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ノブナガ先生
天下人教育をうけたいでござる
ノブナガ先生 大和田秀樹
六文銭
六文銭
織田信長。 上司にしたい、総理大臣になってほしい、などなど、その手のランキングで歴上の人物の場合は、必ず上位にくる人物である。 そして、まさに、本作は先生である。 本能寺の変からタイムスリップして現代にやってきた織田信長が、先生になったという話。 織田信長が現代の学校に、しかも高校の先生。 3年B組ノブナガせんせーい!である。 信長らしいやり方で、教育を叩きこんでくる。 ただ、面白いのは、きちんと史実に則った性格で展開されているところ。 意外と知られてませんが、酒好きではなく甘いもの好きとか、 せっかちではなく実はのんびり屋な面があるとか、こうしたエピソードを交えて信長像を描いており、歴史好きとしては、ほくほくします。 信玄とか信長とか、豪放磊落で、肝が座ったイメージがありますが、 実際はかなり細かいことばかり気になる繊細で、常に部下の顔色を伺っていた節とかありますからね。 ギャグがメインなのですが、こうした歴史要素も交えて信長像を面白可笑しく描いているのが本作の特徴かと思います。 色んな信長がありますが、先生な信長を楽しみたい方には是非おすすめしたい。
ねずみロワイアル
かわいい恐怖の殺し合い #1巻応援
ねずみロワイアル
兎来栄寿
兎来栄寿
『ムムリン』や『オオカミの子』の佐々木順一郎さんのかわいい絵柄で描かれる、残酷なバトルロワイアル。 そう、まさに高見広春さんの『バトル・ロワイアル』と同じようなクラスメイト同士の殺し合いが描かれていきます。1999年に出てリアルタイムで読んだ小説が、四半世紀経った今でもこうして色濃く影響を与え続けてフォロワーを生んでいるのは感慨深いです。 基本的なルールも『バトル・ロワイアル』に準拠しており ・殺し合いは島で行われる ・生徒たちには全員爆発する首輪が付けられている ・島にはランダムで刃物や銃器など武器が配置されている ・1日ごとに禁止エリアが設定され行動エリアが狭まっていく といった具合です。進化しているのは、スマホのような携帯端末でさまざまな情報を得られるということ。ただそれもどこかで充電ができないとずっと使い続けることはできないという制約も面白いです。 殺し合いのゲームが進行する傍らで頻繁にエモーショナルな回想が挟まっていく構成もまた『バトル・ロワイアル』を思い出します。それぞれの同級生たちが、普段の学校生活では見られない陰の姿を持っていたり、非日常だからこそ剥き出しになる感情を表したりといった醍醐味の部分もしっかり描かれていて刺さります。本家も、もちろんゲーム的な部分の面白さもありつつ思春期の少年少女たちが織りなす人間ドラマの模様が名作を名作たらしめた部分ですからね。 同じネズミでありながらそれぞれのキャラクターがしっかり描き分けられているのもすごいです。外見は似ているにも関わらず、それぞれがちゃんと個性的に立てられています。そして、このかわいさがあればこそ本家さながらの酷薄な展開が引き立ちます。 血と裏切りに塗れた島で、彼らの運命はどうなるのか。どのような結末を見せてくれるのか。目が離せません。
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