荊軻の話はいろんなマンガで読んでるので内容はすんなり入ったが、ほかの荊軻が主人公のマンガにくらべかなりスッキリしている。秦舞陽が絡むところがすごい好きなんだが触れられず終わったのは残念だった。そういや「傍若無人」元ネタが荊軻と高漸離の話って最近知った
横山光輝のマンガの中でも特に好きな「血笑鴉」を久しぶりに読んでみた。「霞の小太刀」の使い手カラスが仕事の依頼を受け誰かしらを殺すのが繰り返されるが毎回一味違った話で進むのでどの話も面白い。前半はハードな展開が続くが後半一回引退したあたりの描写は随分穏やかな感じがした。このマンガのいいところはカラスが自分の能力を過信せずに周りの状況などを使い依頼の遂行や勝つためには手段を選ばないところだね
※ネタバレを含むクチコミです。
すごい面白いかと言われるとそうでもないとは思うがたまに読み返してしまうマンガ。内容は超能力をもった少年が今の時代では生きづらいので人口冬眠で50年の眠ったはずだが機械が壊れて200年後に目覚める。文明は崩壊して周り人間がいない状態で始まり連載当時の世相を反映しているのか、公害よる未来への被害やコンピュータに任せきりにした場合の問題などが話に登場していく いつみても横山光輝の描くロボットやコンピュータの造形は好きだな
魔法少女モノの原点と言われる横山光輝の『魔法使いサリー』。そのプロトタイプ作品がこの『ちびっこ天使』になります。紙の本はプレミア価格がついてますが、電子書籍なら550円とリーズナブルな値段で読めます。 描かれた時代は、1963年10月~1964年8月『りぼん』に連載(※参考: https://ebookjapan.yahoo.co.jp/content/author/1837/cibikko/ ) されていたもので、『奥様は魔女』(1964)とほぼ同時期。横山光輝が少女向けのマンガを描いてた時代の作品になります。地上に使わされた天使たちが人間社会の中で善悪を学んでいくストーリーで、横山先生らしい洞察力と素朴な優しさを感じる作品です。 巻末には『おジャ魔女どれみ』や『ふたりはプリキュア』などを手掛けた関弘美さんの文章では、作品が復刻したことの喜びと、現代の子どもにも読んでほしいという力強いメッセージが綴られています。 > ちびっこ天使を手に取られた皆様にお願いします。この本をどうか、お子さんやお孫さんにプレゼントしてあげてください。今の子どもにもきっと共感してもらえると思います。
横山光輝が殷代末から周建国までを描いたマンガで「武王伐紂平話」ベースにしているため、封神演義にくらべて道教の部分がすくなく歴史小説寄りになっている。仙人同士の戦いではなく、殷の紂王と周の武王の戦がメインになっている これ読む順番でかなり読んだ感じに差が出ると思っていて、先に藤崎竜の『封神演義』を読んでいるとすごい違和感を感じてしまうと思う。
横山光輝『三国志』の執筆開始から50年を記念して作られたフルカラー版。 1/29時点では、まだ3巻しか出ていない上に、ページ数は非常に少ない。しかし特価で1冊110円とお安かったので購入してみた。 「色鮮やか」とまでは行かないものの、原作の雰囲気に合わせたシンプルな色使いで、とても良いと思う。 しかもフキダシの人名や地名が総ルビになっており、読みやすさも向上している。 「黄河」がめちゃくちゃ青かったのは意外だった!
誰もが認める名作なので紹介や感想は省略します。まだ読んたことない人は早く読みましょう 映画「ゴッドファーザー」シリーズが好きで、三国志の世界観はそれとどこか似ているなと思いました。 血で血を洗う謀略に次ぐ権謀術数、読んでいて人間不信になりそうですが、義を重んじ高潔を貫く劉備にはいつも天や民が味方をし最終的に苦境を打ち破る、ある種の寓話めいた話でもあります。一方ゴッドファーザーことドン・コルレオーネは巡ってきた因果にその身を灼かれ大切な家族を失い虚しく死んでいきます。呂布や袁術の最期と重なりますね。 こういうのを読むたび、人間常に誠実でありたいなと心から思わされます。
横山光輝短編コレクションの名前の通り黄金墓場/大暗黒/ぶっそうな奴ら/偏愛/闇の顔/偽りの偶像が収録されている。多少強引な展開もあるけどどれも物語が二転三転して読み応えがあり面白い。個人的に「ぶっそうな奴ら」がもっともよかったです。プロフェッショナルが5億円を運ぶ現金輸送車の強奪計画を行うために、仲間を集め計画を練り実行をするのだが、ちょっとづつ計画とのズレが発生してどうなるかと思っていたら、予想外にいい結末になった。昔から横山光輝のこのタイプのラストってすごい好きなんだよな
横山光輝の同じ史記とは違い、刺客/侠客/官吏などに焦点を当てた短編集 あらすじの名前が間違っているけど、第一話の豫譲と第二話は聶政の刺客話が俺好みだった。聶政に関してはまあなんとなく理解はできるけど、豫譲に関しては色々考えてしまう部分が多い。豫譲の意志も目的も理解できるかが間違った方向への努力ではないかなと思ってたら韓非子も同じような意見だったようなので安心した。後半の官吏のパターンがおなじような感じだったのでいまいち区別が付いていない。 刺客列伝として出さなかったのは曹沬/専諸/荊軻は「史記」の方で取り上げているからこっちには登場しなかったのかな あと単行本版だと1冊だった覚えがあるけど電子書籍だと上下巻になってるんだな
荊軻の話はいろんなマンガで読んでるので内容はすんなり入ったが、ほかの荊軻が主人公のマンガにくらべかなりスッキリしている。秦舞陽が絡むところがすごい好きなんだが触れられず終わったのは残念だった。そういや「傍若無人」元ネタが荊軻と高漸離の話って最近知った