構想・設定

本物のサービスとは何か、サービスの極意とは何か。様々なプロフェッショナルを追ったノンフィクション「サービスの達人たち(著:野地 秩嘉)」を原案としてマンガ化! 原案では個々に描かれているノンフィクションを漫画家こしのりょうとマンガデザイナーズラボの手によって1本のストーリーが加えられ、新たなアプローチでサービス・プロフェッショルたちの、サービスの真髄に迫ります!

マンガの連載と、その舞台裏を公開するマンバの新しいプロジェクト「ゲンバ」が始まりました!記念すべき最初の作品は「サービス紳士」。野地秩嘉さんの「サービスの達人たち」をベースにしたオリジナル作品です。ここでは私「ゲンバ担当 森」が、この企画に至った経緯や、進行中の企画の様子などをお伝えしていきます。コメント、質問、要望などお気軽にどうぞ!

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第4話の作画を公開しました。

今回に限らず、ここに載せていないような作画のやり取りを、Twitter上で公開しています。マンガ制作に興味がある方にはきっと興味深い内容かなと思いますので、サービス紳士の裏側をもっともっと知りたい方は是非!https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E7%B4%B3%E5%A3%AB

4話で登場した理髪店。こしのさんのイメージでは昔ながらの、街の一角にあるようなお店でした。それをきちんと表現するため、取材に行っていただきました!

作画の参考になるように、こしのさんに座っていただいた写真がこちら。実際のマンガの絵に反映されているところが色々見つかると思いますので、よかったら見比べてみてくださいね!

4話で登場した理髪店。こしのさんのイメージでは昔ながらの、街の一角にあるようなお店でした。それ...

第5話のネーム公開がスタートしました!
今回も3回に分けて、ネームと作画を交互に更新予定です。

カンナ父のらーめん店に強力なライバルが出現。困ったカンナはサービス紳士に頼ったものの、けんもほろろな対応。この先、カンナが行列のできる超人気店に対してどう立ち向かっていくのか、ご期待ください!

第5話の更新をいたしました。今回は作画と、続きのネームを一挙公開です。

作画では、表情の演出でカンナの喜怒哀楽がよく分かるようになりました。お父さんや紳士は寡黙なので、その対比も面白いと思います。

ライバル店の名称やロゴ、提供しているラーメンなど、ネーム時の「カツオラーメン」から膨らませてそれっぽい店をイメージさせつつ、実在していてもおかしくない設定に落とし込んでいます。個人的にはこういう細かいところを皆でわいわい考えるのが楽しいですね。

同時に公開したネームでは、ライバル店への対策を何もしようとしないお父さんに、カンナが怒ってしまいました。昇竜軒の危機が続きます!

第5話の作画、続きを公開しました!

今回は店内の小物のサイズ感やパースなど、細かい調整をしていました。この容器の質感なんかは、「いかに描かないか」によって表現しなければならないので大変ですね。違和感を覚えることなく自然に読める、というのは当たり前のように思えて、かなり難しいことなんだなと思いました。

第5話の作画、続きを公開しました!

今回は店内の小物のサイズ感やパースなど、細かい調整を...
ゲンバ担当 森

第5話の作画を修正しました!

いくつかの修正が加わりましたが、わかりやすい2点をご紹介します。

制作陣が皆びっくりしていたのが7P目の「紳士の指」。1本多かったです……マンガの作画ミスとしてはよく見聞きしますが、気づきにくいものですね。

もう一点は最後のページの紳士が嘆息を漏らすシーンです。人物と背景のパースが合っていなかったところを修正いたしました。見比べてみると違和感が無くなっていることがわかります。

第5話の作画を修正しました!

いくつかの修正が加わりましたが、わかりやすい2点をご紹介し...

すごい!言われるまで全然気にしてなかったけど、修正後のは圧迫感がなくなってて気持ち良い!

サービス紳士』第5話の続きをネームで公開しました!

友達に誘われて旅館にやってきたカンナですが、ここでもサービスが気になる様子。そして相変わらずお客さんが来ない父の店に……。

ネームで描かれている旅館の社長、とても朗らかで優しそうで、かつ豪快な印象だったかと思いますが、実は初期案ではもう少し落ち着いた感じでした。その新旧比較画像がこちら!

『サービス紳士』第5話の続きをネームで公開しました!

友達に誘われて旅館にやってきたカン...

サービス紳士』続きの作画を公開しました!

