・ダルチアンの一族コミカライズ ・トーデン兄妹のパーティー性別逆転IF ・センシの手記 …etc!!! とにかくビックリする情報が多すぎて書ききれないほど。 本編でサラリと匂わせる程度で出てきた情報がじっくり丁寧に解説されている素晴らしい1冊。 こういう緻密で濃厚なワクワクさせてくれるバックグラウンドがダンジョン飯の面白さの理由なんだなと、あらためて感じました。 もし買うか迷ってる人がいたら今すぐ買って間違いないやつなので安心して買ってください。 【追記】 個人的にはマイヅルさんについての掘り下げがヤバかった。大好きなのでトシロー坊ちゃんと同じくらい衝撃を受けたし、お陰様で新しい性癖の扉が開きました。
あたかも1発ネタのように始まるストーリーだが、随所に伏線があり、後からじりじり回収されていくのが気持ち良い。 精緻な筆致で描かれるファンタジー世界は、読んでいてとても心地よくずっと浸っていたいと思わせてくれる。
読むとなんとなく前向きになれる 現実世界にある食料でないもので作られた料理の味も気になりつつ、ちゃんと物語が骨太で面白い 絵も綺麗
面白かった! 一コマたりとも手抜きしない高い画力、シュールな世界観、ぶれないキャラ、そして魅力的な食材(モンスター)……グロいのに美味しそう。あと一話ごとに教訓っぽいテーマがあるのがスゴイ。マニュアル人間のネタとか、ちょっと刺さったw
いわゆるゲーム世代の私ですから、ゲームの約束事にいちいち目くじらをたてたりすることはありません(アニメキャラの弓の構え方にはうるさいが)。とはいえ、長時間RPGをプレイしてハイになってくると、いろいろと野暮な疑問がでてきます。その中でも一番は、やはり「女戦士の鎧がなんであんなに露出度が高いのか」なのは間違いないとして、「あいつら一体何を食べていやがるのか?」もかなりランクが高い問ですね。何日も何日も草原を歩き、ダンジョンに潜る彼らは一体何を食べているのか(そのあたりを少しリアルにしたゲームをプレイすると、必然的に餓死が増えるのでとても陰惨な気持ちになります)。 そんな疑問に真正面から取り組んだのが『ダンジョン飯』。作者は「竜の学校は山の上」などファンタジーとリアルの心地よく融合した作品を数多くかかれている九井諒子。この『ダンジョン飯』も例外ではなく、良い塩梅にリアリティがあるのです。 ストーリーは、主人公・ライオスのパーティーがドラゴン相手に全滅しかかるところから始まります。間一髪で脱出魔法で逃げれたかとおもいきや、しかし、妹のファリンがみあたらない。どうやらドラゴンに丸呑みにされてしまったようです。この世界では死んでしまっても、死体があれば生き返ることはできるのですが、ドラゴンの胃の中で溶かされてしまっては難しいかもしれません。 消化が終るまでに助けに向かわなければいけないのですが、荷物は全て迷宮に置いて脱出してしまい一文無し。満足に食糧を買うこともできません。しかし、金策をしている間にも消化されてしまうかも…。 そんなジレンマを抜け出すライオスのアイデアが自給自足です。ダンジョンにモンスターがいるのなら、それを食べればいいじゃない。スライムだろうが、さまようよろいだろうが。 現実社会の我々でも「それはどうか」思いますが、この世界の住人にとってもモンスターを食べるというのは一般的ではありません。 しかし、妙に熱心なライオスに動かされるまま、キノコ型モンスターと大サソリを食べようとしますが、うまくいかない。そこに、モンスター食を実践してきたドワーフが現れ、現実的な料理法をライオスに教えくれるのですが…。 実際に調理シーンになると、完全にグルメマンガのノリです。サソリは切れ込みを入れると出汁が出やすい、キノコ型モンスターの足は特にうまい、スライムは天日干しにすると高級食材になる……そんな食材豆知識とともに、モンスターがおいしく調理されていくのです。第一話の料理は「大サソリと歩き茸の水炊き」。 ファンタジーの世界に寄り添ったリアリティが、雰囲気を壊すことなく新たな面白さを教えてくれる…そんな摩訶不思議なファンタジーグルメ漫画なのです。
人魚禁漁区をコミティアで手にしたときに「この人何者なんだ」と驚いたのを今も忘れません。 もちろんダンジョン飯も傑作ですが、短編集にこそこの方の圧倒的魅力、実力、表現力を確認することができます。もちろん本書以外の短編集にも同じことが言えます。腰抜かしますよ。 なので、久しぶりに新作短編が読みたいと思うのはわがままでしょうか…。
料理の知識もさることながら、架空の食材の細かな設定にも驚かされる。ちゃんと理屈に合っているので納得させられてしまう。 そしてダンジョンの設定もRPG好きならあるあるネタの宝庫で楽しめる。なにより復活ありとシビア過ぎないので自由度の高い物語が作れていて、飽きがこないのがいい。 6巻ではシリアス展開になっていたけど、その緊張と緩和のバランスもよく今後も期待大!
ダンジョン飯の新刊が出たところでオススメに表示されてたので久しぶりに読み返した。 相変わらず最高でした。 「金なし百祿」は粗いけどほんと好き。 いっぱい褒めたいけど安っぽくなっちゃうのでやめとこう、でも誰にでもオススメできる最高の短編集です。