ある日、少女ミヤコはいきなり誰もいない世界に放り出された。 というかミヤコ以外誰もいなくなっていた。 たまによくあるサバイバル生活!と思いきや、本当に一人だったらそんな頑張らないよ!とか一人でノリツッコミするしかなかったりするメンタル部分が施川ユウキの表現で描かれている。 オンノジの説明は序盤にあるのでまずは出会ってからオンノジのパートが終わるまでを読んでみてもらいたい。 あと私はこの作品の最後すごい好き。
「銀河の死なない子供たち」施川先生×「恋は光」秋★枝先生の豪華タッグによる、次世代トイレのハナコさん【新装版】 旧版を未読だったので、こんなのあるのかぁと思いながら読みました。トイレの花子さんというイメージの固まりきったネタを現代版にアップデートするのがまずうまい。構図も練られていて、引掛けっぽいストーリーで程よく読者を振り回してくれる。楽しい作品でした 新装版で初公開となった施川先生の小説はかなりバイオレンスな表現が多いものの、特有の爽やかな読後感でよかった
まず何より作品が面白かった。キャラがいいし、言葉回しがいい。 ド嬢が個人的にはヒットしなかったからノーマークだったけど、惜しいことをしたと思うくらいには好きだった。買おう それ以上に施川ユウキのインタビューが載っていたんだけど、それがなにより最高だった。キャラとネタの話。コピーして永久保存したい。
僕は本当に長いこと「知的キャラってモテんじゃね?」と思っていました。勘違いです。本当に勘違いでした。なんでこのような勘違いをしてしまったのか、おそらく『幽☆遊☆白書』の蔵馬がみんな悪いように思います。そのような誤った情報に基づいた僕の青春は、それはそれは暗いものでした。読めもしない難しそうな本をこれ見よがしに振り回していたのを思い出すたびに叫びだしたくなります。一番恐ろしいのは、その性質今でも変わっていないことです。家の本棚には綺麗なままの『薔薇の名前』(ウンベルト・エーコ)がささっています(さり気なく書名、著者名をアピールするのもいやらしくてポイント高いですね)。 そんな自意識過剰気味な自称読書家を主題に描かれる『バーナード嬢曰く。』です。図書室の片隅でいつも難しそうな本を読んでいる女子高生。彼女は自分のことを「バーナード嬢って呼んで」と言うような変わった少女です。バーナード嬢(通称:ド嬢)が本を読むのは人前でだけです、自分を読書家キャラに見せたいのです。ド嬢は常に、読まずに通ぶれないかばかりを考えていて、ド嬢のことが気になる遠藤や、SF好きな神林しおりに突っ込まれています。 ド嬢と違って神林しおりは本当にSF好きらしく、一度スイッチが入ってしまうと延々と自身の見解について述べてしまいます。ド嬢が無邪気に「SFって何?」と聞いただけで逆ギレしてしまうのは、さもありなんとしか言いようがありません。 『バーナード嬢曰く。』を読んでいると、一体人は何のために本を読むのか?ということを考えてしまいます。勿論、読みたいから読むのですが、その選択には少しだけ「こうなりたい自分」があるように思います。自分の家の、手にも取らない本の背を見ていると、何もしないで何者かになりたかった自分を再発見します。それはド嬢も一緒です。だから、ド嬢のグダグダな図書室での毎日が楽しく見えるのです。
就職浪人という鬱要素があるけど、そこは本質ではない。本当に鬱なのはうまそうなものを食べていても余計なことを考える主人公の感性そのものにある感じ。でもそれに共感してしまう。人生大変そうだけど、面白い考え方してんなって思ってしまうわ。
最初の数ページで物語のスケールの大きさに驚き、気がつけば物語の世界に取り込まれている。クジラに飲まれて、死骸の中からΠが出てくるシーンは、壮大な自然の中、それとは無関係な次元に生きている存在であることをさらりと理解させる名場面だった。 随所で出てくるラップは膨大な時間を生きる中で出てきた感情がただの言葉でなく、音楽的に自然にでてきたことを表してるだろう。 そんな不死の彼らが出会うのが、宇宙から来た女性だ。その母体から生まれた子供と会うことで、不死の彼らは「生」の意味を真に学んでいく。 マンガ表現もテクストも非常によく練られた、繊細だけれどスケールの大きい素晴らしい漫画。
空前のグルメ漫画ブームですが、どれもうまそうなんですが、結局独身男性にとって美味しい店に行くのはめんどくさく、かといって自炊するのはもっとめんどくさいので共感できないものが多いのです。 しかし、この漫画は身近なものばかりでてきていいです。店で他人の目を気にして食べるより、家で唐辛子ドバドバかけて食うほうが好きな私はこの漫画にすごい共感してしまいます。読むとかなしくなりますが。。。
ヨルとネルっていう2人の小人が政府的なところから逃げる話。 夜と霧を意識して書いたって言ってたけど、海を目指して旅する二人組ってところでノッキンオンザヘブンズドアを思い出してしまう。
ある日、少女ミヤコはいきなり誰もいない世界に放り出された。 というかミヤコ以外誰もいなくなっていた。 たまによくあるサバイバル生活!と思いきや、本当に一人だったらそんな頑張らないよ!とか一人でノリツッコミするしかなかったりするメンタル部分が施川ユウキの表現で描かれている。 オンノジの説明は序盤にあるのでまずは出会ってからオンノジのパートが終わるまでを読んでみてもらいたい。 あと私はこの作品の最後すごい好き。