旅館の社長、いかがでしょうか。こしのさんのネームで示されたように、明るく朗らかで芯の通ったような印象で描かれていると思います。新登場した友達(設定ではミキちゃん)もなかなか良いキャラクターに仕上がりました。

旅館で餅つきとはいったいどういうことなのか? なぜ紳士は昇竜軒に!? 今後の更新をお待ちください〜。

5話の続きのネームを公開しました!(今回の5話はちょっと長いです)

前回カンナが不思議に思った「正月でもないのに餅つき」。その理由と様子が描かれています。ネームからでも迫力が伝わってきますね。「この体験の思い出を持ち帰ってもらうこと」という社長の目指すサービス、良い言葉です。

原案では「サービスの達人たち 究極のおもてなし」で書かれている一編です。こちらでは社長のお話や、お客様に対してお餅がどのように提供されるのかなど、詳細を読むことができます。

これまでのエピソードもそうですが、原案もとても面白い本ですので、ぜひお手にとって見てください!

こしのりょう

ご無沙汰してました。
こしのりょうです。
5話目はちょっと長くなりました。カンナにとって大事な話になります。
ネームを最初に描いたてから、旅館店主のキャラを変えたのは、今回決め手となるこの旅館の「おもち」をイメージしたかったからです。
「あったかくて、ねばりがあって、やさしいく包み込む感じ」
あくまでも私の主観ですがW
ミキちゃんは作画ひろちゃんにお任せ。
お嬢様っぽさをだしてねーと。
私の描いたものより、色っぽくなりましたねー!

さてさて、カンナ、おもちを食べて何を思う?
店主のアドバイスでどう成長する?
お父さんと仲直りできるのか?

カンナ進化の時!!

密な更新が続きまして、5話の続きの作画を公開!

社長さんの心のこもった餅つき、いかがでしょう。汗を流しながら一生懸命お客さんのために餅をついている様子が、とてもよく表現されています。

最後の社長の台詞「もう一つ、サービスについて大事な話をしておくよ」とは一体? この後、カンナは何を思うのか?

乞うご期待です!

5話の続きのネームを公開しました!ボリュームの大きかった5話もこれでラストです。

「見えないところで変わらぬ努力がとても大切なんだよ」という台詞がカンナに染み入っています。付け焼き刃はダメなんですね。大切な気付きを得たカンナの今後の行動が気になりますね!

運営メンバも続きを楽しみにしています!

5話の続きの作画を公開いたしました。これにて5話終了です!

今回は特に感情表現がとても大事な場面が多かったため、こしのさん、永井さんがそれぞれ協力して、細かな修正を繰り返しつつ作画をしていただきました。カンナの感情のこもった表情にご注目ください。

振り返ってみると、今回の5話はカンナにとって、大きな転機となりそうなお話でした。

6話以降どうなっていくのか、楽しみにお待ちください!

いよいよ6話の公開開始です!

がらりと場面が変わって、なんと紳士の同僚(川田)が登場! 彼は彼なりの考えがあるようです。カンナと意見衝突するかもしれませんね。

「自分の一番好きなこと、これだ!」って言える人は少ないのではないでしょうか。カンナが見つける好きなことが何なのか、楽しみです。紳士がちらっと話をした「サービスに関する書籍の企画」というのも気になりますね〜。

作画では前回同様、カンナの表情に注目です!

6話で新登場した紳士に反論する川田のキャラクターラフ案を、作画担当の永井さんが作成してくれましたので、ここで公開しちゃいます!

エネルギッシュな若手編集者です。2案うち、みなさんはどちらが良いと思いましたか?

作画の際、どちらのキャラクターになっているか、お楽しみに!

6話で新登場した紳士に反論する川田のキャラクターラフ案を、作画担当の永井さんが作成してくれまし...

こしのさんのネームを元にして、いつも永井さんはまず作画の下書きを描いています。その下書きに対する、こしのさんチェックがとても興味深い内容でしたので、一部公開しちゃいます!(手書きの紙を撮影したもので見えづらくてすみません。画像拡大等で見てくださいね)

こしのさん曰く、

・全体的に滑らかな視線誘導を意識
・コマ割りで感情を表現
・びっくりな時はギクシャクしてていいけど、会話の時は滑らかに読める感じ(感覚なのだけど)

とのことで、確かに赤ペンの入った箇所を見ると「読みやすくなりそうだなぁ」と思えました。

もうすぐ作画公開予定ですので、その辺りぜひ意識して読んでみてくださいね!

こしのさんのネームを元にして、いつも永井さんはまず作画の下書きを描いています。その下書きに対す...

6話の作画を公開しました!

今回の台詞について、川田がインターネット関連の話をしています。こしのさん、その辺り苦手な領域なので、わたくし森が台詞を少しだけ担当させていただきました!

こしのさんのご指摘である「滑らかな視線誘導」「コマ割りで感情表現」の修正が可能な範囲で導入されています。いかがでしょう? 特にマンガを描いている方々には参考にしていただきたいです!

感想ございましたらぜひ書いてくださいね!

6話の続きのネームを公開しました!

サービス紳士の物言いに対して一家言ある様子の編集者川田が
話題にしたのは中国の爆盛りサービス!

なんとカーディーラーショップでご飯まで振る舞ってくれるそうです。
ユーザーの便利さを突き詰めたありがたいサービスに思えますが…。

といったところでサービス紳士が紹介したのは
レクサスのカーオペレーターのお姉さん。

カーサービス対決勃発か!?
緊張感のある展開を引き続きお楽しみに!

6話の作画を更新しました!

今回レクサスという実在の車種が登場するので制作陣は
車体・コンソールのデザイン、ボタンの音までどんなものなのかバッチリ調べてます。

そんなディティールも楽しんでくださいね!

6話の続きのネームを公開しました!

トヨタコネクティッドのオペレーションセンターにたどり着いた一行。
オペレーターの村井さんの案内で、バラエティに富んだお仕事の内容を紹介してもらいます。
(川田は村井さんのサービスのスタイルに少し引っかかる様子ですが…)

そしてオペレータールームでお仕事体験へ!
一体どんな電話がかかってくるんでしょうか???
お楽しみに!

6話のネームを更新しました〜。

カンナと川田がシュークリームを巡るオペレーター・サービス・バトルに挑みます‼️
ふたりは「自分のサービス」のヒントを掴むことが出来るのでしょうか…⁉️

⬇️勝負の行方はこちらから⬇️

本物のサービスとは何か、サービスの極意とは何か。様々なプロフェッショナルを追ったノンフィクション「サービスの達人たち(著:野地 秩嘉)」を原案としてマンガ化! 原案では個々に描かれているノンフィクションを漫画家こしのりょうとマンガデザイナーズラボの手によって1本のストーリーが加えられ、新たなア...

どうも!人生で一度は言ってみたいセリフが、「良いニュースと悪いニュース、どちらから聞きたい?」のゲンバ担当・森です。
そして満を持して、今回のお知らせにこのセリフを使わせていただきます…!

まずは、良いニュースから。
現在、ゲンバ第1弾「サービス紳士」が、『書籍化に向けた調整』を行っております。
紳士やカンナの活躍が紙の本となり、書店やお部屋の本棚に並ぶ未来に向け前進しています!

そして、悪いニュースは
「サービス紳士」の『一時非公開』です…!!

実際のエピソードや企業を多く扱っている本作は、調整する関係各所もすごくたくさんあるんです。
そのため一旦、非公開にさせていただきました。
お楽しみくださっている読者の皆様、本当に申し訳ございません!!

ゲンバでは引き続き『高速スライダー』の連載や、新連載企画に取り組んでまいります。
どうぞ公開再開まで『マンバ』のコンテンツを楽しみつつ、今しばらくお待ちください。

なるほど、一時非公開は大人の事情でしたか!確かに実際の企業さんなんかが出ていると漫画にするのも色々大変なのでしょうね…。楽しく漫画だけ読んでいると思い至らないことなので、ゲンバならではですね!
そして何より書籍化おめでとうございます^^!初めから見ていたので、ちょっと思い入れのある漫画になりそうです♪

嬉しいコメントありがとうございます!本が出せるようがんばりますね!!!
引き続きお楽しみにお待ちくださいませ〜。

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作家情報

こしの りょう(1967年9月 - )は日本の漫画家。新潟県三条市出身。 1987年、モーニング四季賞・冬のコンテストで佳作入選。大学卒業後から1994年まで広告代理店に勤務していた。 『モーニング』に「Ns'あおい」を2004年4月から連載した。
人物ルポルタージュ、ビジネス、食、芸術、海外文化など幅広い分野で執筆。著書は『トヨタ物語』(日経BP社)、『ヤンキー社長』(日経BP社)、『キャンティ物語』(幻冬舎)、『サービスの達人たち』(新潮社)、『ビートルズを呼んだ男』(小学館)、『高倉健ラストインタヴューズ』(プレジデント社)、など多数。 『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。
マンガデザイナーズラボとはマンガデザイン®という、マンガとグラフィックデザインを組み合わせた日本初の表現手法を使い企画・制作を行うクリエイティブ集団です